技術習得の奥にあるもの
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
仕事を覚える。
特に新入社員や若手社員は優先課題であろうか。
仕事を覚えるということは、一日のスケジュールを理解し、自分の役割をスムーズに実践できるようになることであるが、同時に発注を覚えるとか調理技術を身に付けるとか、接客マニュアルを理解してスムーズな接客ができるようになるとか、仕事の手順というよりも、業務上の技術を体で覚えていくことのほうが優先順位は高いであろうか。
そうやって目の前の自分の役割を習得していく。
それに伴って、2年目以降からは部門の作業全般を理解し、業務遂行能力と同時に業績向上能力も期待されるようになっていく。
部門全般を如何にあるべき姿に維持できるか。
その維持能力を部門責任者が不在時には自分の責任としてマネジメントしなければならないという技術。
いわゆるマネジメント技術が問われていくのである。
その段階ではむしろ体で覚える技術というよりも、頭や感覚で覚える人材マネジメントに重点が置かれるようになっていく。
如何に人材をマネジメントすることで業績向上に繋がるのか。
そこの視点が3年目以降から問われるようになっていく。
技術。
一言で技術と表現するが、それは体で身に付ける技術から頭や感度で身に付ける技術、人材を如何に効率よくマネジメントできるかという技術へと変遷していくのである。
人間はマネジメントレベルを上げていく過程で、7つの知性を身に付けなければならない。
1.思想
2.構想
3.意志
4.戦略
5.戦術
6.技術
7.共有
上記7つの知性を身に付けながらリーダーとしてマネジメント力を磨いていくのである。
技術とは上記の知性の6番目に位置する。
そしてその上にはまだまだ身に付けなければならない項目が控えているのである。
技術とは現場以外では身に付けられないものである。
販売技術であり、作業技術であり、接客技術であり、人材マネジメント技術であり、そのいずれを取っても現場で実践しながら身に付けていく以外に道は無いのである。
そしてその技術を身に付けない限りは次は無い。
それだけ、この業界にとっての技術は現場でしっかりと身に付けておくべきことなのである。
そしてその技術こそが次の戦術に大きな武器となるのである。
技術がなければ戦術は立てられない。
戦術とは技術の土台の上に成り立つ実践なのだから。
戦術とは、誰が、どこで、何を、どうするという具体的作業であり、技術力がなければ戦術立案は不可能なのである。
そして、その具体的な戦術を概略化していくのが戦略となる。
よって、現場で積み上げて習得していく技術を甘く見てはいけない。
そこが欠落するということは、戦術を伴わない戦略立案者となって、使えないリーダーとなっていくことになるのである。
当方のファイブマネジメントセミナー。
今後の日程は以下の通りです。
11月2回(有料)、12月1回(有料)となっている。
【今後のスケジュール(予定)】
・11月11日(木)13時~ 販売力強化策①&52週MD(12月前半編)有料
*申し込みはこちらから
・11月24日(水)13時~ 販売力強化策②&52週MD(12月後半編)有料
*申し込みはこちらから
・12月 8日(水)13時~ 販売力強化策③&52週MD(1月編)有料
*申し込みはこちらから
上記日程の予定で進めている。
いずれも午後1時~2時30分までの1時間30分の予定。
11月以降の有料版においては、販売面でのより充実した販売強化策と翌月の月間MDを導入し、無料セミナーの概略とは異なりより詳細な販売事例を基に、店舗で実践できる販売力強化セミナーを3回に分けて取り入れていきたいと考えている。よって3回連続で視聴していただくことでより詳細な販売力強化策として学ぶことが出来る。
また、有料版視聴の方には後日アーカイブ動画の視聴も可能となり、当日視聴できなくても後日ゆとりをもって視聴できるのである。
有料セミナーとしても格安(法人一回視聴3万円 個人一回視聴1万円)な内容かと思われる。
少しでもてっちゃん塾の考え方やスタンスを知っていただきたいと考え、データシステム会社のデータコムさんとコラボにて実現できたものである。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
部下は上司を選べませんが、店長に昇格するまでに数多くの店長と仕事をすることも事実。
私が学んだ店長は結果的に破天荒でも販売意欲の高い店長であったり、自らの言葉でコミュニケーションする店長でした。やはりそんな店長は強烈な発信力があったのでしょうね。
投稿: てっちゃん | 2021年11月 3日 (水) 07時09分
現場での実践。だからこそ上長の志が部下に直結する事を肝に銘じて欲しいですね。
部下は上司を選べませんし、上司の資質以上に部下は育ちませんから。店長、副店長のコミュニケーションひとつにしても先を見越して安定志向の店長と先の長い若手の店長ではモチベーションは大きく違いますし、副店長はその環境から何を学ぶのかを見極める必要性もありますね。
投稿: dadama | 2021年11月 2日 (火) 08時28分