継続力とは
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
セミナーを開催すると出てくる言葉。
「うちは継続力が無くて」
自社の継続力、自らの継続力、そして部下の継続力。
取り組み当初は実践するが後が続かない。
よくあるパターンである(笑)。
人間は新しいことには興味を持つ。
しかし、それを継続していこうとするとどこからか飽きが来るものだ。
それは、上司も部下も同様に、同じことの繰り返しというのはどこから飽きが来て、次の新しい取り組みに目が行ってします。
結果的に継続出来ないことの繰り返しとなるのである。
要は、そのことが企業文化として定着していないということである。
継続するには最低でも10年は続けなければ文化にはなっていかない。
文化になるということは、それをスタートした年代層が、その成功体験を引っ提げて上位職となり次の世代へその体験と持続力を伝承させていくことがポイントとなる。
部下は上司を見て育つもの。
上司がどこかで挫折?して継続しなくなったら、どう考えても部下だけが継続し続けることなど有り得ない。
それが組織である。
企業の幹部や組織のリーダー、店舗の店長が継続出来ないことは、部下が率先して継続し続けるということは有り得ないということである。
企業文化として定着させたいならば10年のスパンは必須。
私が52週MDをスタートしてからかれこれ12年程度は継続したであろうか。
だから自分なりに継続し続けることは出来た。
だから、体内にはその継続によるメリットが幾多も残っており、それがいつしか自分の仕事への取組みの文化となり、その積み上げが42勝3敗の戦績に繋がったのだと確信している。
それだけ長年の継続という力は積み上げられていく。
なぜなら、この世は52週の繰り返しであり24時間の繰り返しであるから。
必ず元に戻っていくのである。
それが、進化しながら戻るのか退化しながら戻るのかである。
進化も退化も変化への対応なのである。
52週MDも慣れてくると地道な作業と感じるかもしれない。
同じことの繰り返し。
そう感じるか、少しづつ進化していく変化を微妙に楽しめるか、感じることが出来るかではないだろうか。
私自身は誰よりも飽きっぽい性格だと思っている。
しかし52週MDという繰り返しは継続出来た。
そこに「売る楽しさ」と「売れる喜び」が存在したからだ。
継続することでの楽しさや喜びをどう見出すか。
そう自ら見出すのである。
そう考えると、人生とはなんでもそうだが、自らそこに何かの意味や理由、そして楽しさを見出した人間が勝つのである。
そうやって勝ち組の法則を見出したいものである。
PS
4月20日(水)より開催の「競合対策セミナー」。
次回は5月18日(水)の開催となります。
競合対策セミナーの予告編が出来ましたのでご視聴してみてください。
自店の業績を左右する競合店。
そんな存在である競合店に対しての対策セミナーを通して、
競合店からの顧客の吸引と維持を学んでみませんか。
競合対策セミナーの予告編の動画はこちら
4月20日開催「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
4月6日(水)開催の「52週MDセミナー」の一部を公開致します。
以下のような内容で毎回翌月のMDセミナーを開催しております。
次回は5月11日(水)を予定。
動画で見る「52週MDセミナー5月編」
①52週MDセミナー(データで見るチャンスの在りどころ)
②52週MDセミナー(涼味麺の合同展開と軟皮果実の展開)
是非、動画(YouTube)をご覧頂き、次回以降のセミナーから学んで頂ければと思います。
よろしくお願い致します。
今後のセミナーのご案内
①52週MDマネジメントセミナー(6月編)
日時:2022年5月11日(水) 13:00~14:30
定員 :30名
対象者:地域に密着した店舗を目指す小売業のご担当者様
店舗運営部長、バイヤー、SVなど店長を育成指導する方全般
受講料:法人15,000円(30名まで)
個人5,000円(1名まで)
参加方法:オンラインセミナー(Zoomにて開催)
※後日アーカイブ配信あり
※流通小売業様以外のご参加はお断りさせていただく場合がございます。
*全セミナースケジュールはこちらでご確認を
食品商業5月号が発売されました
当方の執筆は以下の通りです。
「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
一時限目 ~ ファイブマネジメント
二時限目 ~ 52週MDマネジメント
お楽しみください。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
外部から客観的に売場や内部を見渡してみると、閉ざされた環境の中では見えてこない事情であり要因であり、吸引力が見えてくるものですね。そしてそれらを認識した上での現状であり売場を見るとまた違った視点で業績が見えてくるもの。まずはなんでいいので、継続することで見えてくるもの、成功体験失敗体験、そして原理原則を掴む事。それはやって失敗、やって失敗の繰り返しではなく、失敗の中の小さな成功から学ぶというスタンスが重要なのではないでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2022年4月27日 (水) 11時31分
私は新参者ですが店長、部長の参加する経営方針発表会に勝手に参加させて頂いてます。(あの方も見て見ぬフリをしてますので、笑)トップの思いを直接拝聴した方がノイズの無いストレートな方針が分かりますから。
トップの思いを具現的な手法に他企業的に翻訳してメンバーに意識付けをする事が私の職務でしょうか。
「外様がなにを」と言う方もいるでしょう。
私は理解共感して頂ける方がひとりでも居れば良いと思ってます。既に一線を退いた身。但し退いて客観的に判断する事は意外と的を得ると自信を持っています。その裏付けがあちらの会の方々ですから(笑)。あちらの会の私利私欲の垣根が無く率直、前向きな考えは受信感度の高いメンバーなら必ず捉えてくれると思いますし、そこから継続的にやるべき事が芽吹くのを楽しみにしています。
投稿: dadama | 2022年4月27日 (水) 07時52分