東京2020を終えて
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
東京オリンピックが終わった。
なにかと物議の多かった今回のオリンピック。
しかし開催中は日本人やチームジャパンの大活躍もあり、関心の高いオリンピックであったことは確かであろう。
従来からメダルの期待のかかる柔道での金メダルラッシュ。
そして、日本においての柔道という競技が如何に他の競技と比較しても、特別な存在であることが改めて知らされたのである。
「金メダル以外は無い」
金メダル以外のメダル獲得者にとっては全力で喜べない順位であり、ましてはメダルを逃した選手に至ってはそれこそ犯罪者のような様相でインタビューを受ける姿に、柔道という競技の重さを感じたのである。
いい意味でも悪い意味でも相当のプレッシャーを背負っての出場。
それが柔道であり、その柔道が真っ先に今回の東京オリンピックでの幸先の良いメダルラッシュでスタート出来たのが、オリンピック史上最多の金メダル獲得数に繋がったのであろう。
しかし意外に低調に終わった期待種目もあった。
個人競技ではあるが、チームジャパンという連帯感とチーム内の雰囲気が個人にも影響していくるのであろうか。
個人競技ほど個人のモチベーションに左右されやすい競技。
それが、いい方向に向かった種目もあればどちらかというと重い空気を背負ったままた進行してしまった競技もあるのかもしれない。
そして今回から採用された種目での日本人の活躍も見逃せない。
スケートボード。
スポーツクライミング。
自転車BMXフリースタイル。
サーフィン。
空手。
そしてこれらの競技で日本人が活躍したおかげで、新種目ながら身近に感じたのも確かである。
当然、上記種目にあまり関心の無かった方もいたであろうし、私も上記の競技での演技でどこが素晴らしいのかを見極める目も持ち合わせていなかったから、競技を見ていても込み上げくる感情が乏しかったのは否めない。
しかし上記競技ほど国際間の壁も無かった。
個人対個人との直接対決ではなく、個人の演技を第三者が評価して競う競技だからかもしれないが、一人の選手がミスをして涙ながらに控え場所に戻っていくと、競技に参加している各国のアスリートが皆詰め寄って、その演技者の勇気をたたえ合う姿をこのオリンピックで初めて目にした。
まさにチームワールド。
言葉壁、国の壁をもろともせずに同じ道を歩む、尊敬する仲間の勇気を祝福し健闘をたたえ合う姿は、ほかのクラシカルな競技には無い仲間意識を見たのである。
マイナーだからこその連帯感であろうか。
そしてそこに新たなオリンピックの姿を見た。
更に、そのような光景は他の競技にも伝染しつつあるように思えた。
体操の種目別での他国選手とのハグ。
そしてSNSにおける励まし合いや同じ競技仲間を保護しようとするアップ。
それらは、東京オリンピック2020が開催されなければ、永遠に我々が見ることが出来なかった新たな真実ではないだろうか。
そしてそんな東京オリンピック2020で私が一番驚いたのは女子バスケの決勝進出。
バスケットボールという競技。
男子も女子も身長差やスピード力といった日本人の身体面でのハンデを考えても、永遠に世界には程遠い競技だと思っていた。
しかし今回の女子バスケはそんなハンデをもろともしない成績を残した。
まさにジャパニーズスタイルを確立した大会であったと思われる。
足り続けるスタイル。
3pシュートスタイル。
そしていずれも後半に逆転するという、スタミナを武器とするバスケットスタイルによって獲得した今回の銀メダルであったのだろう。
しかし、いずれこのスタイルも各国から研究されていく。
更に磨きをかけてパリを目指してほしいものである。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
ワクチンによる効果頼みが現実でしょうか。
9月に入るとワクチン効果が多少なりとも現れてくるとは思うのですが、こればかりは神頼みしかありませんねぇ~。
投稿: てっちゃん | 2021年8月12日 (木) 17時04分
オリンピックは素晴らしいイベントなのですがコロナ緊急事態下に於いての確固たる指針を出して欲しかったですね。皆んな逃げ腰の責任転嫁。
あの姿からの今のコロナ大爆発。責任は国民の気の緩みらしいですが(笑)。
ワクチン摂取率は後進国以下なのに。
投稿: dadama | 2021年8月12日 (木) 07時04分