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2022年7月 2日 (土)

自店を評価する

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


自店を評価する。

  その評価手法にもいろいろとあるであろう。

自店を知るということは、周囲の店舗と比較するという前提がある。

  その前提があるからこそ自店の位置づけが見えてくるのである。

よって、他店と比較しなければ、自店の強みも弱みも見えてこないし、お客様という客観的な視点からの判断も、比べるという視点があるからこそ区別されて、お客様という視点においての自店の存在がようやく明確になっていくのである。

その為には、二つの店舗との比較から、自店という存在価値が見えてくるのである。

  一つは、自社競合店との比較。
  二つは、他社競合店との比較。

この二つの比較から、ある程度明確な自店の存在価値、そして自店の強みや弱みが明確になっていくのである。それでは、二つの比較から如何様に自店の強み、弱みを客観的に見出しいくのか。

  まずは自社競合店との比較から。

自社競合店とは言っても、本当の第一競合店でなくてもよい。いやむしろ自社同志で第一競合店となっている関係の自社店舗はないであろう。よって、自店から一番近い自社店舗という位置づけのお店との比較から自店の位置づけを図るのである。

  重要なのは同じ商品を扱う店舗との比較であることが大切なのだ。

同じ商品を同じレイアウトで配置している一番近い店舗であるから、その比較から自店の位置づけが明確に見えてくるのである。

  部門毎にカテゴリー毎に単品毎にどう違うのか。

その比較から、部門の強弱、カテゴリーの強弱、単品の強弱が見えてくる。

  そこから自店の特性を明確にしていくのである。

青果に強く、逆に鮮魚は弱い、そして豚肉が強く、惣菜では鶏肉が強い。

  そこから見えてくる自店の特性と強み弱み。

上記のような特性であれば、どちらかと言えば街中や都市部に位置づけられる店舗であり、野菜類はスーパーで購入する顧客が多く、比較的若い客層故に、魚以上に肉の需要が高いという客層が予想できる。

  逆の位置づけの場合もあるだろう。

そうやって、同じ商品を扱う店舗同士の比較から明確に自店を位置づけることが出来るのである。
それは、同じ商品と同じレイアウトであり、更に詳細なデータを活用しての具体的な比較が出来るからである。

  そこから自店の客層をしっかりと把握する。

しかしとは言ってもそれだけで明確な違いがそのまま客層に当てはめられるかというとそうでもない。

  そこに担当者の想いが相当に織り込まれるからである。

青果部門の場合は若年層が多い地域であるが、果実の強みが生まれていたり、牛肉の和牛が強みを見せていたりする場合は、その部門の担当者の想い入れが強い場合が多い。

  それは人材の強みとして位置付けなければならない。

そのお店にその担当者がいる限り、その強みを活かすことが可能であり、それをチャンスとして活かすことが大切なのである。

  それを中和するようなマネジメントはしてはいけない。

せっかくの強みを殺してしまうからである。

そして、そのようにして自社内での詳細なデータを基に見えてきた自店の強みや弱みを把握した段階で、本当の競合店と比較するのである。

  そこから先は詳細なデータは存在しない。

あくまでも、自分で比較した判断を基にするのであるが、逆にいうと自分以外のお客様の声や同じ店舗に勤務するパートさんの声も重要な参考意見となるのである。

  お客様視点でどう比較するか。

それも重要であり貴重な情報となるのである。
そして、自社の店舗との比較から見えてきた詳細なデータを基にした商品での強弱をある程度前提として、実際の競合店と比較した部門毎にスペースレイアウトや配置、そしてアイテム数や顧客の声から想像できる、競合店との比較の中での自店の強みと弱み。

  そこから、自店の強みを武器に競合店を圧倒する。
  そこから、競合店の強みを叩いて顧客を吸引する。

その対応が的確であればあるほど、効果的な数値効果が得られるであろう。



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  6月22日開催「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
  5月18日開催「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
 

6月8日(水)開催の「52週MDセミナー」(7月編)の一部を公開致します。

  52週MDマネジメントセミナー(7月編)ダイジェストの視聴はこちら

以下のような内容で毎回翌月のMDセミナーを開催しております。
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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
今年の4月頃から、各社ともアフターコロナによる特需の終焉と津波のように訪れる原価高の環境。このような時こそ組織力が問われるのではないでしょうか。そしてそれもスピ―ドを持って行動することが求められるのだろうと思います。
改めて、戻る環境と踊らない環境を鑑みて戻る環境に対してはスピード感が需要なのではないでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2022年7月 2日 (土) 13時49分

コロナ景気?も収束し、いよいよしっぺ倍返しの時代突入。コロナ収束は予見出来てもウクライナ騒動からのインフレ、値上の嵐には備えていなかった企業も多いでしょうし予算に織り込んでいる企業も皆無に近いのではないでしょうか。
先が見えない時代は基本に戻る事が一番。競合分析は基本のキですから自社の強みを再認識して徹底的にお客様にお伝えする事からでしょうか。汗かかずとも売上と利益が稼げたコロナ太りの体質を早急に戻さねばですね。

投稿: dadama | 2022年7月 2日 (土) 09時29分

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