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2022年7月20日 (水)

組織力②

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


昨日は「組織力①」を記した。

  店長の組織マネジメントをメインに記した。

本日は、組織力②と題して、企業内での組織力を如何に高めるかについて記してみたい。

  店長の組織力とは所詮個店の課題である。

しかし、企業としての組織力はそのものずばり企業の命運を分けることになる。

  トップとしては企業の組織力を高めたいところであろう。

とは言っても、基本的には各店の店長がリーダーシップを取って店舗の組織力を個店毎に高めていくことが前提であり、その積み重ねが企業としての実績に積みあがっていくのである。

  そして企業としての組織力とはその格差を如何に解消するかである。

最終的には個店の業績を最大限に引き上げるように、店長の組織運営力を個人の格差を無くすことが組織力を高めるということになるであろう。

  特に店舗運営部門における組織力とは上記のことになろう。

そなると、販売部長とか店舗運営部長のような存在がリーダーシップを発揮して各店の組織力を店長中心にリーダーシップの発揮の仕方を共有していくことになる。

  そこで重要なのは画一的な手法に頼らないということだ。

どうしても自らが実践して成功してきた事例を中心に部下の店長への指導になる傾向にあるが、重要なのはあくまでも「共有」という手法である。

  組織力の高い店舗や店長の手法を聞き出すことが重要だ。

自分が実践して成功してきた環境と大いに異なっている現代では、現に現場で成功している事例をより多く取り入れて、その成功事例を店舗間で共有することが最優先となる。

  更には個店特性を知ることである。

同じ企業間でその店舗の強み、弱みを把握して、それがどこから起因しているかを客観的に把握することである。

  そこにマネジメントの解決策が潜んでいるのだ。

同じ企業内での自店の強み、弱みとは如何なるものか。
同じ商品を品揃えして、同じ店舗レイアウトで同じマニュアルにて店舗運営をしているのであるが、どうしても強い部門弱い部門、強い商品弱い商品が発生する。

  それが立地なのか従業員の能力なのか。

意外に、従業員の能力に依る業績の違いが個店毎に存在するのである。

  その能力開発が優先されなければならない。

それを、他店の販売事例、成功事例の共有による弱みの解消と、逆に強みを理解してその強みが従業員の能力に依るのであれば、逆にその強みを他店へと共有していくことによる、従業員の強みの共有を図るのである。

  どんな従業員でも強みもあれば弱みもある。

弱みばかりを指摘せずに、その強みを他店へ共有することで、一人の従業員としての組織内での存在意義が高まっていくことになる。

  全店従業員の強みの共有化である。

それが可能なのは、個店の店長ではなく店舗運営部長であり販売部長なのである。
そして、一人一人の労働意欲を高め、その労働意欲を活用して、個店の店長は自らの組織力を更に高めていくことが可能となるのである。
  


PS
4月20日(水)より開催の「競合対策セミナー」。

  全3回が終了致しました。

今回、競合対策セミナーが好評により「競合対策セミナーの特別編」を設けました。

  競合対策セミナー④「私の実践法」(7月21日開催)。

新店開店以来42勝3敗の成績を残した店舗で取り組んだ、競合対策の内容とその効果を公開したいと思います。
新店開店、そしてその直後から競合店の改装や、更に近隣エリアにオープンした競合店対策、その過程で毎年策定してきたストアコンセプトからの52週MDへの実践を通しての数値効果等を、実践してきた過程からの具体的な数値効果も合わせての90分のセミナーとなります。

店舗運営責任者、店舗運営統括責任者の方に視聴して頂きたいものです。

  6月22日開催「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
  5月18日開催「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
 

7月5日(火)開催の「52週MDセミナー」(8月編)の一部を公開致します。

  52週MDマネジメントセミナー(8月編)ダイジェストの視聴はこちら
  52週MDマネジメントセミナー(7月編)ダイジェストの視聴はこちら

是非、動画(YouTube)をご覧頂き、次回以降のセミナーから学んで頂ければと思います。
よろしくお願い致します。


今後のセミナーのご案内
競合対策セミナー④「私の実践法」(7月21日開催)。
Photo_20220706064801

内容
1.店舗立地と競合店の存在
2.競合店の強み弱みの把握
3.ストアコンセプト立案
4.月間週間計画立案
5.競合対策立案と実践
6.フリートーク
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※内容は一部変更される場合がございます。

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コメント

k,kさん、コメントありがとうございます。
組織には自立と自律があると思います。
 自立は個人最適を目指すスタンス。
 自律は全体最適を目指すスタンス。
以前は全体最適よりも上司やトップが牽引するというスタンスで、それでも勢いで前進できましたが、現在は自律の時代。現存する個一人一人の能力を最大限に引き出して、総和としての全体最適を目指す時代になっていると思います。マネジメントもアフターコロナ下でのニューフォーマットを確立しなければならないと思うのです。

投稿: てっちゃん | 2022年7月20日 (水) 12時42分

個の能力は店長は場合によって認めてくれます。それは店長自身が個の能力を磨きながらあがった型。マニュアル重視で役員に従順な型の店長は個の力を認めません、あくまで自分が若手時代に習得したのをそのまま実践してる人間がかわいい。商品部もしかり。個の能力で実積を出したチーフは認めません、あらさがしばかりやってそれをネタにクレームをつけてきます。事実当社はそんな感じ(笑)数字あげても商品部から褒められた事はありません。興味、関心がないんですね。自分にない知恵や技術は知らないから、いや知らないふりをしてます。 ハリネズミのように尖る気はサラサラありませんが従順な主任が好きなんですね(笑)

投稿: k,k | 2022年7月20日 (水) 12時27分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
毎日が、真夏日かゲリラ豪雨か。極端な日々が続きますね。
dadamaさんも店舗間のギャップを如何に解消するかに課題を抱いていると思われます。その調整役、矯正役が自らの使命と感じられて行動されていることと思います。ぜひ、その成功事例を共有したいと思います。現代の共有の手法、ぜひその成功事例や現在進行形の事例をどんどん塾内で共有を図りたいですね。

投稿: てっちゃん | 2022年7月20日 (水) 10時35分

今日も熱いですね(笑)。
てっちゃんの施策方針演説を聴いている気になりましたし実際その通りだと思いますね。
今日も呟きましたけど「尖り」ってこれからのトレンドと感じましたしディスティネーションと相通じると思います。
店舗の存在意義を見定めベクトルを合わせ突き進む事が今の厳しい環境の突破口になり得るのではないでしょうか。

投稿: dadama | 2022年7月20日 (水) 10時20分

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