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2022年4月14日 (木)

チャンスの在りどころ

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


原価高騰で益々利益獲得の厳しさが増してきた昨今。

  さてこの難局をどう乗り越えるか。

それを、

  売価アップで対応するか
  コスト削減で対応するか。
  荒利率改善で対応するか。
  販売力強化で対応するか。
  出店戦略見直しをするか。

いろいろな手法があろうし、その全てを駆使しなければ結果が伴わない時代になっているのかもしれない。

  これだけ世間が騒ぐコスト増。

よって、ある意味堂々と売価アップを図ることが可能な状況ではあろうが、そうなるといつしかお客様も節約機運が高まってくるものである。

  値上げ = 買い控え

の構図になっていくのも致し方ないのであろう。

そしてコストという領域では、人件費、そして電気代、
最大の経費は人件費であるが、これは諸刃の件、せっかくの従業員を削減するわけにはいかないが、無駄な残業や人材の一人二役の育成は今回とは関係なく重要な取り組みとなる。

  そして多くの企業で取り組もうとしているのが荒利率の改善。

これは一言で言えば如何に部門内での荒利ミックスの精度を高められるかである。

  その為には部門としての取組みと店舗としての取組みがあろう。

それは以前にも「部門を超えたマネジメント」で記載した、店舗内での関連販売による荒利ミックスである。

効果があるのは、何と言っても部門毎にバイヤーが如何に荒利ミックスを通して荒利率の改善が図れるかが大きなポインとであろう。
しかし、店舗でお客様の目で見ると、バスケット分析による同時購買品に対する関連販売が大きな効果をもたらすのではないかと考えている。

  素材をどう食すかをもっと深く見ることになるからである。

そう考えると、データシステムの同時購買というシステムから学ぶ部分が今年は大いにあるのではと思うのである。

更には、販売力強化への取組みも更に重要となろう。

  荒利ミックスも関連販売も「販売力強化」に他ならないからである。

いずれにしても、売ってナンボ、売れるから利益が獲得できるのである。

  売れない売場をいくら効率よく作れてもある意味ムダと言えるだろう。

売れる売場を如何に効率よく作るかを検討しなければならないのであり、その前提として「売れる売場」とは、の回答を出し続けていかねばならないということである。

  そして、売れる商品をどう売場拡大させていけるか。

最近、ある成長企業を見ていると、以前とは違った売場を拡大しているのが見えてくるのである。

  青果ならいちごとりんご。
  鮮魚なら生銀・塩銀さけ。
  精肉ならサイコロステーキ。

国内産への回帰と加工肉への回帰であろうか。
しかし、結局は現場の販売力次第で、荒利ミックスの成果は異なってくるのであろう。



PS
4月20日(水)より開催の「競合対策セミナー」。
 その予告編が出来ましたのでご視聴してみてください。
 自店の業績を左右する競合店。
 そんな存在である競合店に対しての対策セミナーを通して、
 競合店からの顧客の吸引と維持を学んでみませんか。

  競合対策セミナーの予告編の動画はこちら 


4月6日(水)開催の「52週MDセミナー」の一部を公開致します。
 以下のような内容で毎回翌月のMDセミナーを開催しております。
 次回は5月11日(水)を予定。

 動画で見る「52週MDセミナー5月編」
  ①52週MDセミナー(データで見るチャンスの在りどころ)
  ②52週MDセミナー(涼味麺の合同展開と軟皮果実の展開)

是非、動画(YouTube)をご覧頂き、次回以降のセミナーから学んで頂ければと思います。
よろしくお願い致します。


今後開催予定のセミナーのご案内。

①第1回競合対策セミナー
Photo_20220323085701 
日時:2022年4月20日(水) 13:00~14:30
定員:30名
対象者:地域に密着した店舗を目指す小売業のご担当者様
店舗運営部長、バイヤー、SVなど店長を育成指導する方全般
参加料:法人30,000円(30名まで) 個人10,000円(1名まで)
参加方法:オンラインセミナー(Zoomにて開催) ※後日アーカイブ配信あり

第1回競合対策セミナーの申し込みはこちらから

予告編の動画はこちら

*全セミナースケジュールはこちらでご確認を


食品商業5月号が発売されました 5_20220407153501
 
当方の執筆は以下の通りです。
「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
  一時限目 ~ ファイブマネジメント
  二時限目 ~ 52週MDマネジメント

お楽しみください。



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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
業界紙が取り上げる企業は首都圏が主で、概ね好業績ですが、その他のSMは厳しい数値かなと思います。それでも好業績企業は意外にこの2年間で独自化を進めてきた企業であり、リアルに来店して初めてそのお店の空間を楽しめる店舗でなければ差別化は出来ないのでしょうね。

投稿: てっちゃん | 2022年4月16日 (土) 08時04分

今日の新聞にも小売業の業績記事に明暗が見えていましたね。今年はコロナ特需も落ち着き外出、外食機会の増加。仕入原価アップ、光熱費アップと収入&利益圧迫が見えるなか如何に行動を起すかがポイントになりますね。

投稿: dadama | 2022年4月15日 (金) 14時02分

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