12月商戦情報の重要性
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
今日のテーマは12月商戦。
“てっちゃん、お盆が終わったばかりだよ”
という想いもよくわかる。
しかし商品市場では年末商戦へ向けた行動だと思われる。
特に際物を扱う業界であればもっと前から今年の年末商戦の動向の仮説を立て、そしてそこからどこに注目しどうしていけば最善の結果を残す事が出来るのか。
そんな仮説提案の最終段階であろうか。
当方も52週のMD研修からのまとめと今後の方向性という資料作りをまとめていく中で、当然に12月商戦への資料作りも完了した。
一番使用写真の多いのもXmas~年末商戦の二週間。
どうしても、売場がダイナミックに変更され、そして際物がダイナミックに回転するわけであるから、使用する写真も最多となる。
そして、思い切った売場の変更とそのポイントをわかりやすい写真で説明しようとすると、どうしても使用枚数も多くなるものである。
それだけ毎年同じことを繰り返しているのであるが。
ただ、やはり毎年微妙に異なるのは、商品の変化でありイベントの変化であり我々販売側の考え方の変化なのであろう。
どこに注目して売場を作るのか。
その注目ポイントが変われば売場も変わるし、結果も当然変わる。
そんな繊細で大胆なXmasから年末というたかだか二週間の出来事なのであるが、その情報量は膨大となる。
よって情報の価値も高まっていくものであろう。
それだけ、この二週間の販売金額と、特に荒利金額は12月の大半を占め、年間でも三か月分に相当するのである。
よってそこへ向けられた情報も非常に価値が高いといことだ。
今までは店舗の店長として、上記のような売上、荒利の面からの捉え方はしていたが、情報を提供される側から見た年末情報に対する価値を見出すことは無かった。
当たり前に得られるものと思っていたからである。
しかし、こうやってその情報を作成する側に立ってみると、費やした時間からみてどう見ても通常の52週MD研修メニューとは区別したくなってくるものである(笑)。
Xmas~年末情報。
そしてそれは、年間で取り組んできたものが全て集大成として現れる期間、いや、集大成として注ぎ込む期間であるということだ。
今まで3月から取り組んできた52週MDの毎週の集大成。
要は、52週MDの全てはXmas~年末へ向けて花開かせる為の前提なのである。
そのお客様評価がXmas~年末に集中する。
そして、そう思って52週の毎週の取り組みをコツコツと実践してきたのであり、実践しなければならないことなのである。
そして、そうやって実践してきたことだけが、年末商戦で成功するものである。
不思議なものである。
おそらくそういう意識になるということは、その部分だけは強い意志をもって継続してきたということの裏返しなのかもしれない。
そんな情報の価値。
だからこそ高い結果として花開かせたいものである。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
この一年間は初めてのことばかりで大いなる反省だらけではなかったでしょうか。
しかしそれを経験して初めて企業の一員になれたということかもしれません。そして逆に受け手側の意識も柔軟になってきているかと思います。
投稿: てっちゃん | 2021年8月27日 (金) 18時09分
昨年末は転職後初の年末で企業の意識の違いを思い知らせれました(笑)。
今年は昨年の反省を少しでも活かしたいですね。
投稿: dadama | 2021年8月27日 (金) 11時26分