組織力①
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
組織力とは、どのような力なのであろうか。
組織力にもいろいろな要素はあるだろう。
しかし、最終的には「勝てる」組織という意味で、強い組織になることが組織力という表現になることは間違いない。
勝てる組織。
そして、勝てるという意味は、業績達成能力の高い組織ということである。
業績達成能力の最大の要因はやはり売上であろうか。
そして、その売上を大きく左右しているのが競合店の存在であるとすれば、地域の中の競合店の中にあって高い業績達成力を誇る組織になる力という意味での組織力という捉え方もあるだろう。
いずれにしても勝てる組織である。
そして、勝てる組織になる為には、その組織のリーダーが必ず存在する。
社長
部長
店長
主任
等々の各組織のリーダーである。
とりわけ店長というリーダーの存在が一番分かりやすいであろうか。
社長というリーダーの場合は企業規模や地域環境においての格差が組織力以上に大きな業績背景にある為、単純にその一人の社長の代において組織力を図るすべは少ないと思う。
逆に店長というリーダーによって業績格差が生まれることは皆が承知。
よく言われるのは、「店長が変われば業績が変わる」というフレーズだ。
“同じチェーンストアなのにそんなの有り得ないよ”
本来であれば、同じ店舗規模、同じ店内レイアウト、同じ商品、同じマニュアルに沿って店舗運営をしているハズだから、企業の業績と同様の個店の業績になることが理想であろうか。
よって個店毎の対応よりも全社への対応を優先する。
これがチェーンストアの理想形であろうが、しかし個店毎の業績格差は激しい。
その最大の要因は競合店の存在である。
しかし、その競合店の存在をある程度緩和しているのが、個店の店長の存在である。
その要因は、そのほとんどが店長の販売力に依るところが大きい。
店長の販売力と店舗の組織力とはどう違い、どう同じなのであろうか。
当方のファイブマネジメントでは、自分マネジメントを学んだ店長が次に学ぶのが商品マネジメントである。
商品マネジメントはあくまでも店長自らが身に付ける商品の販売力。
そして、その販売力を人材や組織で共有化を図りながら拡散していくことである。
そこから、店舗全体の販売力を高めていく事になるので、店舗の販売力が高まっていく。
そして、次に組織マネジメントを身に付けていく事によって、その販売力がPDCAを回しながら組織として継続していく力が組織力となっていくのである。
上記流れにおいて店舗内の組織力が高まっていくのである。
しかしそれは個店毎の組織力のマネジメントであり、企業としての店舗運営面での組織力とはどういことか。
それは、明日お話したいと思う。
PS
4月20日(水)より開催の「競合対策セミナー」。
全3回が終了致しました。
今回、競合対策セミナーが好評により「競合対策セミナーの特別編」を設けました。
競合対策セミナー④「私の実践法」(7月21日開催)。
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新店開店、そしてその直後から競合店の改装や、更に近隣エリアにオープンした競合店対策、その過程で毎年策定してきたストアコンセプトからの52週MDへの実践を通しての数値効果等を、実践してきた過程からの具体的な数値効果も合わせての90分のセミナーとなります。
店舗運営責任者、店舗運営統括責任者の方に視聴して頂きたいものです。
6月22日開催「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
5月18日開催「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
7月5日(火)開催の「52週MDセミナー」(8月編)の一部を公開致します。
52週MDマネジメントセミナー(8月編)ダイジェストの視聴はこちら
52週MDマネジメントセミナー(7月編)ダイジェストの視聴はこちら
是非、動画(YouTube)をご覧頂き、次回以降のセミナーから学んで頂ければと思います。
よろしくお願い致します。
今後のセミナーのご案内
①競合対策セミナー④「私の実践法」(7月21日開催)。
内容
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5.競合対策立案と実践
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※内容は一部変更される場合がございます。
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お楽しみください。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
外部からコンサル的視点で組織や現場を見る視点と、内部から運営者的視点で現場の現実を見る視点、この魚の目、鳥の目、虫の目、そしてそこからコウモリの目を活かして、チャンスを捉えることが重要でしょうか。とは言っても、まずはその土台となる商売の基本4項目を永遠に追求し続けることと同時に実践しなければならないという継続力。やはり商売は一筋縄ではいきませんねぇ~(笑)。
投稿: てっちゃん | 2022年7月19日 (火) 09時27分
奇遇なご縁で定年後に新天地?新参者でお世話になっていますが外からのイメージと内側に入って見える真実の違いに驚きましたね。凄い!と思う事もあればちょっと目線を変えたら更なる景色が見えるだろーなーと感じる面もあり。
移籍して月日が経つと「外様」から「仲間」意識も芽生えてきて「仲間」はお互いを理解し認める事ですから自らの意識や考えを相手に合わす事も必然となってくる。
今までコンサル的立場で見てきましたがこれからは企業の一員=企業方針を是として如何に自分の経験価値を伝えていくかが課題でしょうか。上手く伝える事が出来れは現場力は上がると信じています。
投稿: dadama | 2022年7月19日 (火) 08時27分