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2022年1月29日 (土)

縦割りの作業改善

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


昨日は大変ご迷惑をおかけいたしました。

  テーマは「作業改善」。

しかし当方のわがままな記事により、作業改善に対する記事になっておらずに、期待されて読まれた方は残念が結果になっていたかもしれません。

  本日こそ、作業改善をテーマに(笑)。

昨日記したように、あらゆる環境が悪化していく小売業界、その中にあって食品スーパーという業界はコロナ特需でこの2年間は2019年以前の販売金額から10%以上も高い販売金額と荒利益額を維持してきた業界である。

  しかし今年はコスト増が加味されていく。

逆に売上はアフターコロナの時代に突入することを想定した数値計画が必須となろう。
コロナ禍においては、結果的に顧客が買い溜めをし、客単価を上げ、高い販売金額をほぼ2年間維持してくれたが、そこから解放された顧客は以前のように、外食、外泊、外出へと繰り出し、人間本来の移動による交流を再び深めて人間らしい生き方をしていく方が大勢となろう。

  結果的に食材購入による家中食事の減少。

しかし、人件費等のコストは逆に高騰するばかり。
昨年までの、チャンスロスという概念からいろいろな意味でのロスを再構築していかなければならない。

  その一つに最大の経費である人件費をどう再構築していくか。

とは言いながら、最優先は食品スーパーとして如何に生鮮部門で強みを発揮し、生鮮に強いスーパーとしてのイメージを商圏内の顧客に印象付け、そこから競合店から印象付けられた顧客を吸引できるか。

  それと並行しての人員の店舗内の効率化。

それをどう両立を図るかが問われる一年となろうし、その取り組みが今後の企業力、店舗力を高める結果となろう。

  それを先行して実践している企業がある。

精肉部門のセンター化。

  そこに活路を見出す企業が増えている。

かっては、私も精肉の加工に関してはインストア派であった。しかし時代は変わった。

  一つは人材不足。
  二つは表示対応。

食品スーパーに人材が集まらなくなってから久しい。
しかし、なんとかベテラン従業員によって臨機対応してきた経緯があるが、ベテラン技術者達の定年退職により、頼りになるベテランが企業を去っていく。これが現実である。

  更に追い打ちをかけるのは表示法による縛り。

かっては、そんなベテラン社員達が個店毎にインストアにて臨機応変にジャストインタイムな作業により作り立ての鮮度の良い商材をチャンスロス、値下ロスを最小限に抑えながらオリジナルな商品化を行っていた。

しかし昨今の表示法の縛りにて、各店の商品化が統一され、どのお店でも表示法に則った商品化でなければ値付け出来ないという問題となり、ベテラン、新人が必然的に同じ商品化の品揃えとなっているのである。

  “ならばベテランの高い技術をセンター加工にて”

こうすることで、100人の個店の技術者が必要だった以前に比べて、20人のベテラン社員で回せるセンター加工の方が、逆に高い調理技術を均等に全店に品揃えされるのである。

  そして店内では精肉の従業員が余剰となる?。

その人材を「鮮魚」や「デリカ」へ配置替え出来る。

  店内人員の大胆な配置替え。

これが可能となるのである。

  そこに更に店内での横割りの作業改善が加われば更に効果は高まるであろう。

それに関しては、また後日。




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定員:30名
対象者:地域に密着した店舗を目指す小売業のご担当者様
    店舗運営部長、バイヤー、SVなど店長を育成指導する方全般
参加料:法人30,000円(30名まで) 個人10,000円(1名まで)
参加方法:オンラインセミナー(Zoomにて開催) ※後日アーカイブ配信あり

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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
いじれにしても、従業員を正しく評価して、販売力にしても作業効率にしてもその実力を認めてあげることが重要でしょうか。そこからどんどん視点をひろげていくのが人間の強みだと思うのです。その強みをどう引き出し、どう伸ばしていくのか。そしてそんな人材が自律心(笑)を発揮して活躍していくのだろうと思います。

投稿: てっちゃん | 2022年1月29日 (土) 23時02分

k.kさんが痺れるコメントされているので手短に(笑)。
作業改善を会社都合で進めるのか、ES(わかりますよね、笑)として取り組むのか。
人が集まらないばかりでは何れ皆んな年齢と共にリタイアして行く。
その対策としてのセルフレジやセンター化。
果たしてロボット化や仕組だけでCSとESを得て残れる企業はどれくらいあるのか。
何れは淘汰されてかも知れません。でも私が目の黒いうちは仕事のやり甲斐が従業員満足になる事に拘りたいですね。その延長線上に作業改善ありきだと思うのです。

投稿: dadama | 2022年1月29日 (土) 22時13分

k,kさん、コメントありがとうございます。
はやり、数値化されると自分の努力や工夫が分かりやすくなり、そこからスイッチが入る人間と、それでも我関せずのタイプがあるようですね(笑)。この業界の鮮魚部門にあって、「人材が満ちている」という発言はめったに聞けませんよ。そしてその余剰分で鰯の調理済量販によって利益創出は流石です。
その作業スケジュールと売場作りは是非公開してほしいものです。

投稿: てっちゃん | 2022年1月29日 (土) 13時01分

作業改善。 個人的にはあまり興味がありませんでしたが効率、人時生産性の数字が示されていくと何故かやる気スイッチが入ってしまいました💦 私の現場は現在の売り上げと人員だと余り気味になりつつあります。何故かというと作業改善が進み人員が少なくても廻せてきた為です。なので最近安定してきた生イワシを毎日加工して粗利を稼げてます(笑) 余裕がない時に同時進行で改善をした結果ですね~ だから他部門応援にも積極的に行ってもらってます。 精肉はやはりインストアのお店の方が魅力ありますね。自社が工場からだから余計にそう思うのでしょうか。料理であまり一般的でない食材が欲しい時、また話を聞きたい時に専門職の方がいないところでは話になりません。なので見切りや特売のみ買ってしまいます。ただ、商品は工場で作られた肉の方が長持ちしますね。衛生面の徹底、ハサップ基準があるからでしょうか。 あくまでも主夫の独り言ですが💦

投稿: k,k | 2022年1月29日 (土) 12時35分

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