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2022年4月30日 (土)

5月へ向けて

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


今日で4月も終わり。

  明日から5月商戦。

そして、ゴールデンウィーク商戦の中盤から終盤となっていく。

  今年のゴールデンウィーク商戦は短期集中である。

一部では「10連休」というロングスパンでゴールデンウィークを捉えているかもしれないが、私から言わせれば、ゴールデンウィークの終了もつかの間に母の日が到来する5月3日~8日にかけての6日間はまさに日替わりでの売場変更とテーマの異なる売場づくりの大転換が求められるのである。

  イベント盛りだくさんのゴールデンウィーク。

それが今年の商戦の日程であろう。

  そして売場作りは母の日対応がメインとなろうか。

これだけロングバケーションともなれば、コロナ禍とは言え昨年以上の帰省であり旅行でありが盛んとなって外出、外泊が伴うであろうし、子供の日というイベント以上に長期連休での暮らし方に移行し、最終日曜日は母の日と明日からの普段に備えての買い溜め需要が相当高まるであろう。

  この5月8日までをどう展開するか。

これが今年の最大のテーマとなり、逆に短期集中的な日替わりでの展開となると思われる。

  そしてその後の5月商戦が問題である。

4月の業績も聞くところによるとあまり芳しくないようである。
5月はその業績への軌道修正も必須の流れとなるのではないだろうか。

  帰省や外出が多くなれば都市部と地方ではギャップが生じる。

それも含めての5月前半での業績のギャップに対する対応が5月中旬が早急に求められることになると思われる。

  5月の最重点テーマは利益。

分かってはいるが、どうしてもここ数年の客単価アップによる好業績。
そして、各企業とも単価アップへの志向が強まり、それによって客数減であれど好業績を何とか維持してきたものの、ここにきて精肉を中心にその傾向に霞がかかってきたようにも思える。

  5月でその動向が見えてくるのではないだろうか。

大容量で高単価をというスタンスを変えていく必要があるのではないだろうか。

  逆に高質でもお買い得。

そんなスタンスで結果的に高単価であるが、さりとて商品比較に出来ない商品構成を高く維持して支持されている企業の業績が伸びていく時代。

  それがゴールデンウィーク後に顕著になっていくであろう。

更に、荒利率という途中検証を確実に実施し、額の発想からしっかり率に確認による荒利ミックスの事前計画の精度を高めていくことも重要であろう。

  現場は率で行動するもの。

販売力の高い店舗や企業であれば、今の勢いを単価と荒利額でカバーできるかもしれないが、地方の中小スーパーともなれば原価高騰の中での荒利率の週間チェックは必須であり、これをおろそかにすると、この二年間のつけが回ってくることになる。

  店舗側のマネジメントが求められる5月。

さぁ~、がんばってまいりましょう。


PS
4月20日(水)より開催の「競合対策セミナー」。
 次回は5月18日(水)の開催となります。
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  4月20日開催「競合対策セミナー①」ダイジェスト版の視聴はこちら
 
4月6日(水)開催の「52週MDセミナー」の一部を公開致します。
 以下のような内容で毎回翌月のMDセミナーを開催しております。
 次回は5月11日(水)を予定。

 動画で見る「52週MDセミナー5月編」
  ①52週MDセミナー(データで見るチャンスの在りどころ)
  ②52週MDセミナー(涼味麺の合同展開と軟皮果実の展開)

是非、動画(YouTube)をご覧頂き、次回以降のセミナーから学んで頂ければと思います。
よろしくお願い致します。

今後のセミナーのご案内
①52週MDマネジメントセミナー(6月編)
52md6
日時:2022年5月11日(水) 13:00~14:30
定員 :30名
対象者:地域に密着した店舗を目指す小売業のご担当者様
    店舗運営部長、バイヤー、SVなど店長を育成指導する方全般
受講料:法人15,000円(30名まで)
    個人5,000円(1名まで)
参加方法:オンラインセミナー(Zoomにて開催)
  ※後日アーカイブ配信あり
  ※流通小売業様以外のご参加はお断りさせていただく場合がございます。
52週MDセミナーの申し込みはこちらから


②競合対策セミナー②
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日時:2022年5月18日(水) 13:00~14:30
定員:30名
対象者:地域に密着した店舗を目指す小売業のご担当者様
    店舗運営部長、バイヤー、SVなど店長を育成指導する方全般
参加料:法人30,000円(30名まで) 個人10,000円(1名まで)
参加方法:オンラインセミナー(Zoomにて開催) ※後日アーカイブ配信あり

 ※流通小売業様以外のご参加はお断りさせていただく場合がございます。
競合対策セミナー②の申し込みはこちらから

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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
理想は常に目的買いで来店して頂き、店内の売場で衝動買いでプラスαの楽しさを満喫して頂くことが重要でしょうか。その連続がそのお店の目的買いのレベルを高めていくのだろうと思うのです。
このゴールデンウィークはそれを掴み取る大いなるチャンスと捉えるべきでしょうか。ある意味、3月からスタートした今期の試金石となるでしょう。

投稿: てっちゃん | 2022年4月30日 (土) 12時26分

イベントの多い5月。
さて、イベントは目的購買か衝動購買か?
よく晴れの日は強いと言いますが晴れの日に対しての期待値=目的買い来店動機?それとも今年の提案を期待しての来店?
更には母の日。メニュー提案をするSMは多かれど果たして来店主顧客である母本人が期待する事が何なのか?コウモリ男の視点は健在でしょうか(笑)。

投稿: dadama | 2022年4月30日 (土) 09時47分

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