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2022年1月 8日 (土)

年末商戦の流れ

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


年末商戦。

  今更ですがご苦労様でした。

感染者激減からのオミクロン株による急増。
そんな環境の中でのXmas・年末商戦に突入した今年の商戦。

  流石に今年の予測は難しかったと思われる。

そんな状況だから、事前にお客様アンケートを実施して今回の帰省の有無を確認した企業もあるほどだ。
その結果は、やはり昨年以上の帰省はあるが、一昨年と比較すると売上で90%前後であろうとの判断。

  そのアンケート結果通りの今年の帰省。

そして、それに準じた年末商戦となったようだ。

  当然、昨年比ではクリアという実績。

特に今年は曜日廻りの影響から、30日~31日に集中という結果。

  途中で日曜日が入らない年廻りの流れであろうか。

そう考えると、以前にも増して曜日廻りによる影響度が高まっているというトレンドは益々大きくなっていくのであろう。

  しかしそれでも店舗間格差は大きかったようだ。

年末商戦は事前に買い回りをするお店を決めているものであるが、その決め方を知ることは重要である。

  何を中心に店舗を決めるのか。

それもいろいろあるだろうが、このような年間最大のイベントになるとどうしても大型商業施設に頼る傾向はあろう。

  “何でも揃っているはず”

そのような期待感が大型店舗には備わっているのであろうし、そのような施設に入る食品小売業の普段の売場から、“あのお店ならあの部門のあのごちそう商材がふんだんに品揃えされているはず”、という期待感である。

  そして、その期待感に応じた売場作りが為されたか否か。

それが、この業界の年末商戦の実態なのである。

  そういう意味での今年の年末商戦。

やはり事前のお客様アンケートの結果通りの業績であったようだ。
やはり顧客アンケートは正直なものである。
そしてそれを参考に事前の販売計画を立案し、そしてそれを参考に売場計画であり売切り計画を立案したと思うのであるが、詳細な情報ほど精度の高い結果をもたらしたと思われる。

  そして思うのは「想いの強さ」。

Xmas年末商戦は、それ以前の集大成。
よって、それ以前の結果がどうであったか、そしてその結果から最後の年末をどうとらえたかである。

  その結果が年末に現れる結果。

それは従来からの原理原則であり、それ以上でもそれ以下でもない。

  やはり普段の取り組みの結果の集大成が年末に現れるだけの世界。

それを痛烈に感じた今年の年末商戦であった。




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52md 
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  定員:30名
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    店舗運営部長、バイヤー、SVなど店長を育成指導する方全般 
  参加料:法人15,000円(30名まで) 個人5,000円(1名まで)
  参加方法:オンラインセミナー(Zoomにて開催) ※後日アーカイブ配信あり
  
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②データマネジメントセミナー
Photo_20211229140001 

  日時:2022年1月21日(金)~3回の開催 13:00~14:30
  定員:30名
  対象者:地域に密着した店舗を目指す小売業のご担当者様
  店舗運営部長、バイヤー、SVなど店長を育成指導する方全般
  参加料:法人30,000円(30名まで) 個人10,000円(1名まで)
  参加方法:オンラインセミナー(Zoomにて開催) ※後日アーカイブ配信あり

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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
昨年比での好調。
しかし、年末商戦も一昨年比という比較ではやはり完全に戻り切ってはいないと思います。それとは裏腹に都市部では11月から厳しい状況が続いている様子。
さて、オミクロン株の急速な感染もありますが、いままでの流れからある程度はその終息も見えてきているのではないでしょうか。
今年は大きな格差が生まれる年だと感じております。

投稿: てっちゃん | 2022年1月 8日 (土) 17時02分

コロナ慣れもあり今年は大型商業施設が総じて好調。更にはカテゴリー特化型のSMも好成績のようですね。オミクロンの不確定要素はあれど今年は競合環境が平常時に落ち着く中、コロナ騒動下でも先を見越して動いた企業と成り行きに任せていた企業ではうさぎと亀如くになるでしょう。
既に「麻薬」であるポイント施策に舵を切った企業もあり(笑)。
更にはオミクロン株の急速な蔓延。
そろそろ共存の施策を考えねば隔離ばかりでは営業が出来ないリスクが高まって行くでしょうし海外に見られるようインフラの混乱も危惧されますね。

投稿: dadama | 2022年1月 8日 (土) 12時05分

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