お受験事情
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
今日は日曜日。
芸能ネタの日(笑)。
今期のテレビドラマのいよいよ終盤期。
最終回を終えたドラマもチラホラ。
「ヤンキー君と白杖ガール」「日本沈没」等は既に最終回を終えている。
「アバランチ」「婚姻届けに判を捺しただけですが」「SUPER RICH」は後一回を残すのみ(12月17日現在)。
そして「二月の勝者」。
単なるお受験を取り扱ったドラマかとタカをくくっていたが、毎回視聴していくたびにハマっていったのである。
お受験。
いまや小学校からのお受験がスタートするらしい。
このドラマは中学受験。
我が日本では、より一般的なテーマになってしまったのであろうか。
中学校。
小学校からエスカレーター式に進学できるものだと思っていた。
地域の学区内の指定された中学校に、義務教育として何もせずに進学するのが当たり前だと思っていた。
私が育った地域では。
しかし今や都内のエリアでは、中学受験を受ける児童が約半数もいるのが現状らしい。
中学受験。
それはごく少数の特別な医者とか博士とかのご子息の世界の話だと思っていたのであるが、世代が変わるとこうも事情が変わるのであろうか。
それはともかくとして、このドラマはスタート段階では破天荒な予備校の校長に就任した有名予備校から転職してきた青年が、奇抜な受験用語と金目当ての人格無視の言動から始まったのである。
“これからどんな展開になるのか?”
と不安視しながら見ていたが、第一話でその破天荒な校長が取った対応は、まさにその生徒の個性を見抜き、その個性の強みを見出して人間のモチベーションを高めながら実力を高めていくマネジメントを実践しているのである。
“社会人の組織運営そのものではないか”
お受験という現代のテーマに切り込みながら、その実、如何に受験生自身のやる気であったり前向きな姿勢であったりを如何に大人が引き出しながら、最終的には本人の意思で目標の中学を決定し、自らの意志で受験に取り組むかを確立させるストーリーなのである。
“まさに大人のドラマ”
大人が、親が、このドラマを見てどう部下や子供たちに向き合うかが問われているのであろう。
特に我々はコロナ特需から解放される業界。
益々個店毎の対応が異なる時代となる。
なぜなら地域性や個店環境によってその対応が異なるから。
企業としての今後の対応と同時に、自店はどのような環境にあり、本部方針と照らし合わせたときに同じ方向性と異なる方向性を見極めて、より精度の高い対応を店舗のリーダーや店長が率先して実践しなければならないのであるが、その環境が整備されているか否かという課題があるだろう。
そこに目を向けさせてくれるドラマ。
それが「二月の勝者」であると思った。
まぁ、ストーリーとしては最終的には一人一人の受験生が主人公となりながら、その家庭環境や生徒の性格に焦点を当てながら、一人一人の強みを引き出す手法や思考を根拠に、如何にその本人のモチベーションを刺激していくかという受験勉強以前に重要な課題に取り組む青年校長の姿は感動させられるものがある。
このドラマも12月18日(土)が最終回。
感動のラストになることであろう。
PS
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コメント
kazuさん、コメントありがとうございます。
どんなドラマにもその意図がありますから、そういう視点で見ていると、自らのアンテナにひっかかる部分があるものですね。
是非、kazuさんのアンテナに引っかかったドラマネタも披露してください。その視点からそのドラマを見てみようと思います(笑)。
投稿: てっちゃん | 2021年12月19日 (日) 08時38分
kazuです
深い。深いですね~。
流石、会長の解説です。
私はこのドラマ見ていませんでしたが、会長のコメントを見る度、「見ておけば良かったー」と思うばかりです。
今視聴しているドラマもいよいよラストを迎えるシーズンになってきました。
楽しみでも有り、ちょっと寂しい時期でもあります。
年末特番がチャンネルを席巻してきますが新春のオススメドラマのご教授宜しくお願い致します。
PS
お孫さんのご誕生本当におめでとうございます。当たり前ですが「孫」って可愛いんでしょうね?
私も早く孫を見てみたいものです。
投稿: kazu | 2021年12月19日 (日) 07時27分