絞り込むとは?
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
今日は当方の52週MDセミナー当日。
ご視聴される方は後ほどよろしくお願い致します。
そして今日は「絞り込み」について。
「絞り込め!」
よく言われる言葉である。
競合対策の店舗を絞り込め
品揃えアイテムを絞り込め
週間特売の回数を絞り込め
数値対策の項目を絞り込め
等々、いろいろな絞り込みを要求される。
特に商品の絞り込みという項目は頻繁に出てくるワードであろう。
商品を絞り込んで、売場の打ち出しを明確にすれば、お客様の目に留まる確率が各段に上昇してその商品の購買確率が高まり、結果的にその単品でカテゴリーの底上げが為され、トータル売上もアップするというストーリーである。
打ち出し商品を絞り込む。
言うは易しだが、・・・ 。
問題は、その絞り方にある。
ではいったい、どの商品に絞ればいいのか?、という問題。ただ単に絞ればいいという問題ではなく、一番の売れ筋商品に絞らなければ結果は逆効果となるのである。
売れ筋に絞るという行為。
この行為が出来るのには、その商品やそのカテゴリーに対しての「目利き」があるかどうかに掛かっているのである。
目利きがあれば有効に絞り込みが可能となる。
逆に、目利きが無ければ、本来一番の売れ筋が絞り込まれるから、お客様からすると逆に買いたくない商品が間延びして展開されているだけの売場として映るであろう。
売れ筋を絞り込む目利き。
これは生鮮の人間が市場に赴いて魚を見た時に、どこを見て鮮度、品質を選定し、その取引価格を決めるかという目利きにも通ずるものがあろう。
この売価ならどれほど売れるだろうかという目論見。
そのような目論見が絞り込む人間に明確に存在していれば、その絞り込みは成功するであろう。
しかし、それも数々の絞り込みの経験を積むから蓄積されていくものでもあるし、その積み重ねが一瞬でその目利きによって絞り込みであり、その絞り込んだ売場作りでありがイメージとして見えてくるのである。
しかし、最初からそのような目利きを持っているわけではない。
よって初めは品揃えを豊富にしてどの動向を見る。
そこから単品管理によって商品群の動向を観察しながら、絞り込みという視点で全体の流れを把握していく。
そしてある時点で自らの目利きによって絞り込みを実践するのである。
それも当初は様子を見ながら少しずつの絞り込みをしながら最終的には主力単品とその単品を引き立たせる脇役という数品で極端な販売点数を稼ぎ出すのである。
初めから絞って外れない為にも(笑)。
とは言っても、上記のような継続によって、間違いなく絞り込むメリットは享受できるであろう。
PS
競合対策セミナーのダイジェスト版をご視聴頂けます。
7月21日開催「競合対策セミナー④」ダイジェスト版の視聴はこちら
6月22日開催「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
5月18日開催「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
4月20日開催「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
7月5日(火)開催の「52週MDセミナー」(8月編)の一部を公開致します。
52週MDマネジメントセミナー(8月編)ダイジェストの視聴はこちら
52週MDマネジメントセミナー(7月編)ダイジェストの視聴はこちら
是非、動画(YouTube)をご覧頂き、次回以降のセミナーから学んで頂ければと思います。
よろしくお願い致します。
今後のセミナーのご案内
①52週MDセミナー(9月編)
1.9月月間の52週MDの提案
①9月1週(8月29日~9月4日)
「秋刀魚とぶどう」~秋刀魚の最大量販期
②9月2週(9月5日~9月11日)
「十五夜(芋名月)」~ぶどうの量販期
③9月3週(9月12日~9月18日)
「秋の味覚」~秋鮭の量販期
④9月4週(9月19日~9月25日)
「秋彼岸」~10月以降のイベントを左右する週
⑤9月5週(9月26日~10月2日)
「ホットメニュー」~大根の量販期
2.販売のポイント
・訴求ポイントや売場展開の仕方
3.売場事例
・売場写真で売り方の事例を紹介
4.質疑応答
5.フリートーク
・当日参加された方同士の情報交換会
*セミナー視聴の申し込みはこちらからどうぞ
食品商業8月号が発売されました。
Amazonでの食品商業8月号のご注文はこちらからどうぞ。
当方の執筆は以下の通りです。
「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
一時限目 ~ ファイブマネジメント
二時限目 ~ 52週MDマネジメント
お楽しみください。
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コメント
江頭2:50、今やトップユーチューバーで彼の発信力は侮れないです。
https://youtu.be/ECv6rK0-iI8
投稿: dadama | 2022年8月 3日 (水) 10時13分
dadamaさん、次代は刻一刻と変化していますね😎
https://www.youtube.com/watch?v=sX4mmFwUklE
投稿: てっちゃん | 2022年8月 3日 (水) 10時07分
リンク先は2018年の記事ですね。
情報は最新に(笑)
https://news.yahoo.co.jp/articles/fcb26acda2cdc5e42c387ddbbd07e24a9b11f3d6
仕掛人は「江頭2:50」です(笑)。
投稿: dadama | 2022年8月 3日 (水) 10時04分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
赤城乳業の「ガツンとみかん」
ネット検索したら
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1805/13/news016.html
今、うれてるんですね、初耳です(笑)。
投稿: てっちゃん | 2022年8月 3日 (水) 09時54分
絞込みと言っても品種とSKUでは捉え方も違いますし季節商品も然り。
今年は予想通り「水商売」の夏となりそうですがその中でもどの品種、SKUを抑えると売上と利益に貢献するのか?アイスクリームにしても今年はどの品種が伸び利益を作りやすいのか?
会長は「ガツンとみかん」が巷で爆発してるのご存知ですか?
下品芸能人に興味はないでしょうが商売は情報が1番ですから(笑)。
投稿: dadama | 2022年8月 3日 (水) 08時03分