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2022年4月12日 (火)

実践から得られるもの

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


学んだ事を実践することが如何に大切か。

  確かに今の時代はいろいろな学びの場が存在する。

それは10年前とはまた更に進化していると思われる。

  ましてや30年前と比較すると雲泥の差である。

いや逆に言うと、学びの場が少ない分、少ない学びから多くの実践が可能であったのかもしれない。

  学ぶ機会が少ないということは実践の機会が増えるのである。

要は、情報が少ないからその少ない情報から、実践の選択肢が絞られ、よって確実に皆が同じ実践をしてきたという歴史であろう。

  よってどこも同様の売場となって同様の品揃えが完成したともいえる。

しかし、現代の情報量は氾濫状態である。

  よってどれを選択して実践するかに時間を掛けるようになる。

結果的に何も出来ずに、ただ理論武装した脳内だけが氾濫している状況なのかもしれない。
更に、本部からもあらゆる情報が現場に殺到し、現場も自らの意志というよりも、本部からの情報と商品の送り込みによる追加対応に追われる環境になっているのかもしれない。

  そこに情報を捌くという能力が問われているのであろう。

逆に言うと、選択肢を持たない人間は本部情報を捌くことで有能感を感じ、より多くの選択肢を持つ人間はそれ以上に自らの意志に対する憧憬が強いため、本部からのあらゆる送り込みに対しての不満を抱くことになるのであろうか。

  選択肢とはことほど左様に難しいものである。

情報量が多ければいいかと言えば、そうは言い切れないし、かといって選択肢が少なければ将来的な競争力には対応できない。

  その企業や現場の現在地を知ることが重要なのであろう。

そして、その現住所に合った未来へのマップを的確に描いてい、当面の目標となる住所を目指す。
なんか、難しい表現になってしまったが、その未来の住所へ目指す為には現在地での実力を組織が一致団結して従業員が同じ方向を向いて同じスピードで走らなければならない。

  その為の実践による学びと進化。

それが求められるのである。

  結局は実践からの学びの数である。

どんな小さなことでもいいので、セミナー等で学んだ事をまずは実践してみるというスタンスは重要であろう。

  そしてそこから掴んだ現実。

理想やあるべき姿からのセミナーであり情報が、現実に今の時代、このお店の実態を実証できるのは現場のみであり、それが現場の強みであり、そこから成功事例であり成功パターンを開拓できるのも現場で実践した者のみの特権であると思うのである。

  更に重要なのはその継続である。

継続は力なり、はまさにその通りであり、これも継続を実践した人間だけが掴むことのできる特権であると言える。

  いずれにしても現場に属さない限りは掴むことの出来ないものである。

  

PS
4月20日(水)より開催の「競合対策セミナー」。
 その予告編が出来ましたのでご視聴してみてください。
 自店の業績を左右する競合店。
 そんな存在である競合店に対しての対策セミナーを通して、
 競合店からの顧客の吸引と維持を学んでみませんか。

  競合対策セミナーの予告編の動画はこちら 


4月6日(水)開催の「52週MDセミナー」の一部を公開致します。
 以下のような内容で毎回翌月のMDセミナーを開催しております。
 次回は5月11日(水)を予定。

 動画で見る「52週MDセミナー5月編」
  ①52週MDセミナー(データで見るチャンスの在りどころ)
  ②52週MDセミナー(涼味麺の合同展開と軟皮果実の展開)

是非、動画(YouTube)をご覧頂き、次回以降のセミナーから学んで頂ければと思います。
よろしくお願い致します。


今後開催予定のセミナーのご案内。

①第1回競合対策セミナー
Photo_20220323085701 
日時:2022年4月20日(水) 13:00~14:30
定員:30名
対象者:地域に密着した店舗を目指す小売業のご担当者様
店舗運営部長、バイヤー、SVなど店長を育成指導する方全般
参加料:法人30,000円(30名まで) 個人10,000円(1名まで)
参加方法:オンラインセミナー(Zoomにて開催) ※後日アーカイブ配信あり

第1回競合対策セミナーの申し込みはこちらから

予告編の動画はこちら

*全セミナースケジュールはこちらでご確認を


食品商業5月号が発売されました 5_20220407153501
 
当方の執筆は以下の通りです。
「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
  一時限目 ~ ファイブマネジメント
  二時限目 ~ 52週MDマネジメント

お楽しみください。




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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
売場を作って顧客を待つという我々の業界では、AIDMAの法則は普遍の法則でしょうか。
それを来店されたお客様の行動で表わすと
①立ち止まる
②購入決定する
③購入商品を決める
④再び購入する為に来店する
そんな流れになるのでしょうか。
それを具体的にどう売場作りをするか、商品製造をするか、そして何を売り込むかを決定するかという過程の売る楽しさに繋がれば、それは永遠に継続していくということですね。

投稿: てっちゃん | 2022年4月12日 (火) 09時16分

今から約100年前の1924年に提唱されたAIDMAの法則。小売業に携わる者が最初に教えられる基礎用語。この法則こそ普遍の法則であり時代や手法が変わってもこの法則に合致した売場が出来ているかが全てだと思うのです。
100年前にはパソコンもSNSも存在しない時代。
それが今でも通用するのは対象者が血の通う人間だから。時代が変われど対象者は血の通う人間であるお客様。手法や理屈ばかりに振り回されず販売や商売とは何ぞやを振り返り自社の現住所を確認共有、実践を繰り返す事で店舗や会社の売りをしっかりとお客様に共感して頂く事が大切なのでは?と考えるこの頃ですね。

投稿: dadama | 2022年4月12日 (火) 08時11分

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