猛暑の影響
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
6月中の梅雨明け。
そして連日の猛暑日。
今週一週間、日曜日までそのような天候が続くようだ。
異常気象慣れの日本人も今年ばかりは驚愕状態。
テレビ報道も、毎日「何日連続猛暑日」とか「午後4時からの電力余力5%」等の報道が相次いだ。
今後日本国内ではどのような事態に陥るのであろうか。
まずは、連日の猛暑日からの熱中症のリスクであろうか。
熱中症のリスク回避の行動。
今後は、そのような報道からの、行動の変化が現れることが必須となろう。その行動の変化とは?。
まずは「水分補給の食生活の急増」。
次に、「熱中症の回避の日常生活」。
水分補給の為の食生活になるということは、熱中症になる最大の要因が水分不足であるからだ。
更に熱中症を深く考察すると見えてくる熱中症対策の食事。
水分だけでなく、塩分やカリウム等の成分の多い食材の購入頻度が多いに高まるであろう。
今年は水だけでなく機能性飲料(ポカリ等)の需要が急増するであろう。
更に、各部門で上記のような機能のある食材を如何に提案出来るかでお客様の購買動機が高まるに違いない。
そして上記商品は利益商材として位置付けて徹底量販すべきである。
タダでさえ利益獲得が厳しい今年であるから、如何にこのタイミングで利益商材を徹底して活用すべきチャンスと捉える必要があろう。
熱中症対策商品の徹底量販が必須の今年の状況となろう。
更には、熱中症のリスクを軽減する生活様式になるということは、一日で一番気温の高くなる午後2時~午後5時までの外出を避ける生活様式となる。
よって来店時間も午前中と夕方5時以降に集中。
よって、夜の売場の維持が求められるのである。
その時間帯で、如何に効率よくお客様に対して、欠品感や品薄感を防ぐか。
更に鮮度感を高める為にどうするか。
それを具体的に商品を絞って鮮度の追及が競合店との差別化になるのではないだろうか。
例えば生カツオの鮮度。
相場高が続く生かつおであるが、そのかつをで鮮度維持を如何に図るか。
それだけで、刺身の鮮度は高まるもの。同様に、果実では、野菜では、精肉では、惣菜では、と部門別に夕方の鮮度感の高い商品で徹底して作業オペレーションを変えながら鮮度という課題を集中して改善できるかがこの夏の大きな課題としなければならない。
そして、上記のような状況であるから、食品スーパーへの来店客数が激減しているという。
それに連動しての野菜の相場安。
野菜が全面安である。好天がもたらす相場安が続く。そしていずれは、この猛暑が野菜を痛める要因へと変化し、将来的には大規模は相場高へと舵をきっていくのではないだろうか。
ここ当面は野菜の相場安が続く。
客数減となり、そして更に野菜の相場安。
当然売上金額も激減してくるであろう。
リアル店舗にとっては、リアルなお客様を如何に店内に招き入れられるか。
そこが大きな課題となろうか。
そして、来週半ばには逆に雨が続くという予報。
台風が到来するという予報でもある。
猛暑に大雨。
今週来週に大きな災害が出なければいいのであるが。
PS
4月20日(水)より開催の「競合対策セミナー」。
全3回が終了致しました。
そして、競合対策セミナーの特別編を設けました。
競合対策セミナー④「私の実践法」(7月21日開催)。
新店開店以来42勝3敗の成績を残した店舗で取り組んだ、競合対策の内容とその効果を公開したいと思います。
新店開店、そしてその直後から競合店の改装や、更に近隣エリアにオープンした競合店対策、その過程で毎年策定してきたストアコンセプトからの52週MDへの実践を通しての数値効果等を、実践してきた過程からの具体的な数値効果も合わせての90分のセミナーとなります。
店舗運営責任者、店舗運営統括責任者の方に視聴して頂きたいものです。
6月22日開催「競合対策セミナー③」ダイジェスト版の視聴はこちら
5月18日開催「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
6月8日(水)開催の「52週MDセミナー」(7月編)の一部を公開致します。
52週MDマネジメントセミナー(7月編)ダイジェストの視聴はこちら
以下のような内容で毎回翌月のMDセミナーを開催しております。
次回は8月編を7月5日(火)に開催予定。
是非、動画(YouTube)をご覧頂き、次回以降のセミナーから学んで頂ければと思います。
よろしくお願い致します。
今後のセミナーのご案内
①52週MDマネジメントセミナー(8月編)
1.8月月間の52週MDの提案
・8月1週~お盆前哨戦
・8月2週~お盆商戦本番
・8月3週~秋の味覚
・8月4週~残暑対応
・8月5週~秋刀魚と葡萄
*年度前半戦のヤマ場、顧客の上半期の通信簿となる月
2.販売のポイント
・訴求ポイントや売場展開の仕方
3.売場事例
・売場写真で売り方の事例を紹介
4.質疑応答
5.フリートーク
・当日参加された方同士の情報交換会
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コメント
かおるさん、コメントありがとうございます。
地球上の気候は必ずどこかでチャラになるもの。よって、梅雨期間が短いということは、どこかで大雨が降るタイミングが来るということではないでしょうか。今週末からの台風通過や、その後の梅雨の戻り等の天候から、その調整が始まるようですが、かおるさんがおっしゃる通り、災害級の大雨は避けてほしいものですね。
投稿: てっちゃん | 2022年7月 1日 (金) 16時24分
かおるです。
確か2018年も全国的に異例の早い梅雨明けで、その直後に西日本豪雨。こちらも大変な被害で多くのところでいまだに手付かずの状態です。そしてその後は記録的な猛暑でしたね。
梅雨明けが早い年は荒れやすいように思います。
暑いだけで終わってくれればよいのですが。
投稿: かおる | 2022年7月 1日 (金) 13時25分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
そういえば、dadamaさんには是非「冷凍酒」の開発と提案を実践してほしいですね。今年のトレンドになるのではないでしょうか。帰宅したら飲み頃、のキャッチフレーズで😎。
投稿: てっちゃん | 2022年6月30日 (木) 06時41分
k,kさん、コメントありがとうございます。
かつおの需要の高い地域は作業量、鮮度管理、そして従業員の時間管理という三重苦が付きまといますね。更に今年はこのような熱中症対応の夕方以降の買い回り。かってはそれこそマンパワーでなんとでもなったものが、現代はシステマチックに作業を割り当てなければ時間管理に流されてしまう。そう簡単に商売として割り切れない人間ほど悩ましい問題ですね。しかしk,kさんのように、この問題に対して悩むことができる人間はむしろチャンスなのかもしれませんよ。大抵は流されて夜の売場が無残になっていくだけですから。
投稿: てっちゃん | 2022年6月30日 (木) 06時37分
猛暑をチャンスと見るかリスクと見るか?
いずれにせよお客様が求める商品をストレス無くお買い上げ頂くスピーディーな対応が求められますね。スーパーは変化対応業。
さてAIがどれだけキチッと発注管理が出来るのか楽しみです。現場の意思が入り難いので(笑)。
スポーツ飲料は糖分を含むので酢関連も炭酸水との関連販売で人気出るかも・・・
あとは火を使わないメニュー提案ですかねー。
保冷剤代わりにチアパックの冷凍・・・
帰宅したら飲み頃になりますし(笑)。
投稿: dadama | 2022年6月30日 (木) 06時09分
カツオの話が出たので書かせてもらいます。現状朝一と夕方17時以降は入店客数がありますが日中11時から16時まではほぼほぼ居ません(笑)これはどこでもそうだと思います。 夕方にむけてどうするか。日中に事務処理、明日の準備を全て終わりにして15時からカツオを卸して切り込む。それが理想なのですが就業の壁が💦 あさの出勤時間を形式上1時間ほど遅らせても後ろに1時間しか伸びない。経費節減が叫ばれる中、残業はするなっとの指令。サビもおちおち出来ません。バックヤードも監視カメラで見られる当社、しかもそれは本部人事部に直結されてるようです。ちょっとの過剰ロスで大騒ぎして毎日のように改善書を求めるトレーナー。決め打ちでデータ見ながら製作数決定してもその通りには行かない刺身類。外気温に加えてゲリラ豪雨。ちょっと困ってます。週末は人員もいるしどうにかなるのですが、月曜から木曜まではきびしいですねー 打開策を早急に練らないと。
投稿: k,k | 2022年6月30日 (木) 04時57分