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2022年1月27日 (木)

今年の恵方巻

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


2月3日の節分まであと一週間。

  いよいよ今年初のイベントが始まる。

昨年の節分2月2日だった。

  124年ぶりの2月2日の節分。

よって、コロナ過とは言え2月2日の節分当日の恵方巻は厳しい状況になるのではないかと思っていた。

  私としても最後の節分商戦であった。

よって、特別な節分当日でもあったのだが、そんな予想も見事に外れて、午後4時頃には売場がかすかす状態になっていく。
そして、午後5時には売場が真っ白になってしまった。

  材料が無い。

そんな状況になってしまったが、事前の調達によってなんとかここから数十パック分の恵方巻を製造する材料を追加で調達できたのだが、それでも焼け石に水状態は変わらなかった。

  コロナ過による家中需要の予想を超える拡大。

これが昨年の恵方巻の実態であった。
予想を大きく超える2月2日当日の恵方巻の需要。

  そして今年の恵方巻。

当然、このオミクロン株の急増による家中需要は今年も健在となろう。
昨年の実績など今年はなんの役にも立たないほど、今年の需要は更にたかまるだろうし、午後5時完売の昨年実績をどう今年の数量計画、金額計画に盛り込むかという問題から今年の恵方巻は計画をスタートさせなければならなかったであろう。

  いよいよそのリベンジが来週に迫ってきた。

今年は、恵方巻の予約も好調だと聞く。

  “当然だろう”

なにせ、昨年は恵方巻を購入したくても出来ないかたが大勢いたのであるから。
そんな方々は、今年は欠品した売場で地団駄を踏みたくないから事前予約にて安心して夕方購入するという選択をしたのであろう。

  “今年は確実に購入するため”

その為の事前予約であり、昨年の失敗をしたくないと考える方々は事前予約をしたという結果の数値が今年の予約数量なのである。

  そして今年は更にハーフカットが人気であるという。

年々高級志向とハーフサイズ志向が強まっているという。
もはや、節分は恵方巻がメインの歳時記となり、更には恵方を向いて無言で丸かぶりをして食べきるという謂れ以上に、一年で一番美味しい巻き寿司を食べる日、カットされてもより美味しい巻き寿司を食べたい日というイベントとなっているのであろう。

  その結果がハーフサイズの予約急増の結果であるといえる。

そして各企業の恵方巻の事前予約の値ごろとサイズ、そして中身も年々高級志向になっているのは当然であろう。
今年の予約価格のメインになっているのは、1280円から1980円が主たる値ごろではないだろうか。

  それだけ各社とも単価アップを図っているということである。

今年の恵方巻き。

  空前の売上を記録するのではないだろうか。




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参加料:法人30,000円(30名まで) 個人10,000円(1名まで)
参加方法:オンラインセミナー(Zoomにて開催) ※後日アーカイブ配信あり

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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
毎年同じ環境というのが稀なこの世界。
異なる環境を如何に乗り切るかが今年のポイントでしょうか。しかしこれだけいたるところで感染者が急増してくると、そこからの濃厚接触者としての行動制限への対応に追われる事態となってきますね。そしてそんな最中での節分。今年は予約分の製造ですら緊迫の様相に成りえるかもしれないですね。

投稿: てっちゃん | 2022年1月28日 (金) 12時51分

昨年は材料がない
今年は巻く人がいない(笑)。
人海戦術頼みの恵方巻だけにオミクロン感染からの欠員がどこのお店も課題でしょうか。
不運は更に節分当日前後に感染者最大の様相。
今年は👹●と合わせオミクロン株も退散祈願せねばですね。

投稿: dadama | 2022年1月28日 (金) 12時00分

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