壁
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
仕事の壁。
仕事をしていれば誰もがぶち当たる「壁」。
だれだって、壁の一つや二つを乗り越えて、今現在の仕事に携わっているものである。
どこが一番大きく険しい壁なのか?。
それがわかれば苦労はしない(笑)。
いつ何時どんな壁にぶち当たるかわからないから人生なのであろう。
そして、大抵の壁は初めての経験となることがほとんどの為、その都度その都度、今まで以上の高いそして厳しい壁に感じるのである。
しかし、振り返ってみると、その壁も以外に低い位置にあることを知るのである。
振り返った段階で一段高い位置にいるのだから当然であろうか(笑)。
それだけ、高い山を登り続けていけば、目の前のちょっとした岩でも高い壁に感じてしまうものであり、その連続が人生なのであろう。
人生とは高い山を目指して登り続けること。
そう思えば、どんな壁でも乗り越えなくてはならないものであるが、それでもその都度高く厳しい壁に見え、いずれも初めての経験でて探りで登らねばならないものであるから、常に試行錯誤の連続である。
そして一つ一つ経験しながら要領を覚えていく。
その要領が次にはちょっとした岩に見え、その次には目の前に散らばる小石に見えていくのであろう。
とは言っても突如大きな壁にぶつかるときがくる。
それが、昇格して個店の店長となったり、営業部長となったりという過程なのである。
しかしやはり店長昇格時が最大の壁であったという人は多い。
私も同様かもしれない。店長昇格時は周囲が何も見えなかった。
“どんなスタンスで臨めばいいのか?”
それが見えなかったのである。そして、極度な緊張感。
極端な話、周囲が全て敵に見えた時もあった。それほど店長とい組織の長という環境の重みを自ら勝手に重しを乗せて感じていたのである。
そう自ら勝手に店長職に重しを乗せていたのだ。
それだけ、自分の勝手な解釈で店長職とはこうあるべき、だから店内ではこう行動し、こう指導し、こうコミュニケーションすべきというあるべき論に支配されていたのである。
それが企業への恩返し。
そう勝手に解釈していたのである。
そして、その重しに押しつぶされそうになっていくのである。
その重しを外せたのは人事異動で二店舗目のお店に異動したときだ。
新任の店長としてのあるべき論に鎧を包んで赴任した店舗でいろいろな経験をし、そこから見えてきた普段の姿を取り戻せたのは、人事異動で赴任した二店舗目でのことであった。
あるべき論とは異なる組織の真実。
その人間の集団である店舗内という組織。
その小さな組織で如何にあるべき売場を実現するかということは、あるべき統一されたマニュアル的な行動とはかけ離れた同じ人間としての存在として認識されることによってはじめて周囲に認知される店長像なのである。
自分の強みと弱み。
誰にでもそんな強みと弱みが存在するが、店長という存在自体は既に店舗内では強い存在として認識されているのである。
既に強い存在の店長が店内ですべきコト。
それは、人間味を出す事なのである。
普段着の人間臭い自分を見せること。
そして、同じ人間として接しやすい、話しやすい、近寄りやすい存在として認識されることからスタートするのである。
すべてはそこがスタートライン。
そんなスタンスを貫きながら、店長としてのブレない存在、店舗側の視点から見たブレない判断、そして部下を守るリーダーとしての存在が組織内での信頼を得て、自らが目指すあるべき売場に近づいていくのである。
当方の販売力セミナー。
今後の日程は以下の通りです。
12月1回(有料)となっている。
【今後のスケジュール(予定)】
・12月 8日(水)13時~ 販売力強化策③&52週MD(1月編)有料
*申し込みはこちらから
上記日程の予定で進めている。
いずれも午後1時~2時30分までの1時間30分の予定。
11月以降の有料版においては、販売面でのより充実した販売強化策と翌月の月間MDを導入し、無料セミナーの概略とは異なりより詳細な販売事例を基に、店舗で実践できる販売力強化セミナーを3回に分けて取り入れていきたいと考えている。よって3回連続で視聴していただくことでより詳細な販売力強化策として学ぶことが出来る。
また、有料版視聴の方には後日アーカイブ動画の視聴も可能となり、当日視聴できなくても後日ゆとりをもって視聴できるのである。
有料セミナーとしても格安(法人一回視聴3万円 個人一回視聴1万円)な内容かと思われる。
少しでもてっちゃん塾の考え方やスタンスを知っていただきたいと考え、データシステム会社のデータコムさんとコラボにて実現できたものである。
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コメント
テレキャスさん、初コメントありがとうございます。
来月からその部下も新任の店長として羽ばたかれるのですね。長年付き添った店長として是非開花してほしいと願うもの。それだけ店長からの信頼の厚い部下ですから、その人間性を素直に発揮すればいいのでしょうが、どうしても新任というプレッシャーから、いろいろな情報を受け入れて自分本来の強みを失うもの。部下をいつまでも見守るというスタンスが伝われば、部下は安心しては旅立てるのではないでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2021年11月27日 (土) 07時48分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
だれでも一度は経験する店長初任時の失敗。
しかしそこで壁にぶつかるからマネジメントの本質がみえてくるともいえるのでしょうね。そんな時に逃げずに組織のどろどろとした本質に入り込むことが大切なのでしょうね。
投稿: てっちゃん | 2021年11月27日 (土) 07時43分
もう何年も拝読させていただいておりますがコメントするのは初めてとなります。あまりにもタイムリーな話題だったのでつい・・。
つい先日長年一緒に働いた部下が店長へと昇格しました。不安でいっぱいであろう部下になんて声をかけて送り出そうかと思っていたのですが、今日の本題をそのまま話そうと思います。ありがとうございました。
月末には壮行会を開き送り出したいと思います。名古屋からスペシャルゲストも来るそうなので。
投稿: テレキャス | 2021年11月26日 (金) 23時22分
私も初就任の店舗では会社に報いたい気合いが入り過ぎて半パワハラ的発言でパートさんからバッシングを受けましたね。
その経験から相手の敷居を跨ぐ礼儀や懐に飛び込む心得を掴みましたよ。
店長とイキがってもメンバーが共感せねば裸の王様ですから。
今、振り返ってもパートさんをはじめメンバーに救われながら全うした店長時代でしたね。
投稿: dadama | 2021年11月26日 (金) 23時15分