お盆が過ぎて
皆さん、こんにちは。
小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。
お盆商戦が終わった。
皆様、ご苦労様でした。
今年のお盆商戦。
稼ぎ時の12日~15日での天候不順。
そこにコロナ禍による緊急事態宣言等による読めないお盆商戦が更に致命的な大雨により、売上だけでなく利益も厳しいお盆商戦に終始してしまったのではないだろうか。
それだけこの時期の大雨は来店動機に響くもの。
特にコロナ禍という不安もあり、どうしても外出しにくい環境にあったのは確かであろう。
特に地方ほどお盆の帰省による需要増は売上のチャンス。
そんな地方の方々ほど、今回のお盆商戦は厳しく、今後の利益対策に頭を悩ます時であろうか。
しかし、人間は食事を摂って生きていくもの。
そういう意味では、冷蔵庫が空になれば再び食材を求めて来店されるのであり、お盆後も巣籠りでの家中での内食は不変であろうから、今週あたりから続々と売上を伸ばしてきているのではないだろうか。
そして8月のお盆を過ぎると一気に秋の気配を感じる時期。
今年の13日~16日頃の気温は例年に比べて-10度ほども低かった。
よって、本来の涼味類の動きがまったくなく、逆にホットメニューの需要が高まったお盆商戦であり、その後もその傾向は続いているであろう。
これから9月にかけての天候はどうなのだろうか。
天気予報を見ても、さすがに8月前半の35度前後という気温は無いと思われる。
しかしお盆期間中のような25度前後という低温も流石にまだ来ない。
例年通りの気温ということであろうか。
よって、8月いっぱいは残暑もあるが、9月からはそれ相応に秋の気配を感じる季節となっていくのではないだろうか。
8月過ぎると一気に秋の様相。
それが我々小売業界、特に食品スーパーの店内の様相となるのはご存じの通りであろう。
これでもかと「秋の媒体」が所せましと取り付けられるのである。
しかしまだまだ残暑厳しい8月から9月中旬にかけての気温の変化であったが、果たして今年はどうであろうか。
おそらく上記の流れでいけば、8月後半からは30度前後に落ち着いてくるであろうし、それ以前に人間は不思議なもので、暑さのピークを過ぎるとなぜかしら秋の味覚を堪能したくなるものである。
ぶどう、秋鮭、おでん、そして豚汁。
そしてそられの商材が各コーナーの売場を占めることになる。
そんな売場の変遷を経ながら、9月へと向かっていくのである。
それと同時に迎えるコロナ禍との生活。
ワクチン接種も8月中に二回目を受けるのであるが、地域によっては60歳以下の世代は予約が停止されている状況にあるという。
季節の移ろいとコロナ禍とワクチン接種。
なんともストレスを感じる日々は続くようだ。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
今年の気温と天候を考えると、秋型へ早期転換せざるをえないでしょうね。
お客様もこのお盆の天候と気温からの暮らしへの変更と寒さ感の感情が芽生えていますから、気持ち的にもホットメニューへの志向が強まったのかもしれません。
いずれにしても、仮設を立てて実行しなければ何も得られないということでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2021年8月19日 (木) 17時12分
先日もとある店舗の店長と打ち合わせをし、一度気温が下がった時点で身体は秋モードに入るだろうから売場変更をしようとなり丸一日かけて売場のどんでん返しをして参りました。
アイス、乾麺、飲料、ビールの減尺と共に新米に向けての米拡大、釜飯、和調味やホットケーキを増尺、更には半生菓子、おでん、鍋材料の顔見せ等・・・
生鮮は日々の修正がしやすいですがグロッサリーは腹を決めて一気にゾーニング変更をかけなければならない。
さて、吉と出ますか凶と出ますか(笑)。
何れにしても店全体が「その気」「本気」になるかが全てですから店長の手腕が問われる時期ですね。52週MDを熟知し今年の外部予見から的確な判断、実践が求められますし商売の醍醐味に痺れる事が出来ますから。
的確な予見からの熟考した判断ならば失敗しても必ず次につながりますよ・・・と毎日首を洗いながら私も痺れております(笑)。
投稿: dadama | 2021年8月19日 (木) 08時44分