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2021年8月25日 (水)

データ活用

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


最近は仕事柄、外部の方と話す機会が増えている。

  先日もデータシステムの方との会話。

ほとんどの企業がデータシステムを導入していると思われるし、自分のこのスーパー業界に勤務していた歴史を振り返ってもデータから目の前の業務を切り開いていく手法をメインに仕事をしてきた記憶しかない。

  “いやいやてっちゃん、入社当時はデータあったの?”

確かにそう言われれば、入社当時は値下シールを一枚一枚剝がしては貼り、剥がしては貼りを繰り返し、手作業で値下金額を電卓にて計算して集計していたものであった。

  しかしそこまでで終了。

単に集計しただけで、そこからどう手を打つとか改善したとかへと課題解決には至らなかった。

  要は、やってますの行動のみ(笑)。

しかしそれで済んだ時代でもあった。

  平和な時代だったのかもしれない。

しかし、在店時間もハンパなかったが、その後に先輩方と飲みに行けた時代でもあった(笑)。
しかし今はデータシステムが完備された環境にある。

  すべてはデータで結果が確認できる時代。

更には、そのデータから仮説検証へと進化させることも出来る時代でもある。

もしかすると、そんな手作業の時代を経験したからこそ、改めて便利なツールを当時はやってますだけで終わっていた段階から、更に突っ込んでデータ活用していくという次へのステージを切り開いていきたいという願望が芽生えたのかもしれない。

そんなデータ分析であるが、先日データシステムの方との会話の中で

  「意外に現場でデータ活用していないんですよ。」

という話が出た。
自分の店長時代のことを思う浮かべると、店長という職務の中でのデータ活用の時間がどれだけとれるかという企業の問題や業務の問題もあろうが、やはり売場に興味を持ち商品に興味を持てば必ず数値という結果を知りたくなるものである。

  しかしなかなかデータ活用が現場で為されないという現実。

そしてデータシステムの方からは、

  「データ活用の為の研修って受けました?。」との問い。

そんなものは受けてませんよ、という回答。
データ活用なるものは、自分で運用してみて初めて身に付くものと思っていたのである。

  概ねの使い方は教えてもらう必要はあろうか。

でもそれは、パソコン等を普段からしようしている者であれば、感覚的にもわかるものである。

  重要なのはどんなデータを自分は欲しているのかという事実であろうか。

それが明確になっていなければ無駄な時間を費やすことになるかもしれない。

  要は目的をもってデータを検索して仮説へ繋げる行為であろうか。

データはあくまでも結果でしか過ぎない。
だから、単なる結果から課題を絞り込み改善するという手法と、課題を絞り込んだ後の仮説から対応した売場に対する検証の為のデータ活用という段階をどう自分で区分けしてデータ分析していくかという意志になるのであろう。

そして、そのような活用事例を、本部のバイヤー向けではなく店舗の店長や部門担当者用に提供するデータ活用セミナーも重要性を改めて考えさせられたのである。

  すべてにおいて便利になった現代。

その利便性を活かしてこその働き方改革なのであろう。





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コメント

k,kさんコメントありがとうございます。
私は単品データの積み上げがカテゴリーの業績となり、カテゴリーの積み上げが鮮魚部門の業績になるとおもっています。
よって、単品データだけをとって単品の売り方を議論するものではなく、部門計、カテゴリー計から降りてきた単品データに対しての課題解決をしていくべきかと思っております。逆に言うと、カテゴリーデータから予想外の単品に行きついた時には逆に店舗にその創意工夫を聞き込み、情報として全店で共有できる体制作りが組織内に必要かと思っております。そんな環境になればk,kさんの強みが活かされるのかなぁ~と。

投稿: てっちゃん | 2021年8月25日 (水) 23時51分

私もマジックの値引きから始まり飲食店経験してスーパーに戻ったらデータが凄くてビックリしました。現在は余りにも細かすぎて色々な角度からデータ取れるので困っております。不都合なデータもさらけ出されるので突然電話がかかってきて叱責受けることもしばしばです💦ましてや当日の時間帯みて近隣の単品の点数みて不足まで突っ込まれるとゲンナリしてしまいます。私は感覚人間なんだなと再認識しました。データに振り回されています(笑)

投稿: k,k | 2021年8月25日 (水) 21時24分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
活用すれば便利なツール。
しかしほとんどは本部バイヤーが商品の品揃えを検討する目的がほとんどのような気がしましね。確かにそれは重要でしょうが、個店で単品でそれもエリアで見れるところまで掘り下げられるシステムなのですから、店舗の人間が活用するほうが絶対にダイレクトでタイムリーな運用が出来ると思うのですが。
いずれにしても目的をもって使用しない限りは使いこなせないと思うし、基本的な数値の理解の前提がなければ、どう使っていいのかもわからず、いずれにしても動けないということですね。

投稿: てっちゃん | 2021年8月25日 (水) 06時59分

私も同じ気持ちを持っております。
部長に主任向けのデータ活用リモート会議をを提案したところでした。
先ずは売上=客数✖️客単価の基本を徹底的に叩き込もうと思っております。
データに裏付けると基本公式でさえ担当者には目から鱗だと思うでしょうから(笑)。
データは使われる物ではない。使い倒してナンボですよ。

投稿: dadama | 2021年8月25日 (水) 01時16分

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