競合店の強みを叩く
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
自社や自店の強みと同時に競合店の強み弱みの把握も重要となる。
それによって自店と競合店との位置づけが見えてくるのである。
それでは、お互いの強みや弱みを把握して、その後にどうするのか。
問題はそこである。
いくら自店と競合店との間に存在する強み、弱みを詳細に把握しただけでは、それは単なる強み弱みを知っているという情報収集に他ならない。
情報は活用してナンボ。
しかし、意外に情報収集することが目的となってしまっていることもしばしばである。
情報をもっていることで問題解決したが如くの現実。
意外によく見受けられる現実ではないだろうか(笑)。
しかし、いくら情報だけを収集しても、問題解決を前進させることは何一つ出来ないのである。
相手の弱みを把握しただけで勝ったと思っているのである。
しかし、現代はそのような情報収集は日常茶飯事であり、そしてそれはお互い様なのでもある。
自社が把握している情報は相手にも伝わっていることがほとんど。
だからこそ尚更その活用手法と実践のスピードが求められるのである。
それが、競合対策のスタートラインとなるのである。
自社の強みと相手の弱み。
それが明確であれば、その差を更に広げることで、その部分での格差は更に明確にお客様にも伝わることになる。
絶対的な差別化がここでもたらされるのは明確である。
そしてその手法が企業や店舗にとっては一番楽な競合対策となることも知らなければならない。
しかし、ここで大きなリスクとなるのは、もともと勝っている強みを更に磨くということであるから、更に強みを磨く程度に差が生じるリスクがあるということである。
“どうせ勝っているのだから”
そのような安易な先入観を持ってしまうと、磨きこむレベルが弱くなってしまうというリスクを伴うものである。
それではその逆はどうか。
相手の強みに対抗するという競合対策。
これは容易なことではない。
特に、相手の強みであり自店の弱みという状況であれば、それに対抗するという手法は自殺行為となるリスクを伴うであろう。
しかし相手へのダメージはこの手法が最大である。
相手の強みとは、顧客もその強みによって来店動機を持つものであるから、その強みを叩かれれば、集客力を失う可能性が高まるということでもある。
競合店の強みを叩く競合対策という手法。
ある意味、この手法はやり方によっては最大の効果を発揮する場合が多い。
数多ある競合対策。
さて、どのような領域で競合対策を実践していくかが問われるのである。
そして明日は競合対策セミナーの初日。
是非、ご視聴ください。
PS
4月20日(水)より開催の「競合対策セミナー」。
その予告編が出来ましたのでご視聴してみてください。
自店の業績を左右する競合店。
そんな存在である競合店に対しての対策セミナーを通して、
競合店からの顧客の吸引と維持を学んでみませんか。
競合対策セミナーの予告編の動画はこちら
4月6日(水)開催の「52週MDセミナー」の一部を公開致します。
以下のような内容で毎回翌月のMDセミナーを開催しております。
次回は5月11日(水)を予定。
動画で見る「52週MDセミナー5月編」
①52週MDセミナー(データで見るチャンスの在りどころ)
②52週MDセミナー(涼味麺の合同展開と軟皮果実の展開)
是非、動画(YouTube)をご覧頂き、次回以降のセミナーから学んで頂ければと思います。
よろしくお願い致します。
今後開催予定のセミナーのご案内。
①第1回競合対策セミナー
日時:2022年4月20日(水) 13:00~14:30
定員:30名
対象者:地域に密着した店舗を目指す小売業のご担当者様
店舗運営部長、バイヤー、SVなど店長を育成指導する方全般
参加料:法人30,000円(30名まで) 個人10,000円(1名まで)
参加方法:オンラインセミナー(Zoomにて開催) ※後日アーカイブ配信あり
第1回競合対策セミナーの申し込みはこちらから
予告編の動画はこちら
*全セミナースケジュールはこちらでご確認を
食品商業5月号が発売されました
当方の執筆は以下の通りです。
「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
一時限目 ~ ファイブマネジメント
二時限目 ~ 52週MDマネジメント
お楽しみください。
| 固定リンク
コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
自社自店の強みという資源の再発見。
この事こそが、競合との差別化を図るスタート地点ではないでしょうか。
競合との差別化を語る以前に、自社の強みという資源、自店の強みという資源をどう活かすか。そこが不明確な段階では何もスタート出来ないということですからね。
なんとなく勝っているなぁ、なんとなく差別化出来ているなぁ~という曖昧な事実把握では永遠に勝つことは無理でしょうか。
投稿: てっちゃん | 2022年4月19日 (火) 21時56分
v店長さん、コメントありがとうございます。
そういう意味では、自社自店の強みを自らがいっかり把握しておく必要があり、それを基準に競合の状況を知る必要はあるでしょう。そして自店自社の強みに対抗してくる競合店ほど怖いものはありません。
さて、そんな視点で自店と競合店との関係を振り返って見ては如何でしょうか。そこに競合企業と競合店との位置づけがみえてくるでしょうし、そこで自店の強みを突いてこようとする店舗があれば、それはそこの店長とは名刺交換しなければなりませんよ😎。
投稿: てっちゃん | 2022年4月19日 (火) 21時49分
相手の強みに真っ向勝負せねば「攻めの経営」は出来ませんからね。当社は優しい?からなー(笑)。先ずは自社の本籍地を再確認して持つ資源の最大活用からでしょうか。己の立ち位置を理解して腹に入れねば攻めても屁の突っ張りにもなりませんから(笑)。
投稿: dadama | 2022年4月19日 (火) 12時11分
この記事を読みながら、自分の立場なら、、、と考えました。
自店の強みに対して対策されるのは嫌ですね、来店動機を打ち消される。
相手の弱みをつくのがベターかもしれませんが、この記事の視点で物事を考えると視野が広がります、ありがとうございます^ ^
投稿: v店長 | 2022年4月19日 (火) 09時35分