52週MDセミナーから
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
毎月開催の52週MDマネジメントセミナー。
毎月翌月の52週MDを週別に提案するセミナーである。
参加企業はそう多くはないが、安定して一定の企業と人数が参加してくれている。
やはり、この52週MDをベースに商品計画や販売計画へ連動してくれているのであろう。
その後の意見交換会も新たな情報元として有効に機能している。
そして先日のセミナーではいよいよ5月のゴールデンウィークとそれに続く母の日、そしてその後の初夏への対応等を視聴していただいた。
その一部をYouTubeにて配信しているので参考にして頂きたい。
動画で見る「52週MDセミナー5月編」
①52週MDセミナー(データで見るチャンスの在りどころ)
②52週MDセミナー(涼味麺の合同展開と軟皮果実の展開)
今年の52週MDマネジメントセミナーから、週間毎のデータからの各部門毎の主力品のピックアップや、更には部門の横割りで見た商品の動向等を交えてのコメントもあり、その週を部門の横割りで見てみると店舗のテーマに沿ったメニューでありカテゴリーが同時並行的に売上の上位にランクインしてくるのが明確に見えるのである。
更に6月は生梅やアメリカンチェリーといった軟皮果実類が登場してくるのであるが、それら商材は鮮度落ちの早い商材であり、利益率重視の企業からすると以外に扱いにくい商品群と言えるのであるが、逆にそこをチャンスの在りどころとして積極的に取り組めば、中小スーパーでも十分にそのエリアで旬の独り占めをすることが可能な商品群である。
それを実践するかしないかであろうか。
そんな提案をセミナーでさせて頂いた。
そして最後の質疑応答、というか意見交換会でも、いろいろな意見や実践に対する報告等がある。
やはりどの企業も関心事は原価の高騰。
原価の高騰というよりも、原料の取り合いとなり、入荷出来ない商品もあるという。
そんな環境の中での、52週MDの実践をどうすべきか。
ある企業ではここ数年の冷凍食品の伸びを挙げていた。
原価安の時に冷凍保存して安定販売に繋げる。
なるほど、現代の発想であろう。
これだけ冷凍技術や解凍技術が進化してくると、冷凍も生もほぼ同等の品質が維持できる時代である。
あとはそのような取引先とどう取り組むかの問題だけであろう。
もはや冷凍食品は割引販促で売る時代ではなくなっていくのであろう。
生鮮食品他を鮮度を保ったままの状態で販売できる手法。
そういう位置づけで冷凍食品を捉え直す時代になってきたのであろう。
よって各企業がこぞってEDLP化しながら利益カテゴリーとして探っているのである。
更に他の企業からは、従来の52週MDセミナーからの実践に関しての報告もあった。
新生活におけるチャンスの在りどころ。
新規移住者がマイストアとして位置付けてくれる為の売場提案等を、コウモリの目で考察してくれている企業からの新たなチャンス商材の提案もあった。
“なるほどなぁ~”
と感心してしまったのである(笑)。
はやり現場は強いなぁ~と思わずにはいられなかった。
私的には、事前の資料整理からの学びもあるが、最後の意見交換会からの現場の現実からの報告に大いに学ばされるのである。
PS
4月20日(水)より開催の「競合対策セミナー」。
その予告編が出来ましたのでご視聴してみてください。
自店の業績を左右する競合店。
そんな存在である競合店に対しての対策セミナーを通して、
競合店からの顧客の吸引と維持を学んでみませんか。
競合対策セミナーの予告編の動画はこちら
4月6日(水)開催の「52週MDセミナー」の一部を公開致します。
以下のような内容で毎回翌月のMDセミナーを開催しております。
次回は5月11日(水)を予定。
動画で見る「52週MDセミナー5月編」
①52週MDセミナー(データで見るチャンスの在りどころ)
②52週MDセミナー(涼味麺の合同展開と軟皮果実の展開)
是非、動画(YouTube)をご覧頂き、次回以降のセミナーから学んで頂ければと思います。
よろしくお願い致します。
今後開催予定のセミナーのご案内。
①第1回競合対策セミナー
日時:2022年4月20日(水) 13:00~14:30
定員:30名
対象者:地域に密着した店舗を目指す小売業のご担当者様
店舗運営部長、バイヤー、SVなど店長を育成指導する方全般
参加料:法人30,000円(30名まで) 個人10,000円(1名まで)
参加方法:オンラインセミナー(Zoomにて開催) ※後日アーカイブ配信あり
第1回競合対策セミナーの申し込みはこちらから
予告編の動画はこちら
*全セミナースケジュールはこちらでご確認を
食品商業5月号が発売されました
当方の執筆は以下の通りです。
「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
一時限目 ~ ファイブマネジメント
二時限目 ~ 52週MDマネジメント
お楽しみください。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
買上点数を現場サイドで数値化の置き換えると見えてくる具体的な行動。
dadamaさんが呑兵衛リモートでいつも数式を分解して説明している内容は現場サイドの売場という具体的な場で説明するとよく理解されるのではないでしょうか。そして実践した内容を従業員と共有することの重要性。そこまでたどり着くと、共感する従業員が増えていくのではないかと思うのです。
投稿: てっちゃん | 2022年4月13日 (水) 07時39分
有料セミナーにはなかなか参加出来ませんが呑兵衛リモートセミナーは極力参加するよう頑張ります(笑)。私は自社のメンバーに 1. 店長は商品を知る(出身母体でない部門は覚える)
2. 売り込み商品を絞り徹底的に売る
3. 進捗をメンバーと共有し適宜修正する。
上半期はこれに徹しようかと最終調整中です。
定番はお客様の必要性が高い=買上点数は欠品に留意すればあまりブレない。
平場、エンドは提案型=衝動買い動機が高いからAIDMAの法則による売場作りが必要。
買上点数を腹に入れればたかが1点、されど1点。
店全体でお客様にあと1点買わせる仕掛けを考えていきたいです。
投稿: dadama | 2022年4月13日 (水) 07時16分