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2022年6月22日 (水)

クリニックの手法

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


今日は、当方の競合対策セミナー。

  残念ながら視聴の締め切りは終了。

後日、一部公開があるかもしれませんので、お楽しみに。

そして今日のテーマは店舗クリニック。

  クリニックはリアルに実践するもの。

そう思い込んでいた。

  おそらく皆さんも同様であろうか。

自店にトップや上司が来店した。

  そこから店長やチーフは共に売場でトップの話をメモする。

それが一般的な企業の店舗クリニックのスタイルであろうか。

  ただしそれはお客様の事を一切考慮していない手法。

周囲にお客様がいようがいまいが、トップや上司は部下や店長に対してしっかりした言葉でアドバイス?を繰り返す。

  そこにお客様が周囲から入り込んだら。

思わず、話をしていた上司はお客様の為に場を空けるであろう。

  お客様を察知すれば、その場を譲る。

しかし懸命に話す上司は、意外に周囲への気配りが遅れ気味になる。
すると、そこに悠然と入り込めるお客様よりも、遠慮して別の売場を優先して買い物をするお客様の方が圧倒的に多いであろう。

  そしてサービスカウンターでクレームを残していくのである。

「今日は買い物しずらかったわよ」

先日もそのようなお客様の声があったという。

  よって次回からクリニックの手法を変えた。

店内を、クリニック参加メンバーが同時に、自由にクリニックをする。
当然、自分なりに気づいた部分をメモしながら売場全体や、自分に関係する売場を重点的にクリニックをする。

  当然私も売場全体を確認しながら、売場の写真を撮る。

その売場とは指摘事項のある売場、そして参考になる売場、更にはいい売場も積極的に撮るようにした。
約1時間程度のそんなクリニックを経て、再びセミナー会場に戻る。

  そこから撮影した写真を基に全体会議。

これなら買い物途中のお客様への負担はほぼゼロ。
更に、参加メンバーはほぼ負担の無い状態で同じレベルでコンサルの指摘事項を確認することが出来る。

  リアルの場合は参加する場所によって話が聞こえない人がいるものだ。

全員が全員コンサルやトップの話を聞こうと寄ってくると、そこに大きな人間の集団が固まり、それこそ買い物途中のお客様を妨害することになる。

  別室であれば私もじっくりとその売場に対する考察を述べることが出来るのである。

但し、・・・ 。

  そこから即売場を直すというスピード感は出せない。

ある企業では、私の店舗クリニックと同時、その指摘事項をその場で数人の幹部と店長とで、即手直しを実践する企業もある。

  もっとも大きな変更に対しては後日の対応になるが。

そう考えると、店舗クリニックという中身ほど、受け手の企業側のスタンスが現れるものであろう。
しかしそれ以上に重要なのは指摘事項が早々に実践されるというスピードであろうか。
  



PS
4月20日(水)より開催の「競合対策セミナー」。

  全3回が終了致しました。

そして、競合対策セミナーの特別編を設けました。

  競合対策セミナー④「私の実践法」(7月21日開催)。

新店開店以来42勝3敗の成績を残した店舗で取り組んだ、競合対策の内容とその効果を公開したいと思います。
新店開店、そしてその直後から競合店の改装や、更に近隣エリアにオープンした競合店対策、その過程で毎年策定してきたストアコンセプトからの52週MDへの実践を通しての数値効果等を、実践してきた過程からの具体的な数値効果も合わせての90分のセミナーとなります。

  店舗運営責任者、店舗運営統括責任者の方に視聴して頂きたいものです。

  5月18日開催「競合対策セミナー②」ダイジェスト版の視聴はこちら
 

5月11日(水)開催の「52週MDセミナー」の一部を公開致します。

  52週MDマネジメントセミナー(6月編)ダイジェストの視聴はこちら

以下のような内容で毎回翌月のMDセミナーを開催しております。
次回は8月編を7月5日(火)に開催予定。

是非、動画(YouTube)をご覧頂き、次回以降のセミナーから学んで頂ければと思います。
よろしくお願い致します。


今後のセミナーのご案内

 *全セミナースケジュールはこちらでご確認を


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当方の執筆は以下の通りです。
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お楽しみください。




 

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コメント

k,kさん、コメントありがとうございます。
はっきり言って、もったいない。
是非、そのブラックボックスに隠された販売力を共有して、自らの実力を発揮できる場を得て欲しいものです。
一度と言わず、何度でもクリニックをして、私が学びたいぐらいですよ。
後ほど打ち合わせいたしましょう👍。

投稿: てっちゃん | 2022年6月22日 (水) 19時14分

最近、本部の幹部が来店しても指摘されることが何故かありません。もう見放されたか? それもありますが、やっと自分自身が解ってきました。世間一般でいう変わり者なんですね(笑)ようやく認識しました。それが解ると元部下や同僚が昇格しても悔しい気持ちが嘘のようになくなりました。出来なくて上がらないのではなく、つかいづらい、よめない変人だからだと。売り上げの手法が本部主導でなく自分流。もっと言うと余計な知識があるから踏み込んでこないんです💦 おかげで気が楽になりました。なので思う存分自己流でやりたいようにできます!コンプラはちゃんと守ります。塾長に一度クリニックして頂きたいです(*^^*) 父の日は店で昨対95でも鮮魚は115%でした。店長もビックリしてましたねー

投稿: k,k | 2022年6月22日 (水) 18時47分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
ミステリーショッパーの話、笑えますね。
社長が来店して店長やチーフへの指導の場合の人数と、コンサルが来店して地域のメンバー10数名での質疑応答人数では全く異質な世界なので、比較は出来ないかと思いますが、近くを通るお客様が、同じ人間がガンガン叱咤されている関係からは遠ざかりたいという感情は出てくるでしょうね。どうしても言いう方は熱がこもりがちなので、店内の売場という場では常に客観的なふるまいが必要なのだろうと思います。
お互いに(笑)。

投稿: てっちゃん | 2022年6月22日 (水) 09時57分

クリニックは何の為にするのか?トップの為?お客様の為?勿論トップもお客様の為に一生懸命売場を良くしようとの思いからの熱弁なのでしょうが。何の為にの目的が明確で有ればそこから導き出される手法や考え方は自ずと見えて来るのですが。以前の企業の暴露話ですがトップが来店され売場で店長指導をしてた同時刻にミステリーショッパーの調査が入り、おもてなしスコアを社長自ら下げたと言う事がありましたよ(笑)。

投稿: dadama | 2022年6月22日 (水) 09時43分

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