可能性は生み出すもの
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
今回の東京オリンピック2020。
2週間の幕を閉じた。
いろいろな選手が歓喜し、また悔し涙を流した。
絶対数から見れば悔し涙を流した方の方が圧倒的に多いであろうか。
それだけ、テレビの画面上では活躍した選手や活躍しそうな競技にスポットを当てて取材しているわけであるから、当然我々の目にはメダル獲得の瞬間の歓喜の場面を見る機会のほうが圧倒的に多いのであるが、逆にいえば見えないところで悔し涙を流した出場選手のほうが圧倒的に多く、その涙の陰には数多くのドラマがあったであろう。
そんな中での内村航平選手。
オリンピック個人総合連覇の男にもその時が来た。
鉄棒予選での落下。
それによって決勝への道が閉ざされた。
彼の東京オリンピック2020は終わったのである。
なんともあっけない幕切れであろうか。
しかしその後に、個人総合と種目別鉄棒で橋本大樹選手が「僕が内村さんの代わりに金メダルと取ってあげます」と豪語し、有言実行したのである。
「可能性は生み出すもの」
この言葉は、今回のオリンピックが始まる前のNHKのプロフェッショナルで内村航平選手が言い残した言葉である。
可能性は自らの意志と行動で生み出すもの。
全くその通りだと思う。
出来るかできないか。
まずは自らの意志が決めることである。
その意志がなければすべては始まらない。
そしてその強い意志が自らを行動に移させる。
行動した段階から次のステージの乗れるのである。
可能性というステージに乗れるのは行動した段階から。
可能性というステージでは、実現という山と向き合うことになる。
その山は、このステージに登ってみて初めて現実に見えてくる実在のもの。
その実在の山ははるか遠くにそびえたつものであろう。
しかし一歩一歩着実に歩んでいくと、いつしか5合目に到着していることに気づく。
そうすると、より具体的な装備や歩き方といった手法が見えてくるもの。
可能性が近づいてくるのが実感できる段階。
そのようなステップを踏んで、未知の世界を踏破する人間はその限界を超えていくものである。
そんなステップを繰り返し繰り返し超えてきた人間だからこそ、それが言えるのであろう。
可能性は生み出すもの。
それは、自らを鼓舞する言葉でもあるし、今回初めてオリンピックに参加する若手に向けて発した言葉なのでもあろう。
そしてそれに呼応するように若手が可能性をつかみ取ったと言える。
そして橋本大樹選手は言った。
「チャンピオンは涙を流さずに常に前を見る」
今回の3つのメダルは単なる通過点。
更に、可能性を自らの意志で塗り替えていくという気持ちの表れが、インタビュー時の言葉になったのであろう。
可能性は生み出すもの。
自らも心に留めておきたい言葉である。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
人間どこかでストレスは発散するものですが、その発散と吸収のバランスだと思うのです。
どうしても若いころは商売に対するストレス以上に上司や同僚との人間関係においてのストレスが圧倒期に多いので、その軋轢を克服する術に時間を掛けていたような気がします。それを商売にむけさせるのが上司の役割であり、部下の環境を整備することになるのかとも思うのです。
投稿: てっちゃん | 2021年8月15日 (日) 07時18分
大きな口は叩けませんが自分の志に向かって如何に課題目標を持ち動くのかでしょうか。
愚痴を言っても何も変わらない。愚痴は自らの力量不足の現れでもありますから。愚痴から課題を見つけ克服するアクションを起こす事が大切ですね。失敗しようがその時の自分のの力を出し切っていれば愚痴よりもやり切り感、その延長線上のチャレンジ心が生まれますよ・・・さて、私も愚痴を励みに変えてもう一走りしますか(笑)。
投稿: dadama | 2021年8月14日 (土) 08時23分