完投の考察
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
今日は日曜日。
芸能ネタの日(笑)。
今日は芸能ネタではなくプロ野球の話。
先日の日曜日。
鎌倉殿の13人の後の番組を見ていた。
そして、放映されたのが「球辞苑」。
テーマは「完投」。
以前にも球辞苑でサイドスローのテーマでこの番組を見たような記憶が蘇った。
この番組はプロ野球界の歴史から見える真実を深掘りする情報番組のようだ。
テーマの完投は再放送のようだった。
野球における完投。
一試合は一人のピッチャーが投げ抜く事。
当たり前と言えば当たり前。
と思うのは古い経験者だけのようだ(笑)。
中学〜高校と野球部に所属していた私は、エースは毎試合一人で投げ抜くもので、二番手三番手の私には回ってこないものと思っていた。
当然プロ野球も同様に、絶対的なエースが登場すれば、抑えなど不要と思い込んで若い頃は認識していたように思う。
最近の完投事情をデータで表していた。
最近の10年間での完投勝利投手。
1位 ~ 32勝 菅野智之(巨人)
2位 ~ 27勝 田中将大(楽天)
3位 ~ 23勝 大野雄大(中日)
10年間での勝利数である。
一年で完投勝利が約3勝。
そう考えると、トップレベルでもこの勝利数。
“やっぱり完投勝利は激減しているなぁ~”
率直にそんな感想である。
それだけ野球がベースボールへと進化しているのであろう。
人間どう見たって、短いイニングを全力で投げて、それを多くのピッチャーで繋ぐほうが圧倒的に論理的だと思う。
そして、そのような思考によって現代のプロ野球界は人的配置と採用を行っているのである。
更に言えば高校野球も同様の傾向になってきている。
要は、肩の故障への回避である。
高校時代の投げ込みが投手生命を縮めているという事実。
それが医学の解明によって明らかになってきたのである。
とは言っても・・・ 。
完投勝利とはプライドの世界。
誰に力も借りずに俺一人で勝利をもぎ取る。
そんな意識がエースピッチャーには当たり前のように持っていた。
そして、それがエースの証しであるとも思っていた。
そんな意識のエース同士の投げ合いは緊迫した試合が多かった。
最近はめっきり野球の試合など見なくなってしまったが、そんな人間同士のぶつかり合いのあるプロ野球なら、高校野球の感動が戻ってくるのではないだろうか。
PS
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
以前は計測不可能だった急速がいまやピッチャーの評価になっているのも事実ですね。でもやっぱり勝ち負けというバッターとの勝負であり試合を運営する投球術が勝利の鍵ではないでしょうか。
とは言っても、完全試合を達成した翌試合で8回まで前試合同様にランナーを一人も出さずに完全試合継続中だったにもかかわらず、9回からリリーフを送られるという時代。大記録よりも本人の肩の故障というリスクが優先される時代なのですね。
投稿: てっちゃん | 2022年8月28日 (日) 10時50分
球速が評価される時代。とある投手が話してました。投球する度に腕、肩の筋肉がちぎれる音を聴くと。正に身を削りながらの世界ですね。
投稿: dadama | 2022年8月28日 (日) 09時45分
kazuさん、コメントありがとうございます。
うさぎ跳び、懐かしい(笑)。
巨人の星で、星一徹が息子の飛雄馬にうさぎ跳びで校庭を10週ぐらいさせていた場面が浮かんできました(笑)。両手で頭を抱えながらのうさぎ跳びを思い出しましたよ。それだけ運動理論とは真逆の根性論でスポーツ界が席巻されていた時代。まだまだ戦後の文化だったんですね。
投稿: てっちゃん | 2022年8月28日 (日) 08時42分
kazuです。
本日は野球のお話ですね。私達の年代の小学生時代は「野球」がスポーツのメインであり、人気も部員数もナンバー1でしたよね。私もスポーツ少年団野球部に所属していました。(万年補欠でしたが・・・)当時と現代では指導方法も全く違っていましたよね。
まず、ウサギ跳び。私たちは当たり前の様に行っていましたが今では膝に負担がかかりすぎて故障の原因になるのであまりやられていません。
当時最も苦しかったのが、「練習中は水を飲んではいけない」と言うオカルト的なルール。今では熱中症になって救急に運ばれて部活活動が中止になってしまします。
会長がおっしゃられた様に今はスポーツも科学的根拠から練習方法や実践を分析していますが、当時は根性論が第一優先でしたから辛かったですね。
でも今になるとその苦しかった練習も良き思い出です。
投稿: kazu | 2022年8月28日 (日) 07時09分