競合対策セミナーから
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
先日の競合対策セミナー。
視聴者のアンケートが回ってきた。
今回はアンケート回答者が多かった。
アンケート回答が多いということは関心の高さである。
そして、結構好評だったことが伺える。
競合対策という行為。
どの企業もどの店舗も競合店という存在は必ず存在し、もし周囲2k圏内に競合店が存在しなければ、20億はおろか30億、40億の売上が期待できる店舗が多いのではないだろうか。
“かってはそんな売上を誇っていたよ”
そん昔話がよく聞く言葉である。
しかし、ここ20年程度から1店、また1店と2k圏内に競合店が出現し、かっての7掛けとか半分とかの売上に低下してきた店舗もあることであろう。
競合店の存在がその要因であるのは確実である。
もし、その競合店が存在していなければ、という仮定。いやもっと言うと、もしその競合店が撤退したらというより現実味のある仮定を想定したときに、自店の売上はどの程度上昇するであろうか。
1割2割では収まらないであろう。
それだけ競合店とは自店に大きな影響を与えていたことになる。そしてそれはその存在が無くなったときに初めて分かるのである。
私は競合店の存在が無くなった経験を何度も味わってきた。
だからこそ、その存在の大きさであり、その後の影響度でありを語ることが出来るのである。
その逆に新規競合店の出店の経験も何度も味わったが(笑)。
競合店が撤退してゼロになるということは、自店にとっては大きなギャップであり、それだけ地域の商圏の厚さを思い知らされるのであるが、その競合店が撤退するという過程にはいろいろな理由が存在する。
しかし最大の理由は今後の回復が期待できないという経営判断である。
そしてそれは隣の競合店の存在が一番大きな要因となる。
要は一番近い競合店の存在だということだ。
先日の競合対策セミナーのアンケートの回答で一番多かったのは、競合店を絞るという視点をもつということに対して、従来の多くの競合店をマークするという行為とのギャップである。
それだけコスト対効果に悩まされていたといことである。
より多くの競合店をマークするということは、より多くのコストを支払うといことである。
コスト意識がなければ問題ないであろう。
しかし、現実には店舗にも企業にもコストは存在し、そのコストをかけないで如何に効率よく競合対策によって数値効果を上げられるかが問われるのである。
よってその絞り方と対策の打ち方の重要となる。
そして、その対策を継続するということ。
結果が簡単に出る施策ほど追随されるもの。
直ぐに効果の出る施策と同時に地道に追随をされない施策も実施していく継続力が問われるのである。
そんな内容で次回以降からの内容としてきたいと考えている。
PS
4月20日(水)より開催の「競合対策セミナー」。
次回は5月18日(水)の開催となります。
競合対策セミナーの予告編が出来ましたのでご視聴してみてください。
自店の業績を左右する競合店。
そんな存在である競合店に対しての対策セミナーを通して、
競合店からの顧客の吸引と維持を学んでみませんか。
競合対策セミナーの予告編の動画はこちら
4月20日開催「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
4月6日(水)開催の「52週MDセミナー」の一部を公開致します。
以下のような内容で毎回翌月のMDセミナーを開催しております。
次回は5月11日(水)を予定。
動画で見る「52週MDセミナー5月編」
①52週MDセミナー(データで見るチャンスの在りどころ)
②52週MDセミナー(涼味麺の合同展開と軟皮果実の展開)
是非、動画(YouTube)をご覧頂き、次回以降のセミナーから学んで頂ければと思います。
よろしくお願い致します。
今後のセミナーのご案内
①52週MDマネジメントセミナー(6月編)
日時:2022年5月11日(水) 13:00~14:30
定員 :30名
対象者:地域に密着した店舗を目指す小売業のご担当者様
店舗運営部長、バイヤー、SVなど店長を育成指導する方全般
受講料:法人15,000円(30名まで)
個人5,000円(1名まで)
参加方法:オンラインセミナー(Zoomにて開催)
※後日アーカイブ配信あり
※流通小売業様以外のご参加はお断りさせていただく場合がございます。
*全セミナースケジュールはこちらでご確認を
食品商業5月号が発売されました
当方の執筆は以下の通りです。
「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
一時限目 ~ ファイブマネジメント
二時限目 ~ 52週MDマネジメント
お楽しみください。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
一つの競合店に絞って徹底して対応することで、結果的にすべての競合店対策になっているというのは事実ですね。
利益対策とは言っても、要は高値入商品の販売力という課題はどこまでもついて回りますからね。そしてデータ活用による頭脳戦。確かにデータは嘘をつきませんし、他者への説得力という意味では大きな力を持っているので、有効に活用したいですね。
投稿: てっちゃん | 2022年4月23日 (土) 20時58分
話題の競合対策ですか(笑)。
1番影響度の高い競合に絞り込む事で自社の強み弱みが見て対策する事で結果全ての競合対策になりますね。
経費高が大きな課題の昨今、守るのか攻めるのか?トップも悩ましいですね。
ぺーが言うのもなんですが今は攻撃が最大の防御でしょうし無駄な玉打ちをしない為にもデータに基づく頭脳戦も心掛けねばでしょうか。
投稿: dadama | 2022年4月23日 (土) 18時04分