強みの共有
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
店舗や企業毎に異なる「強み」。
“強みを同じグループや店舗内で共有できないか”
現役時代はいつもそう思っていた。
“お互いに強みを共有出来れば店舗力が付くのになぁ~”
例えば、同じ店舗内でも販売力のある担当者、管理能力の高い担当者、売上を作れる担当者、荒利率を確保できる担当者、挨拶の良い担当者、声の大きい担当者等々。
一人一人やはり特性があり強みがある。
しかしなぜか一人一人の人間性の強み、弱みを店舗内でなかなか共有して学び合えないのが現実であろう。
“せっかくいい事例が近くにあるのだから”
と思いつつも、日々の業務の追われて他者の強みを店舗内に波及出来ないでいるのである。
それが店長当時の私の課題でもあった。
そしてそれは今の立場になっても同じ想いを持っている。
“企業グループ同士で強みを共有できないか”
“店舗内で強い主任の行動を共有出来ないか”
それが出来れば、ある部門チーフの強みを別の部門のチーフと共有して学び合うことによって、いつしか自分の強みとして転換していけるのである。
そしてそれが店長の組織マネジメントとなろう。
組織マネジメントとは、店舗内の販売力を店舗力に転換することであると記した。
店舗力とは強みの共有という具体性を持つ部分でもある。
同じ組織内にその部分の強みを持つ存在を、その個人の存在だけでなく、店舗内に波及させて個人の強みを組織の強みとして拡大させていくことでもあるのだ。
それにはまず情報の共有が重要であろう。
要は、強みの見える化。
好業績の部門の成功事例の共有が一番効果が高いと思われる。
どんな考えで、どう行動し、どう売場作りをして売切ったか。
結果としての何の部分の業績が改善されたのか。
もしくは何の部分の業績が維持されているのか。
そのような成功事例の共有をどう店舗内で図っていくか。
その事例の共有だけでも大きな効果があると考える。
人材マネジメントから「共有」というワードがマネジメントにどんどん登場してくる。
共有が如何に重要な視点かということである。
PS
4月20日(水)より開催の「競合対策セミナー」。
次回は5月18日(水)の開催となります。
競合対策セミナーの予告編が出来ましたのでご視聴してみてください。
自店の業績を左右する競合店。
そんな存在である競合店に対しての対策セミナーを通して、
競合店からの顧客の吸引と維持を学んでみませんか。
競合対策セミナーの予告編の動画はこちら
4月20日開催「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
4月6日(水)開催の「52週MDセミナー」の一部を公開致します。
以下のような内容で毎回翌月のMDセミナーを開催しております。
次回は5月11日(水)を予定。
動画で見る「52週MDセミナー5月編」
①52週MDセミナー(データで見るチャンスの在りどころ)
②52週MDセミナー(涼味麺の合同展開と軟皮果実の展開)
是非、動画(YouTube)をご覧頂き、次回以降のセミナーから学んで頂ければと思います。
よろしくお願い致します。
今後のセミナーのご案内
①競合対策セミナー②
日時:2022年5月18日(水) 13:00~14:30
定員:30名
対象者:地域に密着した店舗を目指す小売業のご担当者様
店舗運営部長、バイヤー、SVなど店長を育成指導する方全般
参加料:法人30,000円(30名まで) 個人10,000円(1名まで)
参加方法:オンラインセミナー(Zoomにて開催) ※後日アーカイブ配信あり
※流通小売業様以外のご参加はお断りさせていただく場合がございます。
競合対策セミナー②の申し込みはこちらから
*全セミナースケジュールはこちらでご確認を
食品商業5月号が発売されました
当方の執筆は以下の通りです。
「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
一時限目 ~ ファイブマネジメント
二時限目 ~ 52週MDマネジメント
お楽しみください。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
そのポジティブ発想がコンスタントに業績を積み重ねていくものですね。
いまこの現実をゼロとして、そこからどう積み上げていけるか。そして結果として52週がいつの間にかPDCAの如くに回っていくもの。
楽しみな5月商戦ですね。
投稿: てっちゃん | 2022年5月16日 (月) 18時53分
今も本部から出された目標数値を店舗が意識して売場を構築しているのかを確認していたのですが忙しさを逃げ道に曖昧な店舗も多く。
商品に深入りする事は望まなくとも本部から「最低ここだけは」の想いも現場と共有されてない現実。逆手に見ればそれだけチャンスは眠っているのだとポジティブに捉えていきますよ(笑)。
投稿: dadama | 2022年5月16日 (月) 12時26分