利益管理
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
客数減に伴う売上の伸び悩み。
コロナ禍の下では大幅な客単価増による売上上昇が続いた。
更にその翌年も客単価は高止まりによる大幅な売上減少は無かった。
いよいよ今年のGWから客単価の上昇に歯止めがかかってきた。
逆に客数は増加したのか。
否である。
客数減少のまま客単価も伸び悩む昨今。
よって売上が厳しい状況が続く。
加えて、原価高、経費圧迫による経常利益への圧迫。
今年は何としても利益確保が大きな企業の使命ではないだろうか。
しかし、この数年間の売上上昇という外部与件により、各企業の荒利獲得策への対応が遅れがちになることが予想される。
荒利率をブラさない。
それは、しっかり原価を把握した中での販売計画と荒利ミックス計画により、結果としての荒利率を維持するという普段の行為が実を結ぶのである。
それを確実に実践すれば荒利率は意図した数値を残せるものだ。
逆に、売上はなかなか意図した業績を残せるものではない。
特に新人チーフのころは尚更。
荒利率を安定させながら、経験の積み重ねにより売上という販売力を高めていくという業績ステップ。
特に今年はそのことが求められる年となろう。
それだけ、荒利率を予算通りに安定させなければ今年の難局は乗り越えられないと思われる。
それでは荒利率安定の手法とは。
これは管理面では利益管理表の毎日の記載とそこからの対応しかないであろう。
それと同時に、荒利ミックスの販売計画をシビアに計画することか。
“利益に走ったら攻めの商売は出来ないよ”
確かにその通り。よって、荒利ミックスの手法での単品量販を、より利益獲得商品で構成出来るかが問われるのである。
要は利益品の販売力を高めて利益ミックスを図ること。
だから尚更、単品の販売力が問われる時代であるし、それが出来るかどうかで店舗計、部門計の荒利率を安定させながら高い売上を維持できるのである。
あとはやるかやらないか。
もっともそれが出来なければ、市場から遠ざかっていくしかないのであるが。
PS
4月20日(水)より開催の「競合対策セミナー」。
次回は5月18日(水)の開催となります。
競合対策セミナーの予告編が出来ましたのでご視聴してみてください。
自店の業績を左右する競合店。
そんな存在である競合店に対しての対策セミナーを通して、
競合店からの顧客の吸引と維持を学んでみませんか。
競合対策セミナーの予告編の動画はこちら
4月20日開催「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
4月6日(水)開催の「52週MDセミナー」の一部を公開致します。
以下のような内容で毎回翌月のMDセミナーを開催しております。
次回は6月8日(水)を予定。
動画で見る「52週MDセミナー5月編」
①52週MDセミナー(データで見るチャンスの在りどころ)
②52週MDセミナー(涼味麺の合同展開と軟皮果実の展開)
是非、動画(YouTube)をご覧頂き、次回以降のセミナーから学んで頂ければと思います。
よろしくお願い致します。
今後のセミナーのご案内
①競合対策セミナー②
日時:2022年5月18日(水) 13:00~14:30
定員:30名
対象者:地域に密着した店舗を目指す小売業のご担当者様
店舗運営部長、バイヤー、SVなど店長を育成指導する方全般
参加料:法人30,000円(30名まで) 個人10,000円(1名まで)
参加方法:オンラインセミナー(Zoomにて開催) ※後日アーカイブ配信あり
※流通小売業様以外のご参加はお断りさせていただく場合がございます。
競合対策セミナー②の申し込みはこちらから
②52週MDマネジメントセミナー(7月編)
日時:2022年6月8日(水) 13:00~14:30
定員:30名
対象者:地域に密着した店舗を目指す小売業のご担当者様
店舗運営部長、バイヤー、SVなど店長を育成指導する方全般
参加料:法人15,000円(30名まで) 個人5,000円(1名まで)
参加方法:オンラインセミナー(Zoomにて開催) ※後日アーカイブ配信あり
※流通小売業様以外のご参加はお断りさせていただく場合がございます
*52週MDマネジメントセミナー(7月編)の視聴申し込みはこちらから
*全セミナースケジュールはこちらでご確認を
食品商業5月号が発売されました
当方の執筆は以下の通りです。
「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
一時限目 ~ ファイブマネジメント
二時限目 ~ 52週MDマネジメント
お楽しみください。
| 固定リンク
« 強みの共有 | トップページ | 競合対策セミナー② »
「商売」カテゴリの記事
- 今年のりんご(2024.12.07)
- 12月商戦へ向けて(2024.11.30)
- 魚部門を支える顧客層とは?(2024.11.23)
- 即食がこだわるべきもの(2024.11.22)
- 入口の五感(2024.11.19)
コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
最近、独り言が多いような(笑)。
しかし今年は商売に対するシビアさが求められる時。そしてそんな中で新たなチャレンジもしなければならない。こんな時ほど楽しく新たな景色を見たいものです。
投稿: てっちゃん | 2022年5月17日 (火) 10時07分
売場を知る。売れる商品を切らさず、品揃え商品は在庫過多に注意する。
在庫金額や回転日数も意識高めなきゃ・・・
会議に向けての独り言(笑)。
投稿: dadama | 2022年5月17日 (火) 08時45分