« 東京2020を終えて | トップページ | 可能性は生み出すもの »

2021年8月13日 (金)

52週の実践を振り返って

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


研修メニュー。

  現在はファイブマネジメントをメインに据えて研修メニューが構築されている。

それをメインに据えてはいるが、その延長線上に販売面でのより詳細はメニューの必要性を感じて、現在それらに派生するメニューをいくつか構築中である。

  52週販売系。
  販売力強化系。
  データ活用系。
  階層別研修系。

等々、今後構築していくべき研修メニューは数多くある。

  いずれオファーが予想されるメニューであろう。

よって、出来るところから整理しておく必要があると考え、早速52週の販売計画について現在進行形である。

  なぜか?。

一番資料が揃っているからである(笑)。

  過去10年ほどの52週販売計画と実践、そして反省。

過去10年の積み重ねからの資料は膨大である。
しかし10年間の資料とは言え、地道に月別にファイルをまとめてきたため、同じファイルに年度別の同じ月の反省書が閉じられているため、52週という視点でまとめようとすると簡単に整理できるのがメリットであった。

  “52週毎にまとめておいて本当に良かったぁ~”

52週とは一年の繰り返し。

  そして同じイベントが同じ週に必ず巡ってくる。

よって、昨年の反省が存在するというメリットは現役の頃から享受してきたが、コンサルとして新たに資料をまとめようとしたときに、これほどこのようなまとめ方をしてきてよかったと思えることは無かったのである。

  52週MDを一度経験すると止められないものである。

それは、その資料や反省書が翌年の精度を圧倒的に高めてくれるからである。

そしてそれと関連して、今回改めてい想う事。

  その週の取り組みは必ず次へと繋がるということ。

例えば「ひな祭り」。

  女の子のお祭り。

それは従来の姿であり、現在は女性のお祭りと化してきた。
そして春の到来とともに、従来の鬱積した冬のイメージから解放されて、春の到来というイメージと売場作り、そして商品化が連動されて来店されたお客様はそれらの新たな季節への期待感ともに商品を購入されていく。

  そしてそれが次の「母の日」へと繋がるのである。

その母の日の展開という経験値が、次への父の日への期待値へとつながり、その父の日の経験値がお盆商戦へと連動していくのである。

  そのような週毎の意味の存在を改めて認識させられたのである。

それは、52週という毎週の取り組みをトレンドとして通して流れていくことを理解することによって、その連動性が明確に見えてくるのである。

従来は52週は翌年の同じ週という比較でしか見えていなかった。
しかし今回改めて、52週を通して何度も繰り返し資料を眺めてみると見えてくる52週の意味。

  この週はどの週に連動するのか?。

その意味を問いながら、今現在の取り組みを妥協せずに実践することで次のどの週へとバトンを渡すのか。

  52週MDのより実践的な理解が深まるのである。







|

« 東京2020を終えて | トップページ | 可能性は生み出すもの »

コンサル業務」カテゴリの記事

コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
整理していると確かに、年度別での推移や月別週別のトレンドが見えてきました。
従来の参考書から今週の取り組みがどの週へ連動していくのか、だから今週は今週だけで終始させるのではなく、今週の取り組みを次のイベントへ繋げるという仮説検証の道具にもなることを今回の整理でみえてきました。
あらたな自分の武器として備えていきたいとおもいます。zoomミーティングもお楽しみに(笑)。

投稿: てっちゃん | 2021年8月13日 (金) 08時53分

漫然と仕事に流されるか、情熱と誇りを持って仕事に取組むか。この積み重ねがとてつもない資産に結び付く事実。52週MDはテキストやマニュアルではなく参考書であって売場に具現化しお客様に共感を与え購買に結びつける事が現場の職務ですから。SKUが同じ商品でもただ並ぶ売場と売れる売場。1週な当然毎年1回しか来ない。反省は来年にしか活かせませんが52週が一巡した暁には素晴らしい資産を手に入れてた事を実感し攻めの売場を作る事が出来るのであり、更には5年10年とチャレンジして来た結果である資料は最強の指南書となりますね。
またズームでご披露下さい(笑)。

投稿: dadama | 2021年8月13日 (金) 07時37分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 東京2020を終えて | トップページ | 可能性は生み出すもの »