仕入れ力
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
昨日は「継続力」。
そして今日は「仕入れ力」。
同じ「力」ではあり、元をただせば同じ原理原則から成り立つ「力」なのだと思う。
仕入れ力とは?。
仕入力 = 販売力。
この方程式が存在することを忘れてはならない。
仕入れ力という表現。
本部バイヤーが自社の品揃えを検討し、月別MDを作成し、そしてそれに則って品揃え基準書を作成し、店舗が自店の販売計画を立案し、発注に活かす。
その一連の流れによる仕入れ。
それが仕入れ力という位置づけになるのだろう。
しかし最終的には昨年の仕入れ金額よりも低下しているという事実。
その仕入れ金額に比例して、結果的に売上金額も昨年を超えることが出来ないという関係。
要は、販売力が伴わないから仕入れに結び付かない。
販売力が高まれば、必然的に仕入れ金額も増加して、そして入荷した大量の商品が高い販売力を以って売りこなされていく。
そのような状況が仕入れ力の拡大というのであろう。
思えば、客数が増えていくことが業績対策のスタート地点ではあるが、それと同時に来店されたお客様が品揃えされている商品を購入されて初めて売上という結果が付いて回るのであるが、それ以前に魅力ある商品が売場に陳列されていることが点数拡大であり単価アップの前提となるのである。
よって仕入れ力とはまずは売れる商品を選定する眼力ではないだろうか。
これも数をこなさなければ売れる商品を仕入れることは不可能であろうし、それと自らが経験してきた商売観がモノを言う世界でもある。
そして、それが現場の人間達に伝わって初めて商販一体となっての爆発的な販売数量に昇華するのであり、更にはそのような地道な経験を現場で経験し、単品量販を積み上げていくことで見えてくる販売力であり仕入れ力が積み上げられていくのである。
仕入力と販売力。
最終的なは、黙っていても現場からの仕入れ要請であり発注要請からの仕入れ量の増加、仕入れ金額の増加へ結びつき、それが仕入れ力となって活気ある売場が創造されるのである。
それが嵩じてくると迫力ある売場が構築されていくのである。
“このお店って年商30億?”
たかだか15億程度のお店が30億を思わせる売場を創造するのである。
この積み重ねが、昨年比二桁を維持していく原動力となるのである。
そして、その継続がいずれ勝ちパターンとなっていくのであろう。
PS
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次回は5月18日(水)の開催となります。
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受講料:法人15,000円(30名まで)
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
定番は部門の縦割りでの商品管理、品揃え管理に依るところが大きいでしょうが、平場、平台、特設、企画等のコーナーは店舗が自由に活用する売場ですから、当然店長が入り込み、主たる部門や店舗全体での合同展開の企画に活用すべきでしょうし、そのほうが店長自身もお客様もワクワクドキドキの吸引力のある売場が完成することだろうと思います。
が、なかなかそこまで入り込む店長や企業はまだまだ少ないかもしれませんね。当然店舗規模の制限による定番重視の店舗も多いでしょうから、如何に定番縦割りの下段でそのような企画を導入できるかという視点も重要でしょうか。
あのお店は今年度中に一度はcheckを入れたいですね(笑)。
投稿: てっちゃん | 2022年4月27日 (水) 11時36分
あの店の事ですね(笑)。
売るべき商品を売るべき数量、フェイスで売る。
あの店の店長は売るべき商品の数量金額を明確に答えていられる。定番は目的買いであり基本の徹底=パートさんの資質アップが要。
平場は見せる売場=衝動買いの場所ですからAIDMAの法則に則った場面を店長が旗振り役で盛り上げていく。平場は鮮度やコストパフォーマンスを見せる店の顔ですから店の顔は店長がしっかり入り込むべきと思うのです。
投稿: dadama | 2022年4月27日 (水) 09時42分