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2022年2月 2日 (水)

発注の細分化

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


ここ一週間は作業効率に特化した記事となる。

  本日は発注について。

商品の発注。

  誰が、何を、どのように、決めて。

これも、企業や店舗によってまちまちであろうか。

  全て責任者が発注。
  全てパートが発注。
  役割を決めて発注。
 
全て社員や主任が発注をする場合は、全ての商品が発注領域となり、それは生鮮や惣菜に限定されるであろう。

  グロサリーが全てを一人でというのは無理がある。

とは言っても、それも店舗規模や売上に応じて異なるかもしれない。
しかし概ねの場合は、日配は細分化されて担当者が決めており、食品や菓子に関しても、それぞれの役割を持って発注担当者を決めていることの方が多いのではないだろうか。

  そこで一人一人の仕事の楽しさという視点へ目を向けよう。

グロサリーは生鮮と異なり、製造という工程が無い。
よって、製造する、商品化する、調理するとい生鮮の仕事のやりがいを、グロサリーはどこへ向けて仕事の楽しさややりがいを追求していくのか、という問いに対して私は言いたい。

  それは「発注」とい領域である、と。

そう、グロサリーの担当者は自ら担当する商品やカテゴリーにおいては店主なのである。

  aさんの発注領域は「a商店」
  bさんの発注領域は「b商店」
  cさんの発注領域は「c商店」

このように、それぞれに発注担当者の売場はその方の商店として位置付けることで、その発注担当者は自らの知恵と工夫でより精度の高い発注精度にて売場を管理し、時には顧客の買い物動向を把握した売場レイアウトを作成して、より商圏の顧客に合った販売レイアウトを構成できる役割をも担うのである。

  このことによって「売る楽しさ」を享受するのである。

逆に生鮮惣菜担当者は、チームプレーによって作業の役割分担を行い、自ら製造する商品で「売る楽しさ」を享受することが可能となる。

  売る楽しさと売れる喜び。

これは、このブログでも何度も言っている、仕事の楽しさであり、やりがいでもあり、小売業ならではの個人個人が満喫できる楽しさであると言える。

  せっかく小売業界に身を置くのだから。

この売る楽しさや売れる喜びを味わってほしいものであり、そのことが小売業の強みでもあることを強調することが重要なのではないだろうか。

  そこから就業意欲が高まり人材不足が解消されていくと思うのである。

更には、先日からの作業効率化においてレジの無人化により、レジ担当者がレジ操作から解放された場合を考えよう。

  さて何をしてもらおうか?。

商品発注である。

  グロサリーをより細分化して発注担当者を増員する。

より絞られた範囲での商品発注により、より精度の高い発注が可能となり、更にはより精度の高い棚割りが完成していくのである。
グロサリーにとって定番の商品回転の高まりは、すなわち定番の底上げにつながるから、グロサリーの定番強化による売上拡大と利益拡大が図られていくのである。

  作業は効率化され発注精度アップからの売上荒利の拡大。

それが、グロサリーの明るい未来を切り開いていくのである。
    


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食品商業2月号が発売されました。
食品商業編集部: 食品商業 2022年 2月号【大田市場・東京青果に学ぶ「卸売市場」超入門】
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52md3 

日時:2022年2月9日(水) 13:00~14:30

定員:30名

対象者:地域に密着した店舗を目指す小売業のご担当者様
    店舗運営部長、バイヤー、SVなど店長を育成指導する方全般

参加料:法人15,000円(30名まで) 個人5,000円(1名まで)

参加方法:オンラインセミナー(Zoomにて開催) ※後日アーカイブ配信あり

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225 
日時:2022年2月25日(金) 13:00~15:00
定員:30名
対象者:地域に密着した店舗を目指す小売業のご担当者様
    店舗運営部長、バイヤー、SVなど店長を育成指導する方全般
参加料:法人30,000円(30名まで) 個人10,000円(1名まで)
参加方法:オンラインセミナー(Zoomにて開催) ※後日アーカイブ配信あり

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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
御社の共有掲示板でもパート視点での人を見る価値基準の違いが明らかですからね。上司として業績を上げられる視点と女子パートの人を見守る視点の違いから見ても、この感性をどう販売に活かすか、活かせるか。やっぱりそこには法則のようなものはなく、現場で直接向き合って過ごした時間の長さからくるものだと私は思っています。

投稿: てっちゃん | 2022年2月 2日 (水) 17時56分

お馬鹿な能天気な私は「楽しくなくちゃ」です。
特に女性は感性力が強い(あくまでも個人的な見解です)ですし、お客様も売手も女性が主役。管理職は女性が働き易い環境を作るだけですよ。
男が論理的に考えた売場なんてクソ面白くもないですから・・・特に頭の硬い本部誘導のレイアウトは(笑)。

投稿: dadama | 2022年2月 2日 (水) 14時06分

頭でっかちのもやし野郎さん、コメントありがとうございます。
本日も興味深いコメントですね。
瞬発力と持続力。
そしてテレビ大型化によるひな壇バラエティとスマホ普及によるYouTuberの台頭。
そして今回の本質である、仕事に人間を合わせるのか人間に仕事を合わせるのかの問い。
そこで私が思い出したのは以下のブログ記事
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-9421.html
2012年11月2日にアップした記事でした。新店開店前にパート採用時の話題。真っ白なキャンパスにどうのようなお店を出店し、そこにどんな人材を配置するのか。その時の採用時に誰をどの部門に配属したのかの理由が記載されています。なにも情報の無い時点で私が判断したのは、その人材の「顔」。そしてそれが意外に後々の結果でみれば正解だったという事実(笑)。不思議なもので現場でマネジメントをしていると、仕事に適合する人間の「顔」が見えてるもの。本人の希望を優先すればグロサリーに希望が集中するという現実の中、如何に生鮮に人材を分散させるかが現代の店長にとっては最大の課題であり、それは企業の未来を左右するほどの大きな現実的な課題でもあるでしょう。それを本人が気づかない中でその特性をどう見出すか。そして現場を離れた今、従業員の顔を識別する能力が未だに残っているのかは不安ですね。やはり現場でリアルに人間と向き合っていなければ見えてこない能力なのかもしれません。
瞬発力と持続力。
次回コメントがたのしみです。

投稿: てっちゃん | 2022年2月 2日 (水) 08時45分

 本当は前回の続きの話(孫子の『兵法』の中に書かれてあるテーマ、「最強」ではなく「無敵」になるということ)をどこかでしようかと思ったのですが、今回のブログはただのバイトとしてグロッサリーも生鮮もやったことがある僕はどうしても言いたいことがあるので、割り込ませて頂きましょう。
 大変恐縮なのですが、この記事には欠けている大事な視点をなるべく簡潔に指摘させて頂こうかと。部門の特性から見た人の働き方ではなくて、その逆、人の特性から見た部門という話です。そして僕は売る楽しさを追求するのなら、こちらの視点の方が遥かに大事だと思っております。
 今回のコメントの大事なテーマ、というかキーワードは「瞬発力」と「持久力」です。最近こちらのブログで、お笑い芸人について取り上げることがあったので、今回の話はそこから持ってくることにしましょうか。ではまいりましょう!

 2000年以降、テレビのお笑い番組は「ひな段」形式の番組が急激に増えました。その理由の一つとしては、薄型テレビの普及があります。それによって画面面積が大きくなったので、登場人物が多い方が画(え)のバランスがいい(=登場人物が多くても対応できる)ということがあったと思います。ここで芸人に求められる能力は、ひな段で大勢の芸人の中から前に出ていく、大勢の芸人にいじられて矢面に立つ、といった「団体芸」の「瞬発力」でした。
 ところが…
 ここからテレビは画面の小さなスマホで観るようになってしまったのです。ハードがテレビからYouTubeへと変わり、画面の大きさは1/30ほどになり、それによって、タレントの在り方や、求められるコンテンツが大きく変わりました。面白いか面白くないかに関係なく、登場人物が多い番組はシンプルに見にくい。こうなってくると、芸人に求められるスキルは、ひな段で前に出ていく瞬発力ではなくて、「お前一人で、どれぐらいの時間、画面をもたせることができるの?」という「個人芸」による「持久力」に様変わりしたのです。
 しかしここで、それまでのひな段番組では、その他大勢の芸人の中に埋もれてしまっていたタレントが、登場人物が少なくて本人が主役になれる環境を与えられると、それまでにない輝きを見せ始めたのです。その代表例がキングコング梶原。アメトークに出ている時は跳ねることができなかった彼が、YouTuberカジサックとしては大成功したのです。彼は別に突然能力が上がったわけではありません。やったことはテレビからYouTubeに自分の「売り場」を変えただけ。まるで漬物売り場の中ではその他多くの漬物の中に埋もれている福神漬けが、カレーとセットとなると突然変貌するように。
 長距離走や水泳、ピアノの弾き語りは得意なのに、球技になると見合ってしまって全く下手という人はいますよね。またその逆も。ところが大抵、働き手を募集するときは不足している箇所に応募して採用した人材をただ単に当てはめていくだけ。空いた棚に商品を補充するのと同じような感覚で。その商品に関してはその商品が一番輝く売り場の配置を必死に考えるのにね、笑
 
 全ての不幸とは、基本的に「配置ミス」なのです。小さい土地に人が密集してしまう、美女がモラハラ男と結婚してしまう、認知機能が衰えた老人が政治的影響力を持ってしまう、富めるものが富んでしまう、などなど。不幸を取り除く方法は「再配置」。

 と、ここまで生鮮だグロッサリーだなんて話は一切しておりませんけれども、何が言いたいのかは恐らく伝わったとは思いますので、今日はここで終わりにしましょう、笑
 最後に付け加えると、この「瞬発力」と「持久力」というテーマ、実はかなり本質的なテーマの一つのようですよ、笑 
 こちらのブログではすでに手を変え品を変え、何度も出てきた話ですよね? 例えば単品量販と定番の話とか、「奇をてらった改装」と「愚直な改装」とか、そんな話もありましたねぇ、笑
 あーそうそう、この話に関連していずれ「鬼滅の刃」の話をしようと思っていたんだっけ、笑 しかし今日はもうその話をまとめあげる気力がないので、また今度!笑 
 
>漫画事業部を怪しい集団とばかり決めつけてもいれないだろう、と言う漫画業界への配慮。
>これは怪しい、絶対に怪しい!、と決めつけた。
そしてそれはある意味、正しい選択であったと未だに思っている。

 予告としてはいずれこのあたりの誤解も解いていきたいと思います。いかに漫画というフォーマットが食品スーパーと共通項があるのか、そこにどんな普遍的なものがあるのか。お楽しみに!
ではでは!

投稿: 頭でっかちのもやし野郎 | 2022年2月 2日 (水) 02時22分

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