商売の五感
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
昨日は「第六感を追究する」を記した。
本日は「商売の五感」。
商売の五感?。
「視覚」「聴覚」「味覚」「嗅覚」「触覚」。
これは人間の五感であり、その五感に訴えたことで単品量販は成功するのである。
しかし、私は競合対策の一環として、商売の五感を大事にしてきた。
商売の五感とはお客様視点でお店を選択するときの指標である。
「鮮度感」
「季節感」
「安さ感」
「安定感」
「親近感」
以上を商売の五感として大切にしてきた。
競合店と比較して上記の感度が優っているか。
それを基準として、周囲の競合店との比較において常に競合MRをし、一つ一つの感度における店舗内の優先部門、優先カテゴリーでの感度を磨いてきたのである。
その感度を磨くことで顧客感度に訴えるのである。
「あのお店は鮮度がいいわ」
「あのお店は季節感がある」
「あのお店は価格が安いわ」
「あのお店は綺麗でいいあ」
「あのお店は買物が楽しい」
その一つ一つが地域で優ってくると、基礎商圏の顧客のリピート率が高まり、安定したお客様の来店が定着してくるのである。
そしてそれはやはり人間の五感からの情報によるものである。
人間の五感に訴え、商売の五感の評価を高める。
そのことによって顧客の評価を高めるのである。
お客様は必ずしも企業規模の高いお店、集客力の高いお店、価格の安いお店だけに集客するものではない。
お店の五感の評価で買い物するのである。
五感とはイメージ。
鮮度がいいというイメージとは。
季節を感じるというイメージとは。
安さを感じるというイメージとは。
安定さを感じるというイメージとは。
親近感を感じるとういイメージとは。
それらを追究することによって、お客様の自店に対するイメージを高め、そのイメージの積み重ねがお店への期待値の高まり共に来店動機として固定化されていくのである。
青果の相場の乱高下でのイメージ作りも同様である。
安さ感の高いお店が必ずしも、絶対的に安いわけではない。
相場のどのタイミングで安さを演出するか。
それはお客様が決めるものである。
そして、お客様は毎日お店を買い回りして絶対的に価格差を確認しているわけではない。
どこかのタイミングでその評価を下しているのである。
そのタイミングをつかむことで「安さ感」を獲得するのである。
そのタイミングとは?。
そこが重要であろうし、そこから先を知ることが価値なのであろう。
当方のファイブマネジメントセミナー。
今後の日程は以下の通りです。
日程は、10月2回(無料)、11月2回(有料)、12月1回(有料)となっている。
【今後のスケジュール(予定)】
・10月15日(金)13時~ ファイブマネジメント及び52週MD(ボジョレ解禁編)無料
*申し込みはこちらから
・10月28日(木)13時~ ファイブマネジメント及び52週MD(ボジョレ解禁編)無料
*申し込みはこちらから
・11月11日(木)13時~ 販売力強化策①&52週MD(12月前半編)有料
*セミナー内容はこちら
・11月24日(水)13時~ 販売力強化策②&52週MD(12月後半編)有料
*セミナー内容はこちら
・12月 8日(水)13時~ 販売力強化策③&52週MD(1月編)有料
*セミナー内容はこちら
上記日程の予定で進めている。
いずれも午後1時~2時30分までの1時間30分の予定。
10月の内容はファイブマネジメントの概略と11月ボジョレ解禁MD。
11月と12月の有料版においては販売強化策①~③と52週MD(12月~1月)。
10月は従来のファイブマネジメントセミナーの概略を中心に、そして11月以降の有料版においては、販売面でのより充実した販売強化策と翌月の月間MDを導入し、無料セミナーの概略とは異なりより詳細な販売事例を基に、店舗で実践できる販売力強化セミナーを3回に分けて取り入れていきたいと考えている。よって3回連続で視聴していただくことでより詳細な販売力強化策として学ぶことが出来る。
また、有料版視聴の方には後日アーカイブ動画の視聴も可能となり、当日視聴できなくても後日ゆとりをもって視聴できるのである。
有料セミナーとしても格安(法人3万円 個人1万円)な内容かと思われる。
少しでもてっちゃん塾の考え方やスタンスを知っていただきたいと考え、データシステム会社のデータコムさんとコラボにて実現できたものである。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
商売の五感。
なかなか理解されない感度なのでしょうか。
そしてそれを言うと、「お前しか理解できないよ」と一蹴されてしまう。
しかし昨日の第六感であり直観であり、それを習得することで競争に打ち勝てるのならそれを如何に磨いて開発するかを検討すべきかと思うのです。そしてそれを打ち出している企業がどんどん進化していくという現実。
さて、11月からはこの格差が如実になっていくでしょうね。
投稿: てっちゃん | 2021年10月14日 (木) 16時22分
商売の五感。これらはマニュアルでは教えられない「人について回る」スキルであり大手チェーンストアは無理を前提にある一定の平準化しか出来ない部分ですね。最近の大手、特にGMS系スーパーの売場五感から見出す殺気を感じないのは私だけででしょうか。本部のMDが素晴らしくてもマニュアルだけのヤラセの売場ではお客様に共感して頂けるのは価格のみ。逆説的には五感を感じる売場は消費二極化流れを見てもお客様の支持は得られると感じます。
昨日もとあるスーパーで見かけた698円のサツマイモの甘納豆は絶対売る自信あるのですがバイヤーに提案したら価格でドン引きされてしまいました(笑)。
投稿: dadama | 2021年10月14日 (木) 16時16分