地方を元気に
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
都市部と地方。
その環境は大きく異なる。
やはり我々の業界は基礎商圏にどれほどのお客様が住まわれているか、という根底があって初めて成り立つ商売である。
よって都市部ほど顧客獲得への苦労は少ない。
確かに、地代や人件費、駐車場等の課題はあろう。
しかし、基礎商圏(1k)内に優に1万人世帯以上の人口に立地する店舗はそれ相応に売上金額を有することが出来るのである。
そう考えると地方は本当に厳しい。
そして従来からチェーンストア理論に基づき、ある程度の規模と品揃えを維持し同様の店舗設計にて運営してきた従来のスーパーマーケットであるが、徐々に基礎商圏の人口が高齢化し減少し競合店が出現してきている昨今、もはや競合店を駆逐しなければ運営出来ないほどの売上や利益に追いやられている企業は少なくないのではないだろうか。
そこにきての人口減と人材難。
従来のナショナルブランドメインで、地域に根差す食品スーパーとしてそれなりの基礎商圏での人口と競合店の無い環境であればまだまだ維持できる店舗運営であるが、上記のような環境に陥り営業利益が伴わない状況に陥っている店舗が今後増加していくのは避けられない状況であろうか。
「現場に元気を・中小に活気を」
当方のホームページの書き出しである。
やはり我々の業界は、現場が元気に売る楽しさを満喫し、小回りの利く中小が地域のお客様との普段の活気あふれる会話から来店意欲を掻き立てられるようなお店であるべきなのであるが、そこがこれからの生き残りの分岐点になっていくのだろうと思う。
中小で活躍し業績を牽引している企業や店舗も多い。
そして、そんな店舗で活躍する方達は、企業業績や店舗業績達成の為に周囲の従業員を巻き込み、活かし、そして全員で店舗トータルの業績達成を図ろうと行動しているのである。
そんな方々は自らのノウハウを隠しはしない。
どんどん他人や他社に対しても、自らの実践した施策や販売技術を公開して、同じ想いを持つ仲間達の輪を広げようとするのである。
何故か?。
それは、同じ地方の中小の方々に元気になってほしいからである。
その為なら、自分のどんなノウハウも公開し、地方の中小の方々に元気になってほしいと願うのである。
そんな業界関係者も数多く存在する。
そして、自ら実践し自ら確率した商売の原理原則を、惜しげもなく他者に授けるのである。
何故か?。
同じ想いを持つ人間に、受け継いでもらいたいからである。
そして、その輪を広げ、中小であり地方が元気になっていってほしいのである。
そして私はそんな方々をどんどん応援していきたいと思うのである。
PS
食品商業2月号が発売されました。
「てっちゃん流 勝てる!店長塾」
一時限目 ~ ファイブマネジメント
二時限目 ~ 52週MDマネジメント
是非、お楽しみください。
また、今後開催のセミナーのご案内。
①データマネジメントセミナー
日時:2022年1月21日(金)~3回の開催 13:00~14:30
定員:30名
対象者:地域に密着した店舗を目指す小売業のご担当者様
店舗運営部長、バイヤー、SVなど店長を育成指導する方全般
参加料:法人30,000円(30名まで) 個人10,000円(1名まで)
参加方法:オンラインセミナー(Zoomにて開催) ※後日アーカイブ配信あり
*データマネジメントセミナーの申し込みはこちらから
②52週MDセミナー(3月編)
日時:2022年2月9日(水) 13:00~14:30
定員:30名
対象者:地域に密着した店舗を目指す小売業のご担当者様
店舗運営部長、バイヤー、SVなど店長を育成指導する方全般
参加料:法人15,000円(30名まで) 個人5,000円(1名まで)
参加方法:オンラインセミナー(Zoomにて開催) ※後日アーカイブ配信あり
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
自店は「何屋」になるのか。
その部分に関しては徹底して店内で又は企業内で全員で擦り合わせをすることが全員の「記憶に残る」ことが大切かなと思いますね。記憶に残る仕事。本日も頭でっかちのもやし野郎さんから記憶に残るコメントを頂きましたので。
投稿: てっちゃん | 2022年1月17日 (月) 18時18分
都会であれど地方であれどその地で生活をされているお客様は私達のお店に何を期待されているのか?その期待に真摯に取り組んでいるのか?抽象的精神論のようですがお客様と店舗の繋がりを精査しあるべき姿を店舗メンバー全員で共有する事が今物凄く大切であると感じるのは私だけでしょうか。
投稿: dadama | 2022年1月17日 (月) 17時44分