強みに着目
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
人材確保に人材育成。
アフターコロナの最大の課題であろうか。
コロナ禍というこの二年間の環境でもたらされたのは、客数の減少とそれをカバーする大容量パックの需要増。
しかしアフターともなれば再び客数増と少量パックの需要増。
よって、客数増、点数増、パック単価ダウンという道筋がある程度覚悟しておく必要があろう。
客数増、点数増へむけて人材の確保も重要な課題となる。
人材の確保。
再びこの環境へ如何に対応していくか。
もしかすると、売場での品揃えや価格という競合店との戦い以前に、従業員獲得競争が激化していくかもしれないアフターの世界である。
人材が確保しずらいのであれば人材が育つことが先決であろうか。
人材育成を如何に効率よくスピーディに実践するか。
その為には、どのような育成方法がより効率よく、より迅速に育成できるのかという選択となる。
如何に戦力化させられるか。
おそらく、従来型のマニュアルに沿った育成法の延長線で実践することになると思われるが、企業が持つマニュアルというのはいつの時代に作成されたものであるかが問題となる。
おそらく昭和の時代背景が色濃く残るマニュアルではないのか。
同じ価値観、同じ就業意欲、同じ世代、を前提に作成されたマニュアルであれば、なかなかそのマニュアル通りに育成しようとしても違和感のある世代が多いのではないだろうか。
価値観の違う世代を対象にしたマニュアルは必須であろう。
全てが同じ手法、同じ形、同じ・・・、というマニュアルでは個々人の強みを発揮させることは出来ない。
効率の良い人材育成とは強みを磨く事。
よって、個々人の強みを如何に見出し、如何に磨き、如何にその強みを全面に押し出せるか。
それを優先的に実践することで、人材は活き活きと自らの強みを発揮しながら、自らを組織と同一の方向へ向かって歩んでいくのである。
その強みをリーダーはいち早く着目することなのである。
そしてその強みを面談でお互いに共有し合い、その強みを磨くことで評価していくことをお互いに確認し合うことで、その従業員の目指す方向性と具体性、そしてそのことでその人材の強みが組織内で発揮されていくことで、本人の自信に繋がり、その自信が更にその他の業務の習得意欲を喚起していくのである。
結果的に弱みのフォローも為されていく。
強みの磨き込みがトータルとしての能力アップには必須なのである。
そんな視点に立った人材育成。
それによって、従業員の成長スピードは加速し、より少ない人員でもより強い組織として競争力を高めていくことになるのである。
当方の販売力セミナー。
今後の日程は以下の通りです。
12月1回(有料)となっている。
【今後のスケジュール(予定)】
・12月 8日(水)13時~ 販売力強化策③&52週MD(1月編)有料
*申し込みはこちらから
上記日程の予定で進めている。
いずれも午後1時~2時30分までの1時間30分の予定。
11月以降の有料版においては、販売面でのより充実した販売強化策と翌月の月間MDを導入し、無料セミナーの概略とは異なりより詳細な販売事例を基に、店舗で実践できる販売力強化セミナーを3回に分けて取り入れていきたいと考えている。よって3回連続で視聴していただくことでより詳細な販売力強化策として学ぶことが出来る。
また、有料版視聴の方には後日アーカイブ動画の視聴も可能となり、当日視聴できなくても後日ゆとりをもって視聴できるのである。
有料セミナーとしても格安(法人一回視聴3万円 個人一回視聴1万円)な内容かと思われる。
少しでもてっちゃん塾の考え方やスタンスを知っていただきたいと考え、データシステム会社のデータコムさんとコラボにて実現できたものである。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
昨日のセミナーの話をしましたが、久しぶりにリアルに集うセミナーに参加して、時間とコストをかけてでも集まるメンバーの熱意に圧倒された感がありますね。リモートではなかなかその熱意を持ちながらもどうしてもお互いに伝わり切れない熱意や熱い視線や親権が眼差しが、リアルだと万々伝わってくるし、それは逆に受講生も同様だったと感じました。そして店舗見学後の意見を集約すると、そしてコロナ禍で乱れた基本の再びの見直しが最終的な結論だったような気がしました。基本の徹底によるリピーターの獲得がコロナ禍で獲得した顧客をしっかりつなぎとめる要因となるでしょうね。
投稿: てっちゃん | 2021年11月26日 (金) 12時23分
コロナ禍の最中はお客様が積極的に店舗でまとめ買いをされて売上も右肩上がりの時代。その過程で購買行動も大きく変わってしまった。
話は逸脱してしまいますが先日新聞のアンケートにもビジネスでの飲みニケーションは7割が不要とのアンケート結果があり、リモートの定着がリアルな交流を不要としてしまった。
消費者行動とは奇なもので環境が戻っても購買行動が戻ると言う単純な物では無さそうですね。
私達も消費者行動を分析し、積極的に動く。勿論個店で出来る事出来ない事はあれど、今来店されているお客様が何を期待して数ある競合店の中から自店を選んで来店されているのか?
更には期待値と伸び代はどこにあるのか?
そのデータ的裏付けは何なのか?
結果、来店されるお客様に対して一品でも多く買って頂ける確率の高い商品を52週MDと関連付けながらゾーニングと客動線に基いて配置して行く。仕掛ける場面と通路の確保、忘れてはいけない基本の徹底(笑)。
自店を見てもコロナ特需の甘えを引き摺り基本を忘れた自滅してる売場をよく見かけますしその店舗管理職の感性も連動して見えて来る。
競合対策以前に先ずは自店を見つめ直して自社自店の強みのMDや商品で密度の高い緊張感ある売場を再構築して行く。それは自ずと競合対策に通じる訳で先ずは自らを正す事が直近の課題でしょうか。今年は企業及び店舗間格差が生じる年末年始商戦となりそうです。
投稿: dadama | 2021年11月25日 (木) 09時24分