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2022年4月18日 (月)

生き残る力

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


先日のBSプレミアム「ヒューマニエンス」。

  今回のテーマは「ホモサピエンス」。

我々現代人の祖先はホモサピエンス。
しかしホモサピエンスが存在していた時代には、ほかにも多様な人類が生存していたのである。

  その代表格がネアンデルタール人。

しかし、アフリカ大陸に住んでいたホモサピエンスは徐々にアフリカ大陸から北上していずれヨーロッパ大陸、そして東南アジア、北米へと渡会ながら、ネアンデルタール人や大型動物達を絶滅に追いやりながら、全世界へとホモサピエンスの群れを広げていったのである。

  なぜ、このような世界制覇を可能にしたのか。

それは、肉体的な差によるものであったことも一因とされている。ホモサピエンスが肉食であり、ネアンデルタール人は根菜食であったことにより、ホモサピエンスは肉食をより効率的に狩猟するために、石器を使いこなし、より柔らかい肉を火を使ってより安全に、よりおいしく食べることを編み出し、更にホモサピエンス同士が組織的に狩猟をすることを編み出していくことによって、食料をより多く獲得することに成功したのである。

  その結果として食糧環境をホモサピエンス用に整備したのである。

方やネアンデルタール人はその優れた肉体的優位性を利用して、土の中に生息している根菜類を硬いまま食する生活をしており、人間同士のコミュニケーション力を高める必要もなかったが為に、文化を発展させる能力でホモサピエンスよりも劣っていたのではないかと言われているのである。

  自らの生活に必要な環境を作り出す能力の差。

これが、方や絶滅し方や世界制覇を果たした両者の違いであるという。

  最終的には社会的ネットワーク創造力の差でもあったようだ。

如何に一人一人の人間の能力を有効に組織化出来るかどうかが、環境を整備出来るかどうかの差であったという。

  “やはりここでもリアルなネットワーク作りが要因か”

そう思ってしまうのである。

  やはり人間は如何に連帯するかが生き残りの要因であるのだ。

如何に能力のある店長とはいえ、一人の人間の域を超えることは出来ない。

  組織的なネットワーク作りの優劣が組織強化の最大要因なのである。

そして、我々は世界制覇を果たしたホモサピエンスの末裔である。
人間本来の強みの発揮というのは、何といってもネットワーク作り。

  その強みを活かせるかどうかが生き残りの条件となる。

コロナ禍によって孤立する個人が問題であるという現実が浮き彫りになってきているが、再び組織のネットワーク作りが大きな課題となっていくことは、歴史が物語っているのである。


PS
4月20日(水)より開催の「競合対策セミナー」。
 その予告編が出来ましたのでご視聴してみてください。
 自店の業績を左右する競合店。
 そんな存在である競合店に対しての対策セミナーを通して、
 競合店からの顧客の吸引と維持を学んでみませんか。

  競合対策セミナーの予告編の動画はこちら 


4月6日(水)開催の「52週MDセミナー」の一部を公開致します。
 以下のような内容で毎回翌月のMDセミナーを開催しております。
 次回は5月11日(水)を予定。

 動画で見る「52週MDセミナー5月編」
  ①52週MDセミナー(データで見るチャンスの在りどころ)
  ②52週MDセミナー(涼味麺の合同展開と軟皮果実の展開)

是非、動画(YouTube)をご覧頂き、次回以降のセミナーから学んで頂ければと思います。
よろしくお願い致します。


今後開催予定のセミナーのご案内。

①第1回競合対策セミナー
Photo_20220323085701 
日時:2022年4月20日(水) 13:00~14:30
定員:30名
対象者:地域に密着した店舗を目指す小売業のご担当者様
店舗運営部長、バイヤー、SVなど店長を育成指導する方全般
参加料:法人30,000円(30名まで) 個人10,000円(1名まで)
参加方法:オンラインセミナー(Zoomにて開催) ※後日アーカイブ配信あり

第1回競合対策セミナーの申し込みはこちらから

予告編の動画はこちら

*全セミナースケジュールはこちらでご確認を


食品商業5月号が発売されました 5_20220407153501
 
当方の執筆は以下の通りです。
「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
  一時限目 ~ ファイブマネジメント
  二時限目 ~ 52週MDマネジメント

お楽しみください。





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競合店」カテゴリの記事

コメント

k,kさん、コメントありがとうございます。
まさに人生いろいろ、生き方もいろいろですね。
私はどちらかと言えば周囲への忖度よりも目の前のお客様によりよいものを提供することを最優先に行動してきた結果、やはり疎んじられる存在となっていたのだろうと思います、が、自分自身としては何のストレスもなくサラリーマン生活を終えたと思っております。自ら持てるものをどうその組織の中で活かすか。行き過ぎればアウトローと呼ばれるし、そうでなければ目立たぬ存在として埋もれてしまうのだろうし、それでも生き方はそれぞれですから、納得いく生き方にこだわることが最優先でしょうか。

投稿: てっちゃん | 2022年4月18日 (月) 20時47分

最近は皆と同じ方向をむいて仕事をしているため考える習慣がなくなりつつあります。同じ方向を向いていれば楽だし商品部からつつかれる事も減りました。これでいいんでしょうね~ でも心の空洞化は拡がるばかりです。💦 優等生にはなれないしなりたくない。平均の売り上げ前年比と平均粗利を出す。そうしていた方が受けがいい。軍隊じゃあないんだからちょっと斜め向きながら道筋建てたいのですがやめました。おとなしく基準通りに仕事します。スタンドプレーをしたい訳じゃあないんです。自分の知識や他社での経験は邪魔になるので封印です。見てる人は見てると色んな方や諸先輩方からお話されますが、上に都合悪いものや上が知らない知識は見たがらないものです、最近悟りました(笑)

投稿: k,k | 2022年4月18日 (月) 20時03分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
社内への一石。
外様故の客観的な視点からの一石は企業にとっても重要な情報であると言えるでしょう。ただし内部に存在する暗黙知の部分もある程度は想定しておくことも必要でしょうか。
そしてその一石から歯車が回り始めることを期待しております。

投稿: てっちゃん | 2022年4月18日 (月) 09時23分

企業人もその企業内で生きる以上組織の掟やルールを守らねばならないしベクトルが一つの方向に向いている事が組織力に結びつきますね。
自由な社風とか開放的な組織を勝手気儘と誤解するメンバーを見受けられますが目標に向かう道筋は色々あれど目標は一つに向かわねばですから。
今の会社にお世話になってまだ2年も経っておりませんが何故か会社の目指すべき道はキャリアの長い諸先輩方より見えてきたと感じるこの頃、社内に一石投じる時は近づいてきたようです(笑)。

投稿: dadama | 2022年4月18日 (月) 07時38分

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