数をこなす
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
どんな職業でもそうであるが、
数をこなすこと
これがその道のプロに近づく一番の近道ではないだろうか。
当然、当初は座学による学習は必要となろうが、その後は何度も何度も同じことを繰り返して、その技術を習得していくことがどんな世界であろうとも一番重要なポイントとなるのは間違いないことである。
私も未だにそのことを思い知らされている。
要は、人前で発表するプレゼンというやつである(笑)。
“あれっ、てっちゃんプレゼン得意では”
確かにやり慣れたテーマにおいては得意であったが、今後はそれを生業としていくわけであるから、「このプレゼンで金になるか否か」という基準で自らのプレゼンを評価しなければならない。
そう考えると自分のプレゼンの客観的な評価が重要となる。
よって、従来であれば、企業内でのプレゼンに対して客観的な評価を気にすることは無かった。
十分に通じているハズだ。
そう思い込んでいたし、実際には同じ企業内でのプレゼンに対しては、通じる言葉で表現するわけであるから、企業毎のキーワードなるものが存在する。
そのキーワードを使う限りは大抵は通じるのである(笑)。
しかし、全く異なるDNAを持つ企業の方を相手にするプレゼンはそうはいかない。
相手に響くキーワードもまちまちであるからだ。
よって、自分のプレゼンに対しての客観的な評価が非常に気になるのである。
プレゼンのスピード、内容、キーワード、抑揚、時間等々。
しかしそのような情報を集めても、所詮は自分のプレゼンする内容とその説明、そして経験談等が相手の方の胸にしっかりと入っていくことが前提である。
そのような部分での慣れがようやくついてきた感じではある。
それはどういうところに自分が感じているかというところであるが、それは心の余裕である。
プレゼン中の自分が客観的に見えるようになってきた。
自分の今の態度や姿勢、そして言葉の抑揚に対して客観的に自分の様子が見えるようになってきたのである。
今、感情的に話しているな。
今、落ち着いて語っているな。
今、ポイントを二回繰り返したな。
等々、重要なポイントを語るとき、経験談を語るとき、雑談で気分を変える時、最後の締めを取るとき、等々のプレゼンの段階やポイントを語るときの語り口が客観的に見えるようになってきたのである。
余裕が出てきたのであろう。
スポーツでも仕事でもなんでもそうだが、数をこなすことによって客観的な自分の姿が見えるようになってくるという経験は大きい。
それは相手が自分を見る姿と同じだからである。
相手の目線で自分が見えるようになる。
非常に重要な部分ではないだろうか。
お客様目線
それと同様に、自店が見えるようになるのと同じ理屈。
それが売場最適に繋がっていくのである。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
初めからうまくできる人間なぞいませんからね(笑)。私も初めは販売が大嫌いだった。売ることよりもマネジメントが好きだった。旬や季節感など全く関心が無かった。でもそれは経験が無いだけのことで、数をこなすことで競合よりも差別化出来てくると、そこに特化して取り組むようになり、いつしか得意分野になっていく。いわゆる「食わず嫌い」というやつですね。まずは食べてみる。食品スーパーに勤務する人間は「まずは食べてみて自分の舌で判断すること」を実践すべきでしょうか。
先日のとあるリモート講義。不穏分子がいつ爆発するかヒヤヒヤものでしたが、爆発せずにいてくれて一安心でした(笑)。
投稿: てっちゃん | 2021年8月10日 (火) 10時08分
数をこなす。更には好きこそ物の上手なれ。
苦手でも向上心が有れば必ずや成長する。
嫌では否定的心理から逃避的行動しか生まれない。
てっちゃんも「塾長」と言う新たなステージに立ったのも自己成長が根底にあるのですから苦手意識(マイクパフォーマンスは秀逸ですが、笑)をどんどん克服されていくのでしょうね。
先日のとあるズームの講義は聞き惚れてしまいましたよ(笑)。
私は語るより動くですが(笑)。
投稿: dadama | 2021年8月10日 (火) 08時41分