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2022年2月22日 (火)

基本という普遍性

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


昨日は「競合対策」について記した。

  今日は「基本の重要性」。

昨日の競合対策では、その効果は客数増であると記した。

  しかし客数増と売上増はまた異なる経緯を持たねばならない。

確かに、客数増による売り上げ増は一時の価値はあるだろう。
しかし、一時の客数増はあくまでも一時であって、またいずれ獲得した客数は元のお店に戻っていくもの。

  それがこの業界の真実である。

重要なのは、その獲得した一時の客数をどうリピーターとして定着させ、そのリピーターが自店の売場でより多くの点数を購入し、より高単価な買い物をしていただけるか、という長い長いストーリーの始まりであることを認識することである。

  その認識の根底にあるこの。

それが、リピーターつくりである。

  一時を永遠に転換させる要因。

その一つが「基本の重要性を知る」ことになる。
この業界では、基本の徹底は昔から言われ続けてきた商売の原理原則であり、常に年度初めの企業方針や店舗コンセプトにも取り入れられてきた企業が掲げる理念になっている。

  しかし当たり前がなかなか出来ない。

だからこそ、毎年その重要性を掲げて、全従業員に再び基本を喚起させる目的もあるのだろう。

  しかしなかなか若手の頃はその重要性に気付かない。

当然であろう。

  基本の徹底と業績との関係が見えにくいからだ。

基本の徹底とは今リピーターとして来店されている顧客が、ほかの店舗に浮気しないで確実に自店で購入して頂ける為には重要なポイントなのである。だから、客数が現状維持しているということは基本がリピーターに認識されているということであり、そのことによって急に新たな客数が増えるということではないからである。

  しかし商売の原則は生きている。

店舗力や企業力が落ちていく企業が一番初めに欠けていく部分も基本である。

  そしてその直後にその企業は崩壊していく。

そんな企業や店舗を何度見てきたことか。

  そう考えると、基本とは従業員そのものなのだ。

企業や店舗で働く従業員教育のレベルの高さの裏返しが基本のレベルと言えるのである。
よって、多くの企業は常に自社や自店へのメッセージとして、普段の基本レベルを常に意識していくことを意図しているともいえる。

  それだけ基本の効果は計り知れないものがある。

それはこの業界がリアルな対人間を対象とした商売であるからだ。

  顧客としての人間が来店する動機に対する直接的な手法。

それが、我々業界が従来から基本としてきた4っつのS。

  鮮度
  品切
  接客
  清潔

店内の商品に対して、店内の品揃えに対して、店内の従業員の対応に対して、店内の設備に対して、常にリアルなお客様が来店動機を高めてくれるのが上記の4つの項目であり、そのことによって、あくまでも現在来店されているリピーターが再び来店してくれる動機を落とさないことを前提に優先的に実践していくことなのである。

  基本の徹底度は企業存続の基準。

これも我々業界の原理原則であることを知らなければならない。




PS
2月9日(水)開催の「52週MDセミナー」の一部を公開致します。
 以下のような内容で毎回翌月のMDセミナーを開催しております。
 次回は3月9日(水)を予定。近日中に申し込みURLを公開予定。

 動画で見る「52週MDセミナー3月編」
  ①52週MDセミナー3月編(データで見る3月のイベント)
  ②52週MDセミナー3月編(3月全般の概況説明)
  ③52週MDセミナー3月編(各週各部門別写真説明)

1月21日(金)開催の「データマネジメントセミナー」の一部を公開致します。
 以下のような内容で計3回にてデータ活用のセミナーを開催しております。
 次回はこの記事の下位にも記載しましたが、2月25日(金)開催予定。

 動画で見る「データ活用セミナー第1回目」
  ①データ活用セミナー1回目(客数データの活用)
  ②データ活用セミナー1回目(具体的写真説明)
 
是非、動画(YouTube)をご覧頂き、次回以降のセミナーから学んで頂ければと思います。
よろしくお願い致します。


今後開催のセミナーのご案内。

①データマネジメントセミナー第2回目

225 
日時:2022年2月25日(金) 13:00~15:00
定員:30名
対象者:地域に密着した店舗を目指す小売業のご担当者様
    店舗運営部長、バイヤー、SVなど店長を育成指導する方全般
参加料:法人30,000円(30名まで) 個人10,000円(1名まで)
参加方法:オンラインセミナー(Zoomにて開催) ※後日アーカイブ配信あり

データマネジメントセミナーの申し込みはこちらから


②52週MDセミナー(4月編)

52md4 

日時:2022年3月9日(水) 13:00~14:30
定員:30名
対象者:地域に密着した店舗を目指す小売業のご担当者様
    店舗運営部長、バイヤー、SVなど店長を育成指導する方全般
参加料:法人15,000円(30名まで) 個人5,000円(1名まで)
参加方法:オンラインセミナー(Zoomにて開催) ※後日アーカイブ配信あり

52週MDマネジメントセミナーの申し込みはこちらから


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是非、お楽しみください。

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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
基本の重要性もあくまでもお客様視点での重要性であり、その視点も変化していくもの、進化していくものだと思います。そして重要なのは実践する現場の意識であり、それはあくまでも商品も含めたリアルに商売をする場の環境整備であるということです。そしてそれを自らが実践してお客様と共に気持ちよく働く場であるから、本来の商売が可能なのであり、そこからすべてが生まれていくのではないでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2022年2月23日 (水) 08時32分

基本の普遍さには同感ですね。
但し、「鮮度」の切口は時代の変遷と共に変わって行くのかと思います。鮮度も絶対鮮度ではなく所謂シズル感。PCの製品度向上や冷凍技術の向上と共に絶対鮮度では差別化がし難くなってきたこの頃、より鮮度良く見せるスキルもお客様の店舗選択肢に影響するのでは。
食品に於いてもVP・VMD向上が価格軸の勝負を避ける企業には強い武器になると感じます。
POPの多さで有頂天の企業もありますが(笑)
私はPOPはあくまでも販売促進物であり、主役は商品。商品のシズル感で顧客の信頼を得る事に注力が必要と思いますね。

投稿: dadama | 2022年2月22日 (火) 18時15分

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