全ての答えは現場にあり
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
「事件は会議室で起きてるんじゃない。」
「現場で起きているんだ!。」
踊る大捜査線での織田裕二の名ゼリフである。
同様に、小売の世界でも、
全ての答えは売場にあり。
と言われてきた。
なぜか?。
小売り業界と交流がある全ての取引先は、本部や店舗と交渉をするが、それはすべてお店という舞台におい終結するものである。
本部でバイヤーやスタッフと交渉をするが、その交渉における舞台はどこあろう売場なのである。
商品も什器も冷蔵ケースもレイアウトも照明もデザインもすべてがお店が舞台。
更に、我々の顧客も全てが商品購入をするためにお店に来店する。
要はと取引先も顧客も全てがお店に終結するのである。
要は結果を出す全ての要因がお店に集中しているということであり、そこで購買されデータで結果が出るから、
「すべての答えは売場にある」
ということになるのである。
いくらバイヤーがデータを駆使して、市場で交渉したとしても、売場という場で交渉した商品を来店されたお客様に購入されて初めて結果がもたらされるのである。
商品もお客様も売場という同一場所で売り買いされるのである。
しかし、意外にこのことを理解しながらも、その答えを売場ではなくデータに求めている場合が多いのではないだろうか。
データはあくまでも結果。
しかしその結果は紛れもなく事実であり、正しい結果ではある。
ただしその結果の背景には売場の状態がどこまでも付きまとう。
そう、背景には売場の状態という要因がどこまでも付きまとうのである。
どんな売場からこの結果がもたらされたのか。
しかしそれ以前に、
どんな交渉からこの売場がもたらされたのか。
どんな計画からこの売場がもたらされたのか。
そしてその結果から生まれたこの売場で、どのような結果がもたらされたのか。
その考察と要因分析が重要なのであり、あくまでもデータは売場と連動されて分析、語られなければならないのである。
その分析者はあくまでも現場サイド。
個店のデータは個店の人間でしかその背景や要因を踏まえた正しい結論を導くことは出来ない。
“それは理屈だとてっちゃん”
確かに、理屈ではある(笑)。
しかしその理屈を追及するからこそ現場力が付いていくのである。
今年は、その現場力が問われる年となるのである。
個店毎に異なる環境と対応。
その為には、現場力の向上は必須であり、そこからでしか個店力は磨かれていかない。
個店の店長の育成カリキュラムの有無。
そして個店の店長やリーダーが地域で顧客獲得に活躍していくのである。
PS
後開催のセミナーのご案内。
①52週MDマネジメントセミナー
日時:2022年1月12日(水)~毎月一回 13:00~14:30
定員:30名
対象者:地域に密着した店舗を目指す小売業のご担当者様
店舗運営部長、バイヤー、SVなど店長を育成指導する方全般
参加料:法人15,000円(30名まで) 個人5,000円(1名まで)
参加方法:オンラインセミナー(Zoomにて開催) ※後日アーカイブ配信あり
*52週MDセミナーの申し込みはこちらから
②データマネジメントセミナー
日時:2022年1月21日(金)~3回の開催 13:00~14:30
定員:30名
対象者:地域に密着した店舗を目指す小売業のご担当者様
店舗運営部長、バイヤー、SVなど店長を育成指導する方全般
参加料:法人30,000円(30名まで) 個人10,000円(1名まで)
参加方法:オンラインセミナー(Zoomにて開催) ※後日アーカイブ配信あり
*データマネジメントセミナーの申し込みはこちらから
*全セミナースケジュールはこちらでご確認を
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます
現場が「売る楽しさ」の追及から「売る辛さ」に転換してしまっては、売る力はますます減退していき、本部指示待ちと化してしまうもの。そしてそれで良しとして評価される現場の人間が「売らない安心感」に浸ってしまってしまうという悪循環。もう一度自社の状況を振り返る必要がありそうですね。
投稿: てっちゃん | 2022年1月 6日 (木) 18時58分
どんな素晴らしい商品も並べるだけでは最大の売上は作れない。商品を輝かせられるねは現場ですから。だから作と演の信頼関係は永遠に不滅でなければいけないのです。本部でパソコン作業に忙殺されるなら現場を味方につけねば。職位に託け高飛車になる馬鹿バイヤーは人罪ですよ😝
投稿: dadama | 2022年1月 6日 (木) 18時12分