客数へのこだわり
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
業績改善の為のステップをどう踏むか。
いろいろな手法があるだろう。
それは企業によってもことなるであろうし店長によっても異なるステップを踏むのではないだろうか。
業績改善を役職毎に捉えてみると
企業のトップは企業としての利益が最終の業績となるであろう。
企業の幹部としては自ら率いる部署の利益を重視するであろう。
店舗の店長としても自ら率いる店舗の利益が最終目的となろう。
店舗の部門責任者としてはその部門の利益が最終目標となろう。
いずれにしても利益が最終目的ではないだろうか。
それでは、利益とは?。
売上-仕入れ-経費=利益
大雑把にいうと上記のような数式で計上されるのが利益。
全ての分母は売上となる。
それでは売上とは?。
売上=客数×客単価
ごくごく当たり前の数式が頭に浮かぶ。
これは売上を生む現場の店舗での最重要テーマ。
そして、利益のすべての源泉である売上とは現場の店舗で全てが行われているのである。
現場が売ってナンボの世界が小売業の実態。
そして、その売上は誰がつくるのであろうか?。
現場のスタッフ。
しかし、それはノーだ。
現場のスタッフはその環境設定をするだけ。
店舗の売上をつくるのは、お客様である。
小売業はお客様が買ってナンボの世界。
ということは、店舗にお客様が来店されて初めて、売上の可能性が発生するのである。
客数。
だから、まずは客数にこだわらなければならないのである。
そしてそれを店舗の店長が来店客数として捉えることである。
但し来店客数とは言っても、それが数値化されるのはレジに並んで商品購入をしたお客様のみがカウントされるという現実をつかむ必要があろう。
お客様が商品を購入するという現実。
それは、お客様がその商品の前に立ち止まるかどうかという段階が前提となる。
商品の前に立ち止まる。
そこから点数が生まれ単価が生まれていく。
全てはそこが原点。
そしてそれも昔から言われていることであるが、客数に責任を負うのが店長の役割。
店舗トータルの客数増を店舗力と言い換えてもいいのではないか。
その客数が増加するかしないかは、店舗トータルとしての総合力であり、そこにその店舗の地域での役割があり、その役割に対してのお客様の評価が維持されていけば客数も維持され、他社に吸引されていけば客数も吸引されて自店の客数は減少していく。
自店のお客様の評価が店長の評価となる。
よって、客数が増えるかどうかが店舗業績を左右させるし、人口減の環境にあっては、競合店との関係が大きく影響をしてくるのが今後の課題となる。
それを理解したうえで目の前の売場を見なければならないのである。
PS
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次回は4月6日(水)を予定。
動画で見る「52週MDセミナー3月編」
①52週MDセミナー4月編(4月をデータで確認)
②52週MDセミナー4月編(4月の週別概況説明)
③52週MDセミナー4月編(4月の週別写真説明)
是非、動画(YouTube)をご覧頂き、次回以降のセミナーから学んで頂ければと思います。
よろしくお願い致します。
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日時:2022年4月6日(水) 13:00~14:30
定員:30名
対象者:地域に密着した店舗を目指す小売業のご担当者様
店舗運営部長、バイヤー、SVなど店長を育成指導する方全般
参加料:法人15,000円(30名まで) 個人5,000円(1名まで)
参加方法:オンラインセミナー(Zoomにて開催) ※後日アーカイブ配信あり
52MDセミナー(5月編)の申し込みはこちらから
②第1回競合対策セミナー
日時:2022年4月20日(水) 13:00~14:30
定員:30名
対象者:地域に密着した店舗を目指す小売業のご担当者様
店舗運営部長、バイヤー、SVなど店長を育成指導する方全般
参加料:法人30,000円(30名まで) 個人10,000円(1名まで)
参加方法:オンラインセミナー(Zoomにて開催) ※後日アーカイブ配信あり
第1回競合対策セミナーの申し込みはこちらから
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お楽しみください。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
今日のテーマに関してはdadamaさんから速攻でコメントがあるだろうとは予想しておりましたが(笑)。
この業界は売上志向。
よって、企業もデータ表示においては部門毎、カテゴリー毎の売上や点数、単価は簡単に表示されるシステムですが、部門毎の客数、カテゴリー毎の客数まで表示させるシステムを持つ企業は少ないですね。でも今日の記事からすると、むしろ売上や点数表記以上に本来であれば客数の表記を優先しなければならないのではないか思うのです。そこから今日のブログの記事の内容を踏まえた売場作りという発想が生まれてくるのではないでしょうか。そしてそれを踏まえた上での売場の魅力を再検討していくことでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2022年4月 5日 (火) 11時02分
売上=客数×客単価
これほど魔物が潜む公式も少ないのでは(笑)。
最近店舗に言い聞かせるのは店舗と部門では客数が異なるという事。
事実とある店舗が競合改装の影響で店舗(レジ客数)は昨対100%であっても部門客数は80%の部門もあれば110%の部門もある。要はお客様が商品によって店舗を使い分けされてる構図が見えてくる。ここにどう対策を講じるのか・・守る?攻める?戦法は?
店舗客数と部門客数を比較する事で自店の強み弱みがより明らかになりますし数値化する事で具体的対策も講じれるのてはないでしょうか。現実の壁は中々高いですが(笑)。
投稿: dadama | 2022年4月 5日 (火) 10時06分