単品量販の効果
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
今日は、当方の「データマネジメントセミナー」当日。
ご参加の方は後ほどお会い致しましょう。
そして今日は「単品量販」について。
単品量販。
この業界ではしばしば使われる言葉であり、特に販売面での商品の売り方に対してのワードとしての使用機会の多いテーマとなる。
意味は?。
それは、簡単だ(笑)。
単品を如何に多く売るか。
問題は、その為に、どのような売場を作るかという技術的な部分に入っていかなければならない。
簡単に単品量販とは言うが、それではどのような商品陳列が単品量販に繋がるのかである。
そこに販売技術の経験を要するのである。
一言で単品量販というが、それではどのような売場が単品量販に当たるのか。
しかしそれは商品によって異なるからやっかいだ。
生鮮でいう単品量販。
しかし野菜、果実、鮮魚、精肉でその陳列手法は異なる。
グロサリーでいう単品量販。
しかしそれもレイアウトが異なると話も異なる。
よって、状況に合わせた商品やカテゴリー毎の単品量販が存在するわけであり、その違いによって販売数量という結果が全く異なってくるのである。
それらを一言で単品量販というワードで済ましてしまう。
だから、理解しずらい部分があるが、それでもその部門に精通している担当者からすれば、その腕を磨くことによって確実に量販できる陳列技術を獲得することが出来るのである。
そして単品量販の目的は何か?。
それは間違いなく「販売技術」の習得である。
同じ商品をより多くお客様に販売する技術。
しかし店舗によって、エリアによって、競合店によって個店の集客力は異なる為、どのような比較をすれば同じ条件で比較できるのかという問題もあろう。
一般的にはPI値によって計測する。
PI値とは、顧客1000人あたりの買い上げ点数。
これによって同じ客数での比較が可能となる。
しかし問題は、その単品量販によって、そのカテゴリー全体がどう数値を押し上げたかという視点での評価が重要となる。
その単品は売れたが、その上のカテゴリーへの効果が見られない。
という結果はよくある話である。
重要なのはその単品量販によってカテゴリー全体が押し上げられること。
この結果をどう導き出すかが重要なのである。
単品量販によってカテゴリー全体を押し上げること。
そのことが、単品量販の本当の目的となる。
更には、単品量販によって、その単品が定番に戻った時に定番が強くなっていくこと。
それが単品量販後の効果として維持されること。
それを実現して初めて、単品量販が成功したという評価となるのである。
それをどう導き出すか。
それを学び続けることがPDCAを回すということなのである。
PS
4月20日(水)より開催の「競合対策セミナー」。
その予告編が出来ましたのでご視聴してみてください。
自店の業績を左右する競合店。
そんな存在である競合店に対しての対策セミナーを通して、
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3月9日(水)開催の「52週MDセミナー」の一部を公開致します。
以下のような内容で毎回翌月のMDセミナーを開催しております。
次回は4月6日(水)を予定。近日中に申し込みURLを公開予定。
動画で見る「52週MDセミナー3月編」
①52週MDセミナー4月編(4月をデータで確認)
②52週MDセミナー4月編(4月の週別概況説明)
③52週MDセミナー4月編(4月の週別写真説明)
是非、動画(YouTube)をご覧頂き、次回以降のセミナーから学んで頂ければと思います。
よろしくお願い致します。
今後開催予定のセミナーのご案内。
①52週MDセミナー(5月編)
日時:2022年4月6日(水) 13:00~14:30
定員:30名
対象者:地域に密着した店舗を目指す小売業のご担当者様
店舗運営部長、バイヤー、SVなど店長を育成指導する方全般
参加料:法人15,000円(30名まで) 個人5,000円(1名まで)
参加方法:オンラインセミナー(Zoomにて開催) ※後日アーカイブ配信あり
52MDセミナー(5月編)の申し込みはこちらから
②第1回競合対策セミナー
日時:2022年4月20日(水) 13:00~14:30
定員:30名
対象者:地域に密着した店舗を目指す小売業のご担当者様
店舗運営部長、バイヤー、SVなど店長を育成指導する方全般
参加料:法人30,000円(30名まで) 個人10,000円(1名まで)
参加方法:オンラインセミナー(Zoomにて開催) ※後日アーカイブ配信あり
第1回競合対策セミナーの申し込みはこちらから
予告編の動画はこちら
*全セミナースケジュールはこちらでご確認を
食品商業4月号が発売されました。
当方の執筆は以下の通りです。
「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
一時限目 ~ ファイブマネジメント
二時限目 ~ 52週MDマネジメント
お楽しみください。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
この単品量販とその効果の法則は夜の塾にて情報交換されている内容ですね。特に嗜好品とされるカテゴリーではその傾向が強いように思えますが、後はその人間のやり方次第でもあるでしょうか。そしてそれを継続していくことで各人のPDCAの回し方もそれぞれに習得していくのだろうと思います。
投稿: てっちゃん | 2022年3月25日 (金) 10時09分
奇しくも昨夜のリモートで吠えた内容でしたね。
単品量販は部門の売上、更には粗利益の底上げが目的。特に粗利益を如何に稼ぐ商品選定と仕掛けを作り込むかがポイントかと。パートさんのセンスも活用しながら全員参加で取組む事により達成感の共有、モチベーション向上に結びついていきますね。
投稿: dadama | 2022年3月25日 (金) 08時30分