« 部門を打順に例える | トップページ | 嘘を科学する »

2022年3月16日 (水)

データの説得力

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


データ活用。

  当方のセミナーでも取り上げている内容。

データを活用して業績を高め、地域の競合店との戦いに勝ち抜いていくこと。
その為に、各企業が有しているデータシステムをどう活用し、どう結果に結び付けていくか。

  やはり最終的には結果に繋がることが目的である。

それが、売上なのか利益なのか、そしてその途中経過としての部門別なのか時間帯別なのか、それとも点数なのか単価なのか、ロスなのか。
その為に、データを活用することでどのようなメリットがあるのかを知る必要がある。

  途中経過がデータで見える。
  数値目標がデータで見える。
  具体的数値で結果が見える。
  結果によるモチベーション。

等々のメリットが具体的データがもたらしてくれるお陰で、我々はデータ活用に対して継続的に実践していこうとするモチベーションが維持されることが、最大のメリットであることを知らなければならない。

当方のセミナーはいずれもシステムのデータコムとのコラボによって運営されている。

  よって極力データ活用をベースにしたセミナーとして位置付けている。

よって、今年度から実践している「52週MDセミナー」においても、極力過去のデータを活用して52週毎の説得力のある商品提案を前提にしているのであるが、当方の作成したスライドの売場の社員とデータコムから提供された過去のデータを擦り合わせてみても、そのスライドを証明するようなデータの結果が毎週毎週導き出されることに、私自身が驚いているのである。

  私が過去に担当したお店のデータではないのに。

データコムさんから提供していただいた52週の過去のデータが、いずれの週もスライドの説得力を高める効果のあるデータとして提供されていることに、逆のこちら側が驚かされるのである。

  “結果的にデータが証明してくれる”

52週MDが如何にブレない一年の繰り返しとなっているかが、改めて思い知らされるのであり、そういう意味ではやはり52週とは実践すればするほどに精度の高い事前計画に結びつくのが証明されたのである。

各部門の毎週毎のベスト30単品を抽出していくと、旬の食材が明確に上位にランクインしているのは当然としても、例えば子供の日や母の日のメニューに登場する頻度の高いハンバーグやちらし寿司の材料となる生鮮及びグロサリーの単品が明確に上位に現れてくるのである。

  “間違いなくちらし寿司メニューだ”
  “間違いなく節分の巻寿司メニューだ”
  “間違いなく子供の日のハンバーグだ”

という様に、部門横断的なデータが抽出される度に、データの正確性からのメニュー提案の妥当性であり、そこから導き出される正当性が得られるのである。

  逆に提案するこちらが勇気を得られるデータ活用。

それが、データマネジメントの正当性なのであろう。

  しかしあくまでもデータとは過去の実績である。

そこから、今年度の計画に対してどう仮説を取り入れて進化させていけるか。

  そしてそれが商売の楽しさでもある。

その仮説を検証する為に、売場を作り売り込んでみて初めてその仮説が検証出来るのである。

  その検証にもデータが有効に活用される。

そうやって、仮説~実践~検証 → 学び → 仮説~実践~検証

  これを繰り返していくことがPDCAに繋がる。

これが、永遠に継続されていくことで、52週MDは毎年進化していくのである。

  是非、継続していただきたいと思うのである。



PS
3月9日(水)開催の「52週MDセミナー」の一部を公開致します。
 以下のような内容で毎回翌月のMDセミナーを開催しております。
 次回は4月6日(水)を予定。近日中に申し込みURLを公開予定。

 動画で見る「52週MDセミナー3月編」
  ①52週MDセミナー4月編(4月をデータで確認)
  ②52週MDセミナー4月編(4月の週別概況説明)
  ③52週MDセミナー4月編(4月の週別写真説明)

1月21日(金)開催の「データマネジメントセミナー」の一部を公開致します。
 以下のような内容で計3回にてデータ活用のセミナーを開催しております。
 次回はこの記事の下位にも記載しましたが、3月25日(金)開催予定。

 動画で見る「データ活用セミナー第1回目」
  ①データ活用セミナー1回目(客数データの活用)
  ②データ活用セミナー1回目(具体的写真説明)
 
是非、動画(YouTube)をご覧頂き、次回以降のセミナーから学んで頂ければと思います。
よろしくお願い致します。


今後開催のセミナーのご案内。

①データマネジメントセミナー(第3回目)

2022325

日時:2022年3月25日(金) 13:00~15:00
定員:30名
対象者:地域に密着した店舗を目指す小売業のご担当者様
店舗運営部長、バイヤー、SVなど店長を育成指導する方全般
参加料:法人30,000円(30名まで) 個人10,000円(1名まで)
参加方法:オンラインセミナー(Zoomにて開催) ※後日アーカイブ配信あり

データマネジメントセミナーの申し込みはこちら

*全セミナースケジュールはこちらでご確認を

食品商業4月号が発売されました。 

 4
当方の執筆は以下の通りです。
「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
  一時限目 ~ ファイブマネジメント
  二時限目 ~ 52週MDマネジメント

お楽しみください。

|

« 部門を打順に例える | トップページ | 嘘を科学する »

マネジメント」カテゴリの記事

コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
確かに、売場があっての結果としてのデータであり数値ですからね。
お酒も然り。コミュニケーションツールであって、飲まれてしまってはいけません(なんの意図もありませんので😎)。

投稿: てっちゃん | 2022年3月16日 (水) 10時00分

データは使いこなしてナンボ。データ頼りになると考える事をしなくなってしまいますから、TPOに応じてしっかりと使いこなすと強力な助っ人となりますね(二日酔いコメントですみません)

投稿: dadama | 2022年3月16日 (水) 08時59分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 部門を打順に例える | トップページ | 嘘を科学する »