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2021年9月20日 (月)

バトンの渡し方

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


先ずは、ファイブマネジメントセミナー(無料)のご案内。
本日は無料セミナーのご案内である。

  9月29日開催のセミナー申し込みはこちらから

日時は、9月29日(無料)以降、10月2回(無料)、11月2回(有料)、12月1回(有料)となっている。
【今後のスケジュール(予定)】
    9月29日(水)13時~14時30分 ファイブマネジメント及び52週MD(10月編)  
  10月15日(金)13時~14時30分 ファイブマネジメント及び52週MD(11月編)
  10月28日(木)13時~14時30分 ファイブマネジメント及び52週MD(11月編)
  11月11日(木)13時~14時30分 ファイブマネジメント及び52週MD(12月編)有料
  11月24日(水)13時~14時30分 ファイブマネジメント及び52週MD(12月編)有料
  12月  8日(水)13時~14時30分 ファイブマネジメント及び52週MD(1月編)有料
上記日程の予定で進めている。
  
  内容はファイブマネジメントの概略。
  更には、翌月の52週MDの詳細説明。

翌月の一週分の52週MD研修も付け加えての90分のセミナーである。

  無料セミナーとしては内容豊富かと思われる。

少しでもてっちゃん塾の考え方やスタンスを知っていただきたいと考え、データシステム会社のデータコムさんとコラボにて実現できたものである。

  特に9月と10月開催のセミナーは無料となる。

11月開催以降においては、12月商戦へのステップとなる52週MD研修の内容となる為、こちらの内容を充実させながらのセミナーとなり、ここからは有料とさせた頂く予定ではある。

とは言いながら、52週MDも盛り込んだ内容は、現場の店長には横割りの販売計画立案に必須の考え方を取り入れており、非常に参考になると思われる。

9月~10月の無料セミナーを視聴の上、11月以降の有料視聴を検討されてもいいかと思うのである。



バトン。

  いろいろな意味があろう。

昨年のコロナ禍の始まりの時には、なかなかリアルな接触が出来ずにいた頃に自然発生的に「バトン」なる手法がとられた。

  「POPでバトンを繋ぐ」
  「読書でバトンを繋ぐ」

等々、いろいろな形で同じ趣味や考えを持つ者同士が、SNSというコミュニティ内において例えば自分が好きな本の紹介と関連する友達へバトンを渡して、どんどん自分が読んだ本の紹介をしていく等のバトンが渡されながら人間同士の繋がりがFacebook内でバトンタッチが繰り広げられた利、コトPOPでも同様に現状をコトPOPに表してバトンを繋ぐ催しが行われていた。

  バトンによる繋がり。

そのようなバトンの意味もあろうし、陸上のリレーのようなバトンを繋いで競うオリンピックの競技もあろう。

  人事異動におけるバトン。

これもある意味、前任者と後任者とのバトンタッチが行われるとい意味では、後任者にバトンを渡すという言葉使いが為される場合もある。

  前任店長から後任店長へのバトン。

このような場合は、前任者は出来るだけ高いレベルで後任者にバトンを渡したいという気持ちが強いのではないだろうか(笑)。

  “俺の店舗運営能力は高いだろう”

そのようなイメージを後任者に植え付けるには、出来るだけ高いレベルでの売場作りや作業運営を維持しておいてから、後任者の店長にバトンを渡したいという願望は強くなるものである。

  それによって後任者のレベルが問われるのである。

前任者よりも後任者のレベルが低ければ、その後の業績はダウンするであろうし、逆に後任者のレベルが高ければその後の業績はうなぎ上りに上昇するであろう。

  その意味で高いレベルでバトンを預けたがるものである。

そして先日はこのような場面に遭遇した。

  前企業から現企業へのバトンタッチ。

要は、その店舗における契約切れから、その企業から別企業へその店舗運営が引き継がるという場面。

  後任へ引き渡す企業の想い。

そんな場面では、この後この店舗での営業は出来ないわけであるから、売減らし状態で最後はほとんど欠落した売場で最終日を迎え、売場をゼロにして閉店し、後の企業へバトンを渡すのが通常のイメージであろうか。

  その企業は真逆のバトンタッチをした。

要は、最高の状態で最終日まで営業し、その後後任の企業へバトンを渡すという手法。

  “前の企業のほうが良かったわねぇ~”

そんな顧客の声を後々まで残すために。

  後任企業へ高いハードルを与えて退散したのである。

これも一つの競合対策と言えるかもしれない。

  競合対策とは基礎商圏内の口コミでもあるから。

如何に基礎商圏内(1k)で自店の良い口コミをより多く広げられるか。

  それによってリピーターが増加するものである。

そのリピーターがまさに普段の顧客となって来店頻度を高め、安定した定番の売上を維持してくれるものである。
そういう意味では、前出の店舗が新旧交代する場面においては、如何に前企業のイメージを高めておいてからバトンを引き渡すかという問題は、非常に重い課題であるといえよう。

  その口コミが周辺の同企業へと好影響を与えてくれるものである。

そのような、バトンリレー。

  なかなか参考になる事例であると言える。






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コメント

dadamsさん、コメントありがとうございます。
この事例を見ると、エリアドミナンスの在り方がよく理解できますね。そうやって地域に根差していくという商売。企業理念がこの事例に反映されていると思いました。

投稿: てっちゃん | 2021年9月20日 (月) 07時50分

私がコメントすると色々と憶測を呼びそうですが(笑)。その店舗は選手交代の悔しさもあるでしょうがそれ以上に今までお世話になったお客様への感謝の気持ちが強かったのだと思います。
最後までお客様に不便を掛けずに営業する事は基本であり店舗の都合であってはならない。
企業統合や買収と騒がしい昨今ですが、顧客満足を犠牲にしての利益優先は何れしっぺ返しが来るのでしょうね。
何れにしても企業のポリシーが売場に具現化されお客様の信頼や人気を得ないとオーバーストアの時代ですから淘汰される企業は増えていくのでしょうね。コロナ禍も明かりが見えて来たと共にコロナ禍以前より厳しい競走時代の到来ですね。

投稿: dadama | 2021年9月20日 (月) 07時32分

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