商戦のスタート
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
今日は12月23日。
いよいよXmas・年末商戦のスタートである。
しかし私も現場を離れて半年。
そして何十年ぶりに年末商戦からも遠ざかった。
何十年ぶりというよりも、この業界に就業して以来初めての出来事であろうか。
クリスマス売場のシーン。
年末売場の数々のシーン。
今までいろいろなお店で年末の10日間を経験し、いろいろなシーンを生の目で見てきた。
その生の目線で見れない寂しさ。
これは経験したことがない人間にはわからないであろう(笑)。
そして、この業界に身を置く人間にとって、いつかはその瞬間が来るのである。
早いか遅いかの差。
私は、今、それを味わっている。
Xmasから年末の10日間はお客様からの通信簿を渡される時期。
それがこの業界に身を置いてから、先輩や店長から言われ続けてきた言葉である。
だからこそ、一年の〆をこの時に賭けるのである。
それは金の為でもなくお客様の為でもなく、ただただ自らのプライドの為。
お客様の為でもなくというのは言い過ぎであるが、やはり自分のプライド、一年間の労をこの通信簿で癒されたいという願望であり自らへのプライドによって、この時期の10日間を過ごすのである。
それが私流の10日間である。
よって、このラスト10日間に向ける気持ちの高揚感が私を年末商戦へ向かわせるモチベーションであり、そのモチベーションが店舗を牽引する力にもなっていたのであろう。
モチベーションが年度ごとの新たなチャレンジへと向かわせるのである。
やはりXmas年末商戦とは、この業界に就業するものにとっては、特別な期間であることは異論がないであろう。
そんな期間を迎えつつある現役諸君が羨ましい。
是非とも一年の総決算であるこの時期。
お客様は既に年末購入店舗を決めているのである。
よって、これからの期間は、如何に自分の読み通りの来店されたお客様へ最高のサービスをすることにある。
その為に、計画通りの作業を確実に毎日やりきること。
それがこの10日間の最大のポイントであろう。
そしてここにきての「オミクロン株」。
それもある程度は予見できたコロナ過の中の影響であろうか。
事前の顧客アンケートや情報収集、そしてオミクロン株からの影響度を鑑みた年末の来店予測、売り上げ予測を立てているであろうから、その情報と計画を信じて、年末商戦へ向かうべきではあろうが、日別への対応は毎日微妙に来店動機の変動はあるだろうから、そこは日々の買い物動向をしっかり見ていく必要はあろう。
23日~25日。
29日~31日。
それぞれの3日間の日別の買い物動向の変化をどう日々の商品化に結び付けるか。
ここからが、本当に毎日の変化に対応していく時期となろう。
PS
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
お互い現場から離れ、主観的な状況を語れないという寂しさと客観的な視点から包括的な評論だけは語れるという環境でしょうか。いまさらながらですが、現場での主観的な状況を把握できたということが如何にスピード感をもって対応できたかという裏返し。これが現場の強みでありその強みを如何にスピードをもって対応するかが現場力なのだと感じさせられますね。
投稿: てっちゃん | 2021年12月23日 (木) 10時16分
毎日が痺れる年末年始。
お客様はもう買う店を決めている。
期待して来店されるお客様を裏切る事無きよう日々の売場を構築するのみ。諦めも肝心(笑)。
私も現場からは離れてしまいましたが最後は今の職務で得た事を売場で具現化して情報発信をしたいですね。あと何年やれるかは疑問ですが引退する時はやり切って悔い残さぬよう足を洗うのが夢ですから(笑)。
投稿: dadama | 2021年12月23日 (木) 10時06分