新庄劇場
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
久しぶりに、プロ野球界が話題である。
日本ハムの新庄劇場がその要因。
昨年11月4日の監督就任会見で、“本当に日本ハムの監督になったんだ”と本気で驚いた(笑)。
なぜなら現役を退いてからはほとんど野球の世界から足を洗っていたから。
しかし、2020年11月のトライアウトで現役復帰に挑戦するも、当然?のことながら断念して、ようやく新庄=野球という構図が記憶に蘇ったと思ったら、翌年の11月には監督にてプロ野球界へ復帰というサプライズである。
確かに現域時代の新庄剛志は凄かった。
彼自身が持つ身体能力もさることながら、チームへの貢献度も高く、当時の日本ハムの外野の守備陣は新庄を初め、稲葉、森本のコンビは最強の布陣であったと思う。
そんな現役時代の新庄監督。
しかし、プロ野球界には昔から言い伝えられる格言がある。
「名選手、名監督にあらず」
そうとばかりは言い切れないのではあるが、昨年11月の新庄監督の就任記者会見以来、この格言が頭をよぎるのである。
選手としての新庄劇場は一人のエンターテイナーとして楽しめた。
しかし、プロ野球の監督としての使命とエンターテイナーとして、新庄劇場をショータイム化することとは次元が違い過ぎるのではないだろうか。
開幕からの5連敗を見て想うことがある(3月30日現在)。
大量得点を喫する回が多いことである。
攻めは選手の打力に負うところが大きい。
守りは首脳陣の緻密な采配が全てである。
私は、特にプロ野球という世界では上記のような構図であると思っている。
日本ハムが一回に大量得点を喫する。
このことは、上記の構図からすると、チームの采配力の欠如である公算が高いことを示すものではないだろうか。
要は攻めも守りも選手のモチベーションに依る野球ということだ。
そう考えると、野球も店舗運営も似た者同士であることがわかる。
情の管理と知の管理。
選手や部下のモチベーションを高めるという情のマネジメントも重要だし、論理的に確立の高い施策を行使して長い戦いの中で勝率を上げていく知の管理も重要である。
この二つが組み合わされて長い戦いの中で勝っていくのである。
確かに、彼の加入によりプロ野球界の話題が久しぶりに高まり、そしてマスメディアに登場する機会が増したのは彼の功績であろう。
しかし彼の部下のモチベーションはどうなのだろうか?。
確かに、負けが込めば外部の敵に対応するというチーム意識が高まり一致団結するモチベーションは高まるかもしれない。
しかし、選手にとっては所属するチームで自らがどう貢献していくか、その為にどう野球に取り組むかは、人生そのものである。
そのような奥深いところで吸引力を維持できるのだろうか。
そんな心配をしてしまうのである。
彼の言動に対してはプロ野球界の重鎮達も異を唱える方が多い。
是非、彼には情と共に知の采配によって、シーズン後半に優勝戦線で球界の話題を演出してほしいものである。
PS
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定員:30名
対象者:地域に密着した店舗を目指す小売業のご担当者様
店舗運営部長、バイヤー、SVなど店長を育成指導する方全般
参加料:法人30,000円(30名まで) 個人10,000円(1名まで)
参加方法:オンラインセミナー(Zoomにて開催) ※後日アーカイブ配信あり
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
高校野球はまさにアマチュア精神による無垢な真剣勝負に顧客の注目が集まるのでしょうし、プロ野球は稼いでナンボ。そこに注目度の高い選手や監督がどうショータイム的な見せ場をつくれるのか。かっての長嶋や王がいた時代の巨人軍がまさにそうで、それで日本中の注目を集めていた時代にどう戻れるかですかね。いやますっかり巨人軍とはジャイアンツとか聞かなくなりましたからね。なんとか二刀流とビッグボスで話題を集めて欲しいものです。
投稿: てっちゃん | 2022年4月 2日 (土) 13時56分
私はプロ野球は高校野球と違いビジネススケールで見てしまいます。勝つ事はもちろん大切ですが新庄効果による観客動員数、日本ハムの宣伝効果。ビジネスと考えた場合新庄の起用は効果をもたらすかも知れません。興行収入も増えれば選手のリターンも増えモチベーションが上がるのではと考えるのは余りにも夢が無いですかね(笑)。
プロ野球は稼いでナンボ、その環境をどう構築するのかも球団オーナーとしては重要ですし新庄に博打投資をした日本ハムに注目ですね・・・ハムカツ如く(笑)。
投稿: dadama | 2022年4月 2日 (土) 13時35分