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2022年7月16日 (土)

店舗の勝ちパターン

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


先日、ある企業のコンサル後に名古屋駅に降り立った。

  目的はデスティネーションストアを学ぶ為。

デスティネーション。

  直訳すれば、目的地であり到達地という意味。

しかし我々業界でのデスティネーションストアとは、目的を持って来店するお店、最終的に残るお店という意味であろうか。

  今旬の果実を購入するお店。
  鮮度と価格で支持あるお店。
  鮮度抜群の魚が豊富なお店。
  希少部位が豊富な肉のお店。
  
上記の生鮮を中心に、惣菜のライブ感、ベーカリーの美味しさ感、そしてグロサリーの圧倒的なボリュームと安さ感のあるお店が加われば、決定的なデスティネーションストアとしてお客様から支持されるお店として絶対的な存在となろう。

  そんなデスティネーションストアを名古屋に学びに行った。

お陰様で、店舗の店長のご厚意で写真も撮らせて頂いた。

  多少目的の異なる二つのデスティネーションストア。

しかし、しっかりとお客様は目的を持って、高い期待値を持って来店し、その期待以上の売場であり商品でありを売場に満載に散りばめて高い期待値を持って来店されるお客様を待ち構えていたのである。

  週末の土曜日での売場と商売。

だから尚更、お客様を待ち構える売場であり、週末の暮らしを支えるご馳走感のある商品群が売場に充満していたのである。

  客層も若い世代が小さな子供たちと共に来店されている。

まさに、理想的な週末の客層が店内に席巻していたのである。

  店舗規模は多少広めの600坪~700坪。

しかし、店内の解放感は抜群であり、それは定番の多段ケースで定番管理をするという売場ではなく、入店した青果のラインや逆側の惣菜のラインは共に平場を多く設定して、自由に企画を組んでテーマを自由に設定できる売場設定となっている。

  企画立案の手間はかかるが変化のある売場が実現可能。

やはりこのように、定番と企画の比率が通常店舗よりも企画スペースを広くして、ワクワクドキドキ感を高めた売場レイアウトが特徴だ。

  チェーンストアの多くは定番売場の比率を高める方向にある。

しかし、この2店舗は相変わらず、従来の商店を思わせる平場のウェイトが店内の多くの売場を占めているのだ。

  そこに立体的な売場作りと陳列技術が駆使されている。

当然に、生鮮は鮮度感、季節感、そして安さ感をカテゴリー毎に役割を徹底して店内で展開されている。

  グロサリーの捉え方が2店舗では役割分担が異なっていた。

方や、圧倒的なボリューム陳列と価格訴求型。
一方、品揃え豊富に独自性のある価値訴求型。

  上記の捉え方が共に徹底されているのがグロサリーだ。

部門毎に役割を明確に設定する。
そして、しっかりお客様に伝わる明確な売場作りという実践。

  やはり重要なのはお客様に伝わっているのかどうか。

ここが、意外に企業側で徹底されていないのが事実であろう。
徹底されていないというか、戦略の甘さが戦術に繋がっていないのが問題ではないのだろうか。

  それがこの2店舗で理解できたと思うのである。


PS
4月20日(水)より開催の「競合対策セミナー」。

  全3回が終了致しました。

今回、競合対策セミナーが好評により「競合対策セミナーの特別編」を設けました。

  競合対策セミナー④「私の実践法」(7月21日開催)。

新店開店以来42勝3敗の成績を残した店舗で取り組んだ、競合対策の内容とその効果を公開したいと思います。
新店開店、そしてその直後から競合店の改装や、更に近隣エリアにオープンした競合店対策、その過程で毎年策定してきたストアコンセプトからの52週MDへの実践を通しての数値効果等を、実践してきた過程からの具体的な数値効果も合わせての90分のセミナーとなります。

店舗運営責任者、店舗運営統括責任者の方に視聴して頂きたいものです。

  6月22日開催「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
  5月18日開催「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
 

7月5日(火)開催の「52週MDセミナー」(8月編)の一部を公開致します。

  52週MDマネジメントセミナー(8月編)ダイジェストの視聴はこちら
  52週MDマネジメントセミナー(7月編)ダイジェストの視聴はこちら

是非、動画(YouTube)をご覧頂き、次回以降のセミナーから学んで頂ければと思います。
よろしくお願い致します。


今後のセミナーのご案内
競合対策セミナー④「私の実践法」(7月21日開催)。
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内容
1.店舗立地と競合店の存在
2.競合店の強み弱みの把握
3.ストアコンセプト立案
4.月間週間計画立案
5.競合対策立案と実践
6.フリートーク
・当日参加された方同士の情報交換会

※内容は一部変更される場合がございます。

 競合対策セミナー④の受講申し込みはこちらから

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コメント

v店長さん、コメントありがとうございます。
先日は大変お世話になりました。
徹底度合によるデスティネーション化。大切ですね。
 失敗=不徹底。
この構図はどの世界でも同じこと。
やはり、戦略以上に現場の戦術以下の実践力が全てということですね。

投稿: てっちゃん | 2022年7月17日 (日) 10時51分

先日はありがとうございました。

うちのパートさんも感激しておりました、どんな戦略であろうとやはり徹底度合いが重要で、徹底しきれれば武器になると言ったところでしょうか。

しかし久しぶりの仕事の話満載の🍺は楽しかったです、次回は誤発注しないように気をつけます!笑

投稿: v店長 | 2022年7月16日 (土) 20時15分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
やはりデータ検証はPDCAを回すうえでは必須の道具になりますね。昔のPOSデータが無い時代は販売者に勘が大きな武器でしたが、現在ではその勘を検証するデータが大きな支えになっていることは間違いないでしょう。だから尚更難しいデータ解析よりも単純な検証方法がより手元に近いツールで確認できるような販売支援を企業側には徹底してほしいですね。

投稿: てっちゃん | 2022年7月16日 (土) 12時04分

改めて先日はありがとうございました&過分なるご配慮に感謝申し上げます🍶
ディスティネーションストアと言うワードがトレンドになっていますが(笑)極悪流に申すなら「殺気を感じる売場」に相通じるでしょうか。
店舗及び部門の買上点数を頭に叩き込み、目的買7衝動買3の基本購買動機割合に対して定番とエンドの有るべき姿を導きだすとあのような形になっていくのだと思います。殺気を価格か商品提案力かのウェイトは自社自店の立ち位置によるとは思いますが。どちらの店長も売上、利益、客数、買上点数を明確に答えられる事もデータ検証でのPDCAを回されてると感じましたね。

投稿: dadama | 2022年7月16日 (土) 08時21分

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