コロナ過の移住
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
先日の「目撃!にっぽん」。
毎週日曜日午前6時10分~40分の放映。
毎回録画で見ているが、先日は「19歳 風花の挑戦~コロナ世代の移住日記」が放映されていた。
ナレーターは同じ名前を持つ「小芝風花」さん。
現在大学に2年生の彼女は、横浜から三重県尾鷲市に移住してきたのである。
大学の授業は全てオンラインで受講しながら、尾鷲市のまちづくりに協力している。
もともと街づくりを志向して入学した横浜の大学。
しかし、コロナ過によるオンライン授業が一般的となり、毎日が家中での授業を受ける毎日。
彼女が本来目指して入学した大学キャンパスの生活とは全くかけ離れた状況が続いた。
この状況からしても我々が過ごした学生時代とは全く異なる環境であることがわかる。
大学生活。
多くの人間は、この学生時代に多くを学び実社会へと巣立っていく。
そして、ここで学んだことを土台にして、実社会において社会貢献を学び実践しながら成長していく。
この大学生活で学ぶ人間同士の絆。
それは自分の人生にとっても非常に代え難い体験であり、二度と戻らない時間であったといえる。
そしてそれはどの世代でも同様の時間ではないだろうか。
そんな大切な時間をコロナ過が崩壊させた。
そう、我々世代の人間は思うのだが、この報道に登場する彼女は逆にそれを自分の人生のチャンスの転換しているのが凄いと思った。
100%リモートならどこでも受講できる。
リアルな受講が出来ない、リアルな友人関係も結べない、そんな環境においても、何が出来るか、を探ると見えてくる自分の学生生活。
そして、地方の若者離れ。
そのマッチングを利用しての今回の移住と地域貢献へのトライ。
そこで、彼女が地域貢献していく領域は、ネットを使ったPRという分野。
如何に地域の取り組みや特産品を世界へ発信できるか。
そこに、ネット社会に生きるZ世代がどう貢献していくか、がこれからの若者たちの目指す社会貢献になっていくのであろう。
“この環境で何が出来るのか?”
その問いと、その問いから自らの回答を出し、その回答に従って行動する行動力。
最後は行動してナンボ。
そこからでしか、次へのステージは見えてこない。
そしてそれは今も昔もなんら変わらない。
そして、その地域の良さとは、その渦中にいて仕事をしている人間よりも、外部から素人の目で見た魅力の方が精度の高い発見力があり、その新鮮な目で発見できたことを、Z世代の強みとしてのバーチャルな世界へ発信する発信能力がモノを言うのかもしれない。
しかしいつかはオンラインからリアルな授業形態へ戻るであろう。
このオンライン授業という環境、そして戻る環境と戻らない環境。
その環境の変化も今の学生の行動力の原動力になるのであろう。
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定員:30名
対象者:地域に密着した店舗を目指す小売業のご担当者様
店舗運営部長、バイヤー、SVなど店長を育成指導する方全般
参加料:法人30,000円(30名まで) 個人10,000円(1名まで)
参加方法:オンラインセミナー(Zoomにて開催) ※後日アーカイブ配信あり
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
この業界をコウモリの目で見直すと何が見えるか(笑)。
逆さにみるわけですから、ピンチがチャンスに見えることになりますね。ピンチになればなるほどそれはチャンスに転換できるし、その転換は大いなるチャンスとなって帰ってくるでしょう。そう、今が最大のチャンスなのかもしれませんよ(笑)。
投稿: てっちゃん | 2022年2月 7日 (月) 23時30分
コロナ禍はもちろん負の産物である事に間違いは無いですが諦めて流されるのかコウモリの目(笑)で新たな可能性を見出すのか?
我々も合わせるべき事と新たな流れを切り拓く事に心せねばなりませんね。
少子高齢化、所得の二極化、物価高騰、就労人口減・・・さてコウモリはどう見ますか(笑)。
投稿: dadama | 2022年2月 7日 (月) 21時00分
k,kさん、コメントありがとうございます。
鮮魚チーフの言葉だからこそ重くグッときますよ(笑)。
自分の同じ頃を思い出すよ、とてもとてもそんな世界観など到底持ち合わせていなかったから、あの女性の生き方には感動しましたね。そしてこの状況をチャンスと捉えている、というよりも過去の自分の歴史を振り返ってみると、今の環境においては残念としかいいようのない状況において、新たな発想と視点で行動する純粋さがピンチをチャンスに容易に転換できるのかもしれませんね。そういう意味ではこのような前代未聞の環境における未経験者の行動には注目ですね。
投稿: てっちゃん | 2022年2月 7日 (月) 10時27分
この番組は私も見ています。以前宮城のスーパー再建もやってましたね、涙目で見てました。 コロナ渦で思うのは発想の転換が必要であり変わるチャンスでもあることでしょうか。50を過ぎると頭がカチカチになり新たな発想よりも過去の経験を大事にします、それがネックとなり若者のアイデアの芽を摘んでしまう、自分が経験ないことは自信がないし先回りして失敗したときのリスクが直ぐに浮かぶからでしょうか(^_^;) 地味な女の子がいきなり横浜から三重の農家に行くのを了解した親御さんもびっくりしたでしょうが初めて自分の意思を強く示した娘に対して心配ながらもやりたいようにやらせた。頭が硬い柔らかいではなく子を想う親心でしょうか。親は先に逝くもの。私達もおおらかな目で新たな発想を受け止めて次世代に繋ぐ時期でしょうか。鮮魚チーフでは言葉が軽いですね笑
投稿: k,k | 2022年2月 7日 (月) 09時25分