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2022年2月28日 (月)

言葉が通じない

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


このブログでも何度か記載したことがある「言葉が通じない」という状況。

  転職して言葉が通じない
  店長として大切にしていること

転職して初めてわかる、その企業内での価値観。

  この価値観の違いがその企業のワードを決定する。

企業内で通じるワードと通じないワード。

  転職してそのワードの違いに気づくのである。

企業によってそのワードがどのような場面でどのように使用され、そしてどのような重要性を受信者(受け手)に与えるのか。
転職する前は、それが当たり前に、このような場面で使用され、受け手はそのワードをどう解釈してどう行動するのか、それがごく当たり前に自らのDNAに刷り込まれているから、ごく当たり前にその場面で使用するのである。

  しかし別企業ではそれが全く通じない。

今思えばごく当たり前のことではあるが、これは経験しなければ絶対に知りえないことであり、同じ組織内でどう言葉を通じさせて、どう行動を変えさせるかというコミュニケーションの在り方が問われるのである。

  組織内で言葉が通じないという現実。

このような現実に直面したら、その組織はどうなるのであろうか。

  間違いなく弱体化していくであろう。

組織とは、そしてそれを構成する人間とは言葉によって同じ方向を向くという気概と行動によって支えられているものである。

  言葉が通じないとはその気概と行動が連動しない状況になるのである。

それはまさに、組織としての機能を果たさないということである。

  最近思うのはその言葉でありワードに使い方である。

特に最近は新たなワードがどんどん使われ始めているなぁという危惧もある。

  DX、SDGs、カスタマージャーニー、ペルソナ
  エンゲージメント、オムニチャネル、マーケッティング4.0

当方の勉強不足もあろうが、突然上記のようなワードを羅列されても、まったく言葉が通じないことが多い。
それだけ、時代であり業界自体が進化しているのかもしれない。

  しかし、・・・ 。

あたかもこのようなワードを知らないと、付いていけないような、そして仕事に取り組めないような勢いで、これらのワードが使われているではないかと思われてしまう。

  しかしなぜ平易な日本語に訳せば簡単なこと。

問題は、誰が実践するのかということである。

  実践する人間に伝わることが最優先であること。

そう考えると、そのワードが創造された段階ではその原語を使用しなければならないが、それを取り入れて自企業や自分の組織で実践しようとすれば、自ずとその組織内で運用するために通じるワードの変換しなければならない。

  そうしなければ上記のような言葉が通じない環境となってしまうのだ。

如何に平易な言葉に変換してワードを使用するか。

  最近よく想うことである。



PS
2月9日(水)開催の「52週MDセミナー」の一部を公開致します。
 以下のような内容で毎回翌月のMDセミナーを開催しております。
 次回は3月9日(水)を予定。近日中に申し込みURLを公開予定。

 動画で見る「52週MDセミナー3月編」
  ①52週MDセミナー3月編(データで見る3月のイベント)
  ②52週MDセミナー3月編(3月全般の概況説明)
  ③52週MDセミナー3月編(各週各部門別写真説明)

1月21日(金)開催の「データマネジメントセミナー」の一部を公開致します。
 以下のような内容で計3回にてデータ活用のセミナーを開催しております。
 次回はこの記事の下位にも記載しましたが、2月25日(金)開催予定。

 動画で見る「データ活用セミナー第1回目」
  ①データ活用セミナー1回目(客数データの活用)
  ②データ活用セミナー1回目(具体的写真説明)
 
是非、動画(YouTube)をご覧頂き、次回以降のセミナーから学んで頂ければと思います。
よろしくお願い致します。


今後開催のセミナーのご案内。

①52週MDセミナー(4月編)


52md4 

日時:2022年3月9日(水) 13:00~14:30
定員:30名
対象者:地域に密着した店舗を目指す小売業のご担当者様
    店舗運営部長、バイヤー、SVなど店長を育成指導する方全般
参加料:法人15,000円(30名まで) 個人5,000円(1名まで)
参加方法:オンラインセミナー(Zoomにて開催) ※後日アーカイブ配信あり

52週MDマネジメントセミナーの申し込みはこちらから


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食品商業3月号が発売されました。

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当方の執筆は以下の通りです。
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  一時限目 ~ ファイブマネジメント
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是非、お楽しみください。


 

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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
作と演の共振点。
何が正解なのかを問われることが多いですが、それをその企業やその店舗によって異なるというのが現実ですからね。
これからチェーン化していこうとする組織とチェーン化を成熟させていこうとする組織とでは当然上る階段も異なります。それでも理想はその共振点はセンターであるべきだと私も思います。

投稿: てっちゃん | 2022年3月 1日 (火) 11時56分

私も転職組ですが業務遂行に対する優先順位の違いを肌身で感じましたね。どちらの企業も極端と言えばそれまでですが(笑)。
折角両極端の経験をしたので〆位はセンターの居心地良さを味わいたいですね(笑)。
詰まるところ、作と演の共振点がセンターに落ち着くし、最大の力を発揮出来ると信じています。

投稿: dadama | 2022年2月28日 (月) 21時29分

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