ラスト3日間が勝負
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
さて、今日は12月29日。
今年も残り3日間(本日含む)。
あとはやるだけ。
予定通り製造し売り切るだけ。
とは言っても、微調整は重要である。
特に生鮮総菜は日々が仮説と検証の連続。
そして時間帯別に日々の計画と実践、そして結果が異なり、その調整をするからこその利益である。
この3日間は利益との戦いとも言えるであろう。
12月29日~31日の売上金額も極端に伸長するし、当然にこの3日間で売れる商品の値入も40%~50%がザラであろうから、ここでの荒利獲得額もハンパではない。
如何にロスなく予定通りの売上を獲得できるか。
よって、この3日間はどれだけ微調整してもやり過ぎということは無い。
徹底して利益獲得に邁進すべきであるし、それがこの3日間の小売業の行為である。
だからこそよい年明けを迎えることが出来るのである。
ただし、疲労もピーク。
体調管理と並行しての年末商戦。
昨年末もそうであったが、コロナ過による健康管理の徹底という裏側で、風邪やインフルエンザへの感染が極端に減少したのは不幸中の幸いであろうか。
油断禁物ではあるがあとは体調維持が重要。
そして今日重要なこと。
グロサリーの際物を出し切ることである。
かまぼこおせちが鮮魚部門という企業もあるだろうが、そのような際物は本日で出し切るという行為は必須であろう。
そして出し切るということは、売場の微調整であり変更でありを店舗が自ら行わなければならないということである。
定番は本部指示待ち。
そんな企業もあるだろうが、だったら本部に率先して現実を報告し、現場自らがどうすべきかの答えを持って指示を受けるスタンスが必要となる。
店舗が率先して売場を変えててでも在庫をすべて売場に出し切るという行為。
これが29日の店舗運営者の使命ではないだろうか。
30日~31日は生鮮惣菜が主役とならなければならない。
よって、本日中にグロサリー部門に関してはやるべきことを完了させてこその、利益獲得策となる。
そして明日以降は、売場のみの在庫管理にてしかるべき手を打つことだ。
だからこそ商品移動等が見えてくるのである。
そして鮮魚部門は数の子とたこをしっかりスペース拡大にて売場に陳列することである。
特に数の子は事前売り込みが必須。
たこ類も年末だけは太足のものが優先的に購買されていく。
地域性もあるが地方ほどのこの傾向は強まる。
どうしても値ごろにこだわる普段の購買行動どは異なり、年末には年末の購買行動が存在する。
年末の商品動向は値ごろといワードを切り捨てなければならない。
購買行動の第一優先は「商品価値」である。
如何に、謂れに則った商品価値を有するか。
これが年末の顧客の購買行動の第一優先となる。
そこをわきまえた商品化と陳列技術がこの年末で更に単価を上げられるかの瀬戸際となる。
そして惣菜はまだまだ弁当の動きはあるだろう。
逆に普段以上に本日の弁当需要は高い。
年末商戦。
いよいよ最終章に入りました。
PS
今後開催のセミナーのご案内。
①52週MDマネジメントセミナー
日時:2022年1月12日(水)~毎月一回 13:00~14:30
定員:30名
対象者:地域に密着した店舗を目指す小売業のご担当者様
店舗運営部長、バイヤー、SVなど店長を育成指導する方全般
参加料:法人15,000円(30名まで) 個人5,000円(1名まで)
参加方法:オンラインセミナー(Zoomにて開催) ※後日アーカイブ配信あり
*52週MDセミナーの申し込みはこちらから
②データマネジメントセミナー
日時:2022年1月21日(金)~3回の開催 13:00~14:30
定員:30名
対象者:地域に密着した店舗を目指す小売業のご担当者様
店舗運営部長、バイヤー、SVなど店長を育成指導する方全般
参加料:法人30,000円(30名まで) 個人10,000円(1名まで)
参加方法:オンラインセミナー(Zoomにて開催) ※後日アーカイブ配信あり
*データマネジメントセミナーの申し込みはこちらから
*全セミナースケジュールはこちらでご確認を
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
前半の動きの鈍さも終わってみればトントンとなるのが際物の安定感でしょうか。とは言いながらも同じ際物であるおせちは年々その中身は変遷していますから、胃袋の数が減少していく今後は更におせち商材の縮小均衡は続くでしょうか。
今日からは日々の特性に合わせて徹底した量販体制の売場で攻めに徹することですね。
投稿: てっちゃん | 2021年12月29日 (水) 10時57分
際物は早く捌いてナンボ。前半動きの鈍かった〆縄、鏡餅もここに来て消化が一気に進みましたね。
大安吉日を意識されて購買されるお客様も増えてきました。
お節材料も即食系は順調なものの土物、乾物の素材系は世代の移り変りと共に年々下がって来ており徐々に惣菜への期待値が高まって行きそうです。
何れにしてもお客様は決め打ちされて買物されますから見易く選び易く買い易い売場の提供が必要であり、オススメ商品のボリウムによる鮮度感や割安感(安いでなく)の演出がお客様の購買には直結しますし生鮮も年末は際物ばかりですから自信を持って売り切りたいですね。
投稿: dadama | 2021年12月29日 (水) 09時29分