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2022年5月12日 (木)

本部方針を軸に

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


企業理念。

  どの企業にも存在する企業の存在意義。

そしてその理念に照らされて毎年策定される企業方針。
その方針とは企業のトップが毎年掲げる課題解決の為の重点実施項目を掲げたものである。

  方向性を占める場合もあれば具体的な場合もある。

それは企業によって異なるであろう。

  そしてそこから現場へ流れていくのである。

途中で幹部層が自ら率いる部門に落として更に具体的に絞り込んで実践項目を明確にして更に下位組織へ落としていく。

  最終的には現場であり店舗でその年度の実践事項が策定される。

そんな流れで、毎年の絞り込まれた重点実施項目が店舗毎に策定されて現場の末端のパートさん達まで理解されて現場が同じ方向を向いて重点課題を実践していくのである。

  これが理想の姿(笑)。

しかしどうであろうか。本当に現場の末端まで理解されて実践されているのであろうか。

  “それは・・・ 否”

ではないだろうか。
確かに、店長段階までは上記の店舗方針や重点課題を列挙して、店舗の方針として掲げられはする。

  しかし店長止まり。

そんなお店も多々あるのではないだろうか。

  店舗力とはこのような方針を全員が理解していることなのである。

そして同じ方向へ着実に進んでいる状態を言うのである。

  それが店舗力であると言える。

何も、個々の販売力が高いということではなく、店舗が上記のように同じ方向を向いて着実に歩む姿が、いずれ店舗としてお客様の来店動機を高めていく土台が出来上がることが重要なのだ。

  店舗方針の共有。

これを店内のパートさんまで含めて如何に共有し、そしてその共有から毎週の販売計画に連動していくことがなによりも重要なのである。

  それが店舗力を高めていく要因となる。

そして、そのキーマンとなるのが店舗の店長という存在。

  その為には店舗方針を毎週の販売計画に連動させること。

これを継続して実践し、そしてその反省を基にしたPDCAが回っていくこと。

  これが本来の52週MDマネジメントである。

そしてそれが、本部方針を店舗という現場で実現されていく過程なのである。

  その部分に関しては店長のリーダーシップが全てである。

しかし、なかなかその継続力と具体的な手法がわからない店長やリーダーも多い。

  いずれそのようなセミナーも開催してみたいと考えている。


PS
4月20日(水)より開催の「競合対策セミナー」。
 次回は5月18日(水)の開催となります。
 競合対策セミナーの予告編が出来ましたのでご視聴してみてください。
 自店の業績を左右する競合店。
 そんな存在である競合店に対しての対策セミナーを通して、
 競合店からの顧客の吸引と維持を学んでみませんか。

  競合対策セミナーの予告編の動画はこちら
  4月20日開催「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
 
4月6日(水)開催の「52週MDセミナー」の一部を公開致します。
 以下のような内容で毎回翌月のMDセミナーを開催しております。
 次回は5月11日(水)を予定。

 動画で見る「52週MDセミナー5月編」
  ①52週MDセミナー(データで見るチャンスの在りどころ)
  ②52週MDセミナー(涼味麺の合同展開と軟皮果実の展開)

是非、動画(YouTube)をご覧頂き、次回以降のセミナーから学んで頂ければと思います。
よろしくお願い致します。

今後のセミナーのご案内
①競合対策セミナー②
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日時:2022年5月18日(水) 13:00~14:30
定員:30名
対象者:地域に密着した店舗を目指す小売業のご担当者様
    店舗運営部長、バイヤー、SVなど店長を育成指導する方全般
参加料:法人30,000円(30名まで) 個人10,000円(1名まで)
参加方法:オンラインセミナー(Zoomにて開催) ※後日アーカイブ配信あり

 ※流通小売業様以外のご参加はお断りさせていただく場合がございます。
競合対策セミナー②の申し込みはこちらから

*全セミナースケジュールはこちらでご確認を


食品商業5月号が発売されました 
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当方の執筆は以下の通りです。
「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
  一時限目 ~ ファイブマネジメント
  二時限目 ~ 52週MDマネジメント

お楽しみください。




 

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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
企業が理念という指針を明記して全従業員が同じ方向を向いて進んでいく。そしてその為に各人が自らその方向に歩むために明確な道を設定していること。現場という結果を出す場所までその方針や方向性がしっかり伝わって初めての理念であり方針であると言えるでしょうね。そしてその行動力が今年の大きな課題となるでしょう。

投稿: てっちゃん | 2022年5月12日 (木) 17時51分

とある企業はお経如く企業指針を丸暗記する事が幹部候補の必須とされてます。受ける社員は通勤時に自分で吹き込んだ指針をラジオ替わりに聞いたり写経したり大変なようですが(笑)、的を得ているなと思います。
成長してきた企業は十訓等行動指針を全社員が実践する事に強みを感じます。
生き残りを賭けた厳しい競争時代が到来する中、企業指針や理念を叩き込む事で自社の強みやお客様へのアプローチの優先度が見極められ惹いては差別化に繋がっていくのではないでしょうか。理念やトップの思いをしっかりと受け止めた上での自律(アウトローや蝙蝠含めて)が求められますね。

投稿: dadama | 2022年5月12日 (木) 08時44分

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