有料化
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
先日、初めての有料化セミナーを開催した。
データコムさん主催の「販売力強化セミナー①」。
今までは、ファイブマネジメント理論についてその概略を無料にてセミナーを開催してきたのである。
計5回に渡るセミナーは、同じ内容でファイブマネジメントを学ぶという意図で開催されてきたが、今回はその内容をガラッと変えて、販売力強化を目的としたセミナーを開催した。
そして有料化として。
それは以前のブログでも記した通り、12月商戦へ向けての販売力強化を目的として、如何に12月の年末商戦を優位に営業していけるかという課題に対しての回答であり、それ故に有料化として実の取れる内容としたのである。
セミナー開催後は参加者にアンケートなるものを提出していただいている。
従来の無料セミナーにおいてのアンケートでは概ね好感のある回答が多かった。
もっとも、無料ということで、どちらかというと無料で学んだ満足感の方が高かったのかもしれないし、無料参加のため当たり障りのない回答をして頂いていたのかもしれない。
しかし今回のアンケートは異なった。
視聴した目的が果たせたか否かという視点で、それぞれの方の回答が異なったのである。
大変参考になった ~ 理由はより具体的な手法がイメージ出来たから。
という内容の回答も多かったが、逆に以下のような回答もあった。
もの足りなかった ~ この業界で認識している内容がほとんどだから。
要は、自分が期待していた内容や具体例が内包されておらず、新たな発見が無かったという意味だと思われる。
よって、一人一人のアンケート結果を更に深入りして探求してみたのであるが、そうすると以下のような傾向がみられることに気づいたのである。
有料化になることによる焦点の違い。
それが明確に視聴者から回答されるという現実。
これが課金ということか。
従来の無料セミナーとは全く異なる緊張感と現実を受け入れる心の準備が出来た瞬間である。
そして評価の傾向とは。
それは、より現場に近い存在の店舗の店長や店舗運営に携わるかたの評価の傾向は、従来以上に現実的で具体的で今後の売場計画や売場作りに対する意味がよく理解できたという内容。
逆に、者たちなかった方の傾向は、現場というよりは本部勤務で企画や広報といった方が多く、最新の情報や目新しさ、そして刺激でありインパクトというパンチのある内容に乏しかったというイメージの評価の傾向があったと思う。
確かにインパクトのある内容や表現も必要なのだろう。
しかし、私の存在価値はあくまでも現場で働く方たちへの支援がメインとなる。
よってインパクト以上に基本と現実に目を向けたいと考える。
なぜ基本が重要なのか、なぜ従来の取り組みが重要なのか、なぜ52週が重要なのか。
それを企業の幹部に代わって現場の店長やリーダーに伝えたい。
それが私のセミナーの最重要視点であることも、今回の有料化セミナーで見えてきた自分の存在価値であることを知ったのである。
そして刺激以上に基本を取り戻したいという企業も確実に存在する。
むしろ、地方や中小という環境にある現場は、そちらを再度重点的に取り組み、取り戻し、再び地域での競争に参戦し戦える自社環境を整備したいと考える企業も多いことを知るのである。
世にはいろいろなタイプのコンサルが存在する。
自分の目指すコンサルの立ち位置とは。
そんな自らのポジショニングを洗い出すきっかけとなった今回の有料化セミナー。
販売力強化の基本。
とは言っても、その内容は豊富であり奥深いもの。
そして従来から存在する資源の強みを如何に有効に引き出すか。
そしてそれを求める地方の方々や中小の方々に是非視聴していただきたい、販売力強化セミナーではある。
当方の販売力セミナー。
今後の日程は以下の通りです。
11月1回(有料)、12月1回(有料)となっている。
【今後のスケジュール(予定)】
・11月24日(水)13時~ 販売力強化策②&52週MD(12月後半編)有料
*申し込みはこちらから
・12月 8日(水)13時~ 販売力強化策③&52週MD(1月編)有料
*申し込みはこちらから
上記日程の予定で進めている。
いずれも午後1時~2時30分までの1時間30分の予定。
11月以降の有料版においては、販売面でのより充実した販売強化策と翌月の月間MDを導入し、無料セミナーの概略とは異なりより詳細な販売事例を基に、店舗で実践できる販売力強化セミナーを3回に分けて取り入れていきたいと考えている。よって3回連続で視聴していただくことでより詳細な販売力強化策として学ぶことが出来る。
また、有料版視聴の方には後日アーカイブ動画の視聴も可能となり、当日視聴できなくても後日ゆとりをもって視聴できるのである。
有料セミナーとしても格安(法人一回視聴3万円 個人一回視聴1万円)な内容かと思われる。
少しでもてっちゃん塾の考え方やスタンスを知っていただきたいと考え、データシステム会社のデータコムさんとコラボにて実現できたものである。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
確かに「作」と「演」の溝は感じますね。要は情報提供者と情報受信者との情報認識の差でしょうか。やはり実践にはそれ相応の具体性が求められるもの。売場という空間で如何に提供される文言という情報を店舗で具現化するかという具体的情報が現場では必要なのだと思います。そしてそれがより具体的になればなるほど、情報発信者から見るとその意図から外れてしまうと感じてしまうのでしょう。情報発信を一つイメージとして受け取るのか、実践必須事項として発信するのかの認識の違いでもあると思います。
投稿: てっちゃん | 2021年11月16日 (火) 08時32分
有料化セミナーの評価を読んでふと感じたのですが。現場視点では新たな切り口を教えてもらった。本部視点では目新しくない・・・
つまり作と演の風通しが良くないと言う事であり殆どの企業が感じている事ではないでしょうか。本部は52週MDや差額管理を行なっている筈。知らねばチラシも組めない(笑)。
何故現場に伝わらず動かないのか?
作と演の最大共振点の答えを求めていると言えるのかも知れませんね。
何れにしても自分の実力で稼ぐプロを目指すてっちゃんには脱帽です。
私は定年退職で燻ぶっていたのを拾われた身。拾ってくれた御恩だけは返したいと思いますがサラリーマン稼業からは抜け出せません(笑)。
投稿: dadama | 2021年11月15日 (月) 20時44分