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2021年8月

2021年8月31日 (火)

9月へ向けて

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


今日が8月最終日。

  明日からは9月。

お盆商戦が終わって秋へ向かう月。
どちらかというと、お盆が終わってはいるが秋への季節の転換の月であり、後半には敬老の日の入る3連休があり、敬老の日が彼岸の入りとなり、十五夜があっての秋彼岸になだれ込む非常に慌ただしい一週間を迎えながら10月へと流れていく今年の彼岸商戦が待つ。

  敬老の日と十五夜と秋彼岸。

この3つの異なるイベントが同時に一週間の中で繰り広げられるのである。

  “そんなこと言われても無理!”

無理とは言っても、おそらくバイヤーごとに商品は遠慮なく投入されるだろう(笑)。

  ただし多少なりとも関連付けられた商品ではある。

敬老の日と十五夜、そして秋彼岸の和菓子は合体できるだろうし、敬老の日と秋彼岸のご馳走も同時並行的に継続できるであろう。
更には、十五夜でのお供えの果実と秋彼岸での仏壇へのお供えも同時購入が可能となる。

  逆に言うと分散されないもどかしさの方が強いかもしれない。

同じ需要期に集中して購入されるということ。

  よって用意周到な果実の計画が必須となる。

その前週からの仕掛け、そしてこのお店で購入するという意志決定を如何に顧客に期待させられるかに前半戦はかかっているのではないだろうか。

  そこにコロナ禍という特異なアクシデントがどう絡むのか。

それが、今年の9月という月の流れであろうか。

  そして前半は「秋刀魚」と「ぶどう」。

どちらも後半に待つ十五夜における重要な単品である。

  秋刀魚の登場により食卓に「焼き魚」の匂いが立つ季節。

現代はダイニングキッチンなる様式が定着し、煙を出したくない家庭が急増して焼き魚が食卓に出回らない時代であるが、とは言ってもまだまだキッチンで焼き魚を焼く家庭もあろうだろうし、焼き魚を食べたい30代~40代の男性も存在する。

  よって「秋刀魚」以外にも焼き魚の提案は重要となる。

そしてそれは惣菜部門の「焼き魚」の展開にも広がりを持たせられるであろう。
そんなときに、秋刀魚、あじ、いわし、秋鮭等の一般的な焼き魚の提供ではなく、家庭でなかなか調理出来ない、そして入手できない焼き魚の提供は競合との差別化にもってこいではないだろうか。

  例えば「西京焼き」という味付けでの焼き魚の提案。

単に塩焼きではなく美味しく味付けされた「焼き魚」。
そして同時に、なかなか手に入らない美味しさの提案。

  メロかまの西京焼き等。

高額だが、食べたら美味しい焼き魚を惣菜で提供すれば、絶対に売れる商品となろう。

  更にはぶどうの展開。

如何に十五夜や秋彼岸で、ぶどうを爆発させられるか。

  ぶどうという商品。

鮮度落ちも早いが、単価も高い。

  そして食べたら果実の中では最高の糖度。

最高のデザートにも成り得る商材がぶどうである。

  が、

なかなか鮮度の部分で仕掛けずらい単品でもある。
そして、そこが担当者やお店の腕の見せ所でもあろうか。

  この二品が9月で大きく影響してくる単品となろうか。






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2021年8月30日 (月)

素材と惣菜

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


惣菜部門の売上拡大が続いていた昨今。

  新型コロナ禍により昨年の惣菜は低迷した。

しかし再び惣菜部門が隆盛を誇ってきているように思う。
そして、高い惣菜の伸びを示している企業にはある一定の特徴があるように思う。

  店内素材を使用した惣菜化。

要は、店内で販売している生鮮素材を使用して、店内調理にて惣菜で販売するというもの。

  かっては当たり前の流れであったのかもしれない。

しかしチェーン化により統一された本部主導の品揃えが一般化されるようになると、素材の調達も本部仕入れに集約され、作業も他部門との連動から商品部の縦割りを崩さないような作業で統一されるようになり、生鮮素材をそのまま惣菜で使用するというのはなにかの要因で原料が無くなったときのみ他部門から借りてくるというスタイルになっていったのである。

  これにより発注と作業が統一されることになる。

そのような経緯を経て、他の部門と同様にチェーン化による多店舗にも耐えうる仕組みが惣菜にも出来上がってきたのである。

  その結果としての惣菜部門の均一化。

どのスーパーも同様の品揃えとなり、惣菜部門の差別化が図られない結果に行きついてしまった。
そこから再び惣菜の素材に目を向けはじめた企業が、再び素材を見直し、自店で強化している素材を惣菜にも流用して話題性を高めていったのである。

  自店の鮮魚を調理して「お魚屋さんのお寿司」
  自店の牛肉を調理して「お肉屋さんのステーキ丼」
  自店の牛ももを調理して「手作りローストビーフ」

等々、インスト加工のメリットを活かした惣菜商品を投入することによって、徐々に他店との差別化を図りだした店舗が増えてきた。

  中小店舗の方が小回りが利いているのではないだろうか。

そんな商品は競争から外れる商品である為、売価設定は自由であり、逆に言うと利益頭にもなる単品に育成することも可能である。

  更には店内素材のアピールにも十分に成り得るのである。

よって、惣菜で購入して味を訴求し、逆に今度は自分で手作りで作ってみようとする方向で店内の素材の回転が良くなるという明るい未来が待っているのである。

  そこからいろいろな方向性が見えてくるのではないだろうか。

それも、大手ではなかなか全社的には進められない流れであろうか。

  そんなところにも中小の存在価値が秘められているのである。

先日もあるスーパーを訪問したが、そんな惣菜の強みを遺憾なく発揮していたのである。
近隣のチェーンストア型のスーパーと比較しても、店内調理、店内素材を有効に活用して、結果的に惣菜部門で強みを発揮していたのである。

  我々は食卓に貢献する使命を持つ。

単に食材を販売するのではなく、ワンストップショッピング性を有効に活かして、リアルに来店されるお客様に対して如何に食卓に貢献できるか。

  そこには単品販売だけに止まらない情報が重要なのである。

そしてそれは惣菜という部門で開花するのではないかと思っている。

  惣菜に対する見方を如何に広げていけるか。

そんな視点が今後益々重要になっていくであろう。





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2021年8月29日 (日)

「世界ネコ歩き」から

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


今日日曜日。

  芸能ネタの日(笑)。

最近ハマっているテレビ。

  岩合光昭の「世界ネコ歩き」。

https://www.youtube.com/watch?v=mIlfpRv1Ems

  見ていて癒される。

YouTubeでも自宅のねこの動画をアップする方が急増しているが、岩合さんの撮影するショットは絶妙である。

  ねこがカメラを意識せずにたたずむ姿が最高だ。

毎週火曜日 22時~23時 BSプレミアムにて放映

 https://www.nhk.jp/p/nekoaruki/ts/6VPMR3P1WX/

YouTubeでのアップをみてみると。

  https://www.youtube.com/watch?v=mIlfpRv1Ems
  https://www.youtube.com/watch?v=g3mFvZt32bU
  https://www.youtube.com/watch?v=d3LLmc01JO4

等々、いろいろと流されている。

これらの映像をみていても、よくあのショットが撮れたなぁ~と感心させられるのである。

  “どんだけの時間を費やしているのか”
  “どんな仕掛けでねこを操っているのか”
  “なぜねこ達はカメラを意識しないのか”

ねこを飼ったことがある人間ならばわかることであるが、ねこは見ず知らずの人間にはなかなか近寄らない性格である。
しかし、自分が安心して近寄れる人間と分かった段階から、ねこらしい愛嬌をふりまくのであるが、それには相当の時間を要するものだ。

  その段階から撮影が始まるのであろう。

よって、放映されている映像の前段階で相当のお互いの信頼関係構築の時間があったのではないだろうか。

  そう思うと尚更この番組が楽しくなってくる。

そして、毎回の撮影場所も海外であったり日本各地であったりと多岐にわたる。

  ある意味ツアー番組を見ているような景色の綺麗さ。

そしてまた、ねこのいろいろな表情や生態がカメラの前という現実を忘れさせるような生生しい姿で我々に届けてくれるのである。

  私も数年前まで猫を飼っていた。

しかし残念ながら、老齢もあり死んでしまってからは、猫は飼っていない。
そしてのこの番組を見て、癒されているのである。

  コロナ禍という環境もあろうが動物の映像番組が増えてきているようだ。

しかし逆に飼ってみて初めてその困難さに気づいて手放す事例も増加していると聞く。
そして、ペットもいつかは死ぬものであるが、それを知ると、もう飼えない、と思ってしまうもの。

  なつけばなつくほどに別れもつらい。

だから尚更、ねこの可愛さを映像で楽しむのが一番ラクかもしれない。







  

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2021年8月28日 (土)

自分の存在意義

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


自分が企業に属していることの存在意義。

  企業内で組織に埋もれていると見えてこないものだ。

しかし一歩外に出てみると、自分が属している企業の評価があらゆる角度から見えてくるものである。

  そして同時にその企業に属している自分の存在価値も見えてくる。

これも面白いもので、高い評価にある企業に属していると自分も高い評価を得、低い評価の企業に属している自分は思っている以上に低い評価でしか見られていないとうことがわかるのである。

  嬉しい半面残念でもある(笑)。

やはり自分が属する企業の評価というものは絶対だということだろう。
しかし不思議なもので、高い評価を得ている人間は、なぜか問題意識も高く、問題を課題に転換し、そして取り組むスピードも速い。

  それが企業の文化なのであろう。

その企業の文化とは、そのようにその企業に属している人間を見ると見えてくるものがある。

  だから高い評価を得ている企業の人間も同時に評価されるのであろう。

しかしとは言っても、高い評価を得ている企業に属していても、自分の企業の文化が他企業と比べてどのような違いがあり、自分自身がどのように行動してそれがどう評価されているかという具体的な自己評価を正しく認識している方はほとんどいない。

  その企業の様式で仕事をしているだけ。

そう思っているのである。

  しかしその様式はすこぶる凄いことなのであるが。

それを他社の他人が見ると凄いことをやっているように思えるのだが、本人からするとごく当たり前のことを日々、そして毎週継続しているだけであり、その仕事の手法が特別先進的な手法であることも認識はしていないのである。

  そのことからみても企業に属することは偶然の産物なのである。

その企業に属することによって、知らず知らずに身に付く仕事の法則。

  この法則を知らず知らずに身に付けられることの素晴らしさ。

そのことを知る上でも、企業人は外部に積極的に出ていくことが重要なのである。

  自分の現在地がよくわかる。

そして、自社の強み弱み、自分の強み弱みが客観的な視点で見ることが出来、他社他人の強みに学ぶこともできる。

  自社自分がすべて優っている部分は無い。

どこかで勝てばどこかで負けているのがこの世の習い。
しかし、自分の弱みと相手の強みが外部に出ることで見えてくるのであれば、内部で模索している人間とは雲泥の差であることは間違いない。

  それが外部で磨かれるとうことである。

確かに現在はコロナ禍にあり、なかなか外部との交流はおぼつかない現実ではある。
しかし、それ以前からの交流を如何に大切にしているかで、現在でも外部との交流を欠かさず持っている人間は数多い。

  それがリモートというツールの進化と運用するの意志の問題。

こんな時代からからこそ、外部との交流は以前よりも頻繁に行いたいものである。
そしてそれが可能なツールが続々と登場しているという現実。

  人間の進化は人との交流から生まれたもの。

直接の交流が遮断されている今、そのツールを如何に有効に活用して外部との接触を自らの意志で図ることが出来るか。

  それも今後の大きな岐路となっていくのではないだろうか。







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2021年8月27日 (金)

12月商戦情報の重要性

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


今日のテーマは12月商戦。

  “てっちゃん、お盆が終わったばかりだよ”

という想いもよくわかる。

  しかし商品市場では年末商戦へ向けた行動だと思われる。

特に際物を扱う業界であればもっと前から今年の年末商戦の動向の仮説を立て、そしてそこからどこに注目しどうしていけば最善の結果を残す事が出来るのか。

  そんな仮説提案の最終段階であろうか。

当方も52週のMD研修からのまとめと今後の方向性という資料作りをまとめていく中で、当然に12月商戦への資料作りも完了した。

  一番使用写真の多いのもXmas~年末商戦の二週間。

どうしても、売場がダイナミックに変更され、そして際物がダイナミックに回転するわけであるから、使用する写真も最多となる。
そして、思い切った売場の変更とそのポイントをわかりやすい写真で説明しようとすると、どうしても使用枚数も多くなるものである。

  それだけ毎年同じことを繰り返しているのであるが。

ただ、やはり毎年微妙に異なるのは、商品の変化でありイベントの変化であり我々販売側の考え方の変化なのであろう。

  どこに注目して売場を作るのか。

その注目ポイントが変われば売場も変わるし、結果も当然変わる。
そんな繊細で大胆なXmasから年末というたかだか二週間の出来事なのであるが、その情報量は膨大となる。

  よって情報の価値も高まっていくものであろう。

それだけ、この二週間の販売金額と、特に荒利金額は12月の大半を占め、年間でも三か月分に相当するのである。

  よってそこへ向けられた情報も非常に価値が高いといことだ。

今までは店舗の店長として、上記のような売上、荒利の面からの捉え方はしていたが、情報を提供される側から見た年末情報に対する価値を見出すことは無かった。

  当たり前に得られるものと思っていたからである。

しかし、こうやってその情報を作成する側に立ってみると、費やした時間からみてどう見ても通常の52週MD研修メニューとは区別したくなってくるものである(笑)。

  Xmas~年末情報。

そしてそれは、年間で取り組んできたものが全て集大成として現れる期間、いや、集大成として注ぎ込む期間であるということだ。

  今まで3月から取り組んできた52週MDの毎週の集大成。

要は、52週MDの全てはXmas~年末へ向けて花開かせる為の前提なのである。

  そのお客様評価がXmas~年末に集中する。

そして、そう思って52週の毎週の取り組みをコツコツと実践してきたのであり、実践しなければならないことなのである。
そして、そうやって実践してきたことだけが、年末商戦で成功するものである。

  不思議なものである。

おそらくそういう意識になるということは、その部分だけは強い意志をもって継続してきたということの裏返しなのかもしれない。

  そんな情報の価値。

だからこそ高い結果として花開かせたいものである。







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2021年8月26日 (木)

退化

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


緊急事態宣言。

  13都道府県に9月12日まで延長して宣言された。

但し、果たして更なる延長も考えられる今回の緊急事態宣言。

  更にデパ地下等の商業施設でさえも3密への対策が要請されている。

大型商業施設や特に集客力のある単独店舗でも、昨年の3月~5月に実施していた折込チラシの抑制や入場制限等、再び検討せざるを得ない環境に戻ったと言える。

  要はこの一年半の間は時間が止まっているのである。

何の時間が止まったのかと言えば、販売意欲という意志である。

  “販売意欲を持つこと自体が嫌悪される時代”

そんな環境がもしかすると、今後も継続されて丸二年間も続くかもしれないのだ。

  “丸二年間という断絶は恐ろしいなぁ~”

本気でそう思っている。
この業界での競争力とは、そのような販売意欲という欲求と、そこからもたらされる販売意志によって人間は行動し、知恵出し、そして売場を作り実績を出して、結果検証していきながら、自らの販売技術を高めていくのである。

  その販売意欲を根本から抹殺するのがコロナ禍である。

それが二年間も続くという前代未聞の事態。

  これが「コロナは時間を早める」という意味なのだろうか。

それは新たな時代の幕開けを速めたということであると思うのだが、もしかすると販売意欲の衰退を速めるというリスクでもある。
企業は二年間の時間的な断絶により、より鮮明に企業間格差が生まれていくのではないだろうか。

  “自分の仕事とは本部指示通りにこなすこと”

そのような空気が蔓延してきたら、退化という時間は加速度的に早まっていくであろう。

  年末商戦はそれが如実に現れる時だと考える。

なぜか?。

  全ての反動が一気に現れるからである。

そしてそうなってからでは手遅れ。

  この業界は販売意欲で成り立つ業界。

それも店舗とい現場の従業員一人一人の販売意欲の積み重ねが企業の業績と今後の存在価値を左右するもの。
それが、今回のコロナ禍という現実の中で退化していくことで、企業としての存在価値自体も退化していくことになっていくのである。

  その為の準備を常に念頭に置いておくことが重要である。

それも現場の店長という職位の店舗のリーダーが、その準備を怠らないということだ重要だ。
そして、世の中の反動の兆しが見えた段階からよりスピーディに先手が打てる体制と感度が重要となろう。

  退化。

コロナ禍において常に念頭に置くべきリスクではないだろうか。








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2021年8月25日 (水)

データ活用

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


最近は仕事柄、外部の方と話す機会が増えている。

  先日もデータシステムの方との会話。

ほとんどの企業がデータシステムを導入していると思われるし、自分のこのスーパー業界に勤務していた歴史を振り返ってもデータから目の前の業務を切り開いていく手法をメインに仕事をしてきた記憶しかない。

  “いやいやてっちゃん、入社当時はデータあったの?”

確かにそう言われれば、入社当時は値下シールを一枚一枚剝がしては貼り、剥がしては貼りを繰り返し、手作業で値下金額を電卓にて計算して集計していたものであった。

  しかしそこまでで終了。

単に集計しただけで、そこからどう手を打つとか改善したとかへと課題解決には至らなかった。

  要は、やってますの行動のみ(笑)。

しかしそれで済んだ時代でもあった。

  平和な時代だったのかもしれない。

しかし、在店時間もハンパなかったが、その後に先輩方と飲みに行けた時代でもあった(笑)。
しかし今はデータシステムが完備された環境にある。

  すべてはデータで結果が確認できる時代。

更には、そのデータから仮説検証へと進化させることも出来る時代でもある。

もしかすると、そんな手作業の時代を経験したからこそ、改めて便利なツールを当時はやってますだけで終わっていた段階から、更に突っ込んでデータ活用していくという次へのステージを切り開いていきたいという願望が芽生えたのかもしれない。

そんなデータ分析であるが、先日データシステムの方との会話の中で

  「意外に現場でデータ活用していないんですよ。」

という話が出た。
自分の店長時代のことを思う浮かべると、店長という職務の中でのデータ活用の時間がどれだけとれるかという企業の問題や業務の問題もあろうが、やはり売場に興味を持ち商品に興味を持てば必ず数値という結果を知りたくなるものである。

  しかしなかなかデータ活用が現場で為されないという現実。

そしてデータシステムの方からは、

  「データ活用の為の研修って受けました?。」との問い。

そんなものは受けてませんよ、という回答。
データ活用なるものは、自分で運用してみて初めて身に付くものと思っていたのである。

  概ねの使い方は教えてもらう必要はあろうか。

でもそれは、パソコン等を普段からしようしている者であれば、感覚的にもわかるものである。

  重要なのはどんなデータを自分は欲しているのかという事実であろうか。

それが明確になっていなければ無駄な時間を費やすことになるかもしれない。

  要は目的をもってデータを検索して仮説へ繋げる行為であろうか。

データはあくまでも結果でしか過ぎない。
だから、単なる結果から課題を絞り込み改善するという手法と、課題を絞り込んだ後の仮説から対応した売場に対する検証の為のデータ活用という段階をどう自分で区分けしてデータ分析していくかという意志になるのであろう。

そして、そのような活用事例を、本部のバイヤー向けではなく店舗の店長や部門担当者用に提供するデータ活用セミナーも重要性を改めて考えさせられたのである。

  すべてにおいて便利になった現代。

その利便性を活かしてこその働き方改革なのであろう。





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2021年8月24日 (火)

12月での予算化

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


先日のzoomミーティングから。

  毎週一回の定例ミーティング(笑)。

まさかこの私がzoomなるものを利用するなんてと思っていた。
しかしコロナ禍というのは仕事の手法を大きく変えなければならないことになってしまったのである。

  とは言ってもそれほど難しいものではないこともわかってきたが。

というわけで、仲間とのzoomミーティングも定例化してきたのである。
そして、ある方とのzoomミーティングの折に出てきた言葉。

  「2022年度の予算組に組み込みましょう。」

そんな言葉を発したのである。

  2022年度の予算組み。

要は、来年度の活動計画であり行動計画の中に、研修メニューを組み入れるという計画のことらしい。

  そしてその予算組とは12月までに行われるとのこと。

要は、9月~12月での営業活動が来年度の研修メニューの導入に組み入れられるか否かの瀬戸際になってくるというのである。
企業としては、毎年の行動計画であり営業計画が立案されるのであるが、その折にコンサルを導入を計画した段階で、その予算組を年内の12月までの計画を立案し、次年度当初にその予算に対しての審議が行われ、その結果新年度の3月や4月からコンサルを定期的に導入して教育を実践していくというものらしい。

  人事担当であれば見当の付く内容か。

しかし店舗での業務に長年携わっていると、12月中に次年度の行為計画が立案されているとは思ってもみなかったのである。
よって、期の途中からコンサルになったということはそれだけデメリットが大きかったということだろうか。

  しかしいずれにしても来期にどう乗っていけるか。

それがまずは重要な課題であることが今回理解できたのである。

  逆に言うとそれめでに如何に研修メニューを構築できるか。

現在、直ぐにでも実践できるメニュー提案は二つ。

  ファイブマネジメント研修。
  店長の為の52週MD研修。

それ以外にでも要請を受ければどのメニューでも構築は可能であるが、この二つは即実行できるメニューとなる。
そしてこの二つのメニューの受講により、マネジメント編と販売実践編という分け方が出来る内容となろう。

  ファイブマネジメントにより店舗運営の基本を学ぶ。
  52週MD研修により店舗力のある販売実践が出来る。

そしてこの二つは、クルマの両輪でもあろうか。

  マネジメントと毎週の具体的な実践。

そう考えると、この二つの研修(セミナー)を効果的に受講することによって、より具体的な毎週の実践とそのマネジメント手法を身に付けることが出来ると言える。

  そしてそれを12月までの中でどれほどに認知して頂けるか。

それによって来期の私の行為計画が決定することになる。






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2021年8月23日 (月)

52週MD研修を構築して

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


私自身がコンサルとして企画する52週MD研修。

  ようやく12か月分が完成した。

12か月を月別に全体の概略を現したものが一部。
そして、12月を月別に週毎にまとめた概略が一部。

  そして毎週を詳細に編集したものが一部。

今回ようやくその全ての研修資料が完成したのである。

  完成までにほぼ一か月を要した。

なぜこれほどまでに時間を要したのか。

  それは写真を重点的に使用したからである。

従来から撮りためてきた売場の写真。

  ほぼ10年ほどの写真が保存されている。

その全ての写真をめくっていくと、一番インパクトのある写真を探していくうちにこれほどの時間となってしまったのである。

  全体の概略や月別の概略はそう時間がかかるものではない。

しかし、いざその概略に合う写真を探そうとすると、どうも「帯に短しタスキ」に長しのものばかり。
これだっ、という写真にはなかなかたどり着けないものである。

  よって自らが納得する写真に巡りあう時間が長かったでのある。

しかし、それだけ時間を掛けた結果、今回は自分でも十分に納得できる仕上がりになったと思っている。
やはり、52週の売場作りを説明するのには、百聞は一見に如かずの言葉通り、写真で説明するのが一番早いし伝わりやすい。

  一目瞭然で売場のイメージが掴めるから。

それともう一つは、前回も説明したと思うが、52週のその週の効果が必ず翌週かまたは次のイベントに繋がるような連携が毎週毎週存在するのである。

  今週の和の取り組みは翌月のあのイベントに繋がる。
  来週の洋の取り組みは今月末の洋のイベントに繋がる。

そのように、必ずその週の取り組みが必ず近未来の週のお客様の来店動機に繋がることが見えてきたのである。

  毎週毎週が単発の取り組みとなはならないということ。

これは実践する側にとっては、今週の取り組むモチベーションを高めてくれるものである。

  “今週の取り組みが来月の秋彼岸の来店動機に繋がる”
  “来月の秋彼岸の取り組みが七五三の来店動機に繋がる”

そのように、次ぐ次と今週の取り組み結果が近未来の次へとつながっていくものである。
それを、データ等を活用して検証していくことによって、高いモチベーションを維持しながら仕事に取り組めるであろうし、店長としても店舗のメンバーに次々と新たな課題を提供することが可能となり、店舗一丸となって毎週の売場作りを実践できることになるのである。

  これは非常に有意義な52週の取り組みとなろう。

今回は、特に店舗を預かる店長としての視点で、52週MDの資料を編集した。

  52週MDにもいろいろな視点での捉え方があろう。

しかし、店舗を一個の商品として捉えて52週MDを捉えた資料はほとんどないのではないだろうか。

  部門別に52週を捉えた資料は数多い。

しかし、今回は店長用に店舗を一個の商品として、その強みを発揮できるような毎週のまとめ方をしたので、店長にとっては非常に有効でかつ短時間で効果的に重点項目を集中して取り組める内容としてあるので、そのような認識で12か月を取り組めば、必ず店長自身の実力がアップする内容になっていると思われる。






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2021年8月22日 (日)

永野芽郁の熱演

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


今日は日曜日。

  芸能ネタの日(笑)。

毎週水曜夜10時 日テレ系列。

  「ハコヅメ 戦う交番女子」。

https://www.ntv.co.jp/hakozume/

  これが最高に面白い。

以前にも、毎週日曜日の芸能ネタでも触れた。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2021/07/post-79cf2a.html

しかしこのドラマ、ここ二週間は続きの放映がされていない。

  なぜか?。

主役の永野芽郁の感染により、撮影が中断されていたからである。

  しかし逆に続きを見たいというネットでの評判が高い。

通常であれば、感染によりそちらの方での話題になるのであろうが、彼女に関してはそのことにはあまり触れられず、逆に急遽撮影され今までの振り返りにイロを付けただけの特別編であるにも関わらず、これもネットでは好評を博している。

  第五話放映延期が逆に話題となっているのである。

これは主演の永野芽郁の人気が大きな要因であろう。

  このドラマとにかく面白い。

警察官という外部からの堅いイメージとは裏腹に、その内部は意外にユルイ(笑)。
どこまでが事実でどこからが盛られているのかは我々にはわからないが、もと刑事たちの生の声でも、そのほとんどが事実であるという。

  もっとも主演の永野の言動は行き過ぎではあろうが。

それにしても、永野芽衣郁と戸田恵梨香の組み合わせとその凸凹ぶり、そして周囲をとりまく男優陣との掛け合いが絶妙であることが、このドラマの視聴率を10%維持している要因であろう。

  しかし永野芽郁の存在自体が癒されるのである。

警察官を辞める決意をした割には、上司や先輩に対する言動も、上司とも思えない奔放ぶりだし、戸田恵梨香とのコンビで周囲の男性陣に対する行動、言動もまた笑いを誘う流石のネタであり、見ていてこれほど腹を抱えて笑ったドラマは久しぶりである。

  特に第一話で登場したオリオン通り商店街。

地域で有名な商店街であるが、コロナ禍によりこのような撮影を遠方にて行うらしく、この時に登場したのがオリオン通りという地方では知らない人がいないほどの有名な駅前の通りであったことも、視聴意欲を駆り立てる要因だったこともあろうか。

  そしてムロツヨシの存在も寄与しているのである。

どこまでの警察官の事実であるかはわからないし、到底彼のような言動の持ち主はいないであろうが、それでも人の心に刺さるここぞの場面での存在が重いのである。

  これも彼の演技力なのであろう。

是非、この特別編の2回を差し引かずに、今後のドラマを第11話ぐらまいまで引っ張ってほしいものである。







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2021年8月21日 (土)

情報共有の進化

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


情報の共有。

  最近はそのワードが持つ意味も広がりを感じるようになってきた。

従来であれば、情報の共有とは「同じ情報を企業内や店舗内で共有しあう」という意味であった。

  よってそれは言葉が主な媒体となっていた。

そして、その手段としては会話であり紙ベースの資料が一般的であった。

  よってリアルに聞いた人間だけが情報を持ち得ていた時代。

しかし近年はネットという情報網が発達し、リアルに聞くこと以上にネット検索にて一般的な意味からもっと奥深い意味やそれに関する情報を得る事が出来る時代となってきたのである。

  そしてそれにともなって更なる情報の共有化が図られるようになった。

それは、以前であれば自分のパソコン内だけで作成していた資料が、cloudによって架空の保存場所に保管されている資料を、その保存場所にはいって何人でもその資料に修正を加えたり完成させたりして、一つの資料を数人で同時に仕上げていくことが出来るようになってきたのである。

  これも以前から存在する手法ではあるが。

それが、本当に最近になってきてからは、OneNoteやOnedrive、そして最近ではGoogleドライブなるものまで存在するようになってきた。

  かといって当方も全て認識しているわけではない。

先日、ある取引先の方との情報共有で、一つの資料に私なりの意見や返信を付け加えて私の部分を完成させたのであるが、それがその瞬間に情報共有化されて同時に公開されているのには驚いた。

  まさに一つの資料を基に情報を共有して次へ進む形式。

それも全く異なる場所に居ながらにしてである。

  コロナ禍によるメリットなのかどうなのか。

いずれそのような方向へ進んでいくことになるのであろうが、コロナ禍という目の前の現実がその方向へ進むスピードを速めたのであろう。

  それによって、在宅ワークをメインとした仕事の仕方。

それに合わせて、手法もどんどん進化していくようである。
そして、自分のパソコンもどんどん軽くなっていくのであろう。

  私のパソコンの保存容量は1Tバイト。

しかし近い将来、それほどの容量を持たずとも、cloudと共有によってパソコンの保存容量はもっと少なくて済むかもしれないし、同時にパソコン自体の重さも更に軽くなっていくかもしれない。

  しかしcloudという架空の場所に保存できるという時代。

その段階から私の頭はついていけなくなってしまった(笑)。
そして同時に、どうしてもその保存方法が信用できないでいる自分がいるのである。

  “あかの他人にダダ漏れじゃね?”

そう思ってしまうのは私だけであろうか。

  しかしそれは情報を持つこと自体が価値と思う世代なのであろう。

情報は活かしてナンボ。

  昔は情報を持つこと自体が価値であった。

しかし、情報などいくらでも持てる時代である。

  重要なのはどう活かして価値とするか。

その競争の時代なのであろう。
そう捉えると、情報の共有化はますます垣根なく進化していくのではないだろうか。

  そしてその次に待つ時代が楽しみではある。






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2021年8月20日 (金)

武器が変わる

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


最近の資料のまとめ作業。

  以前のExcelからPowerPointへ転換作業に集中。

要は、今後の資料作りとして従来作成していたExcelでの資料作りを止めて、今後のことを考慮したときに全てPowerPointに変換してた方が都合が良いと考え、現在は全ての資料をエクセルやワードではなくPowerPointで作成しているのである。

  ExcelからPowerPointへの変換。

これがまた厄介なのである。

  要は「縦型」から「横型」への転換でなのである。

従来のExcelの資料は、そのほとんどが縦型でまとめられている。それはA4判の用紙で縦に印刷して配布することを前提にまとめられていたからである。

  資料作りは全てA4判の縦型で作成し印刷するのが一般的。

よって、私が企業に入社してからは全てがA4判縦型での資料作成が基準であった。
だから、それ以来その手法に従って全ての資料はA4判縦型で作成し、未だにそのフォーマットで残っているのである。

しかし現在はA4判横型でのフォーマットに切り替わってしまった。

  それもPowerPointでの作成に。

要は紙資料を廃止しプロジエクターでの説明にプレゼンが変更されていたことによるのであろう。
更に言えば、パソコンの画面に合わせて横版にしたほうが見やすいし一目瞭然であるという判断なのであろう。

  確かにパソコンでみるとPowerPointは見やすいし分かりやすい。

そこにアニメーションなどという動画的な使い方が入ってくると、本当に言葉と画像が一致して感動的ですらある。
しかし、写真やインパクトのある表現が中心となり、作成する枚数はエクエルやワードの3倍から10倍ほどの量となるのである。

  それだけ一枚一枚はわかりやすいがその分が枚数はハンパなく増える傾向にある。

しかし確かにPowerPointで説明すると皆がプロジェクターの画像やパソコンで視聴する方々は非常にわかりやすい手法であることは理解できる。

  特に慣れてくると画像の先を読んだ操作が可能となる。

それによって、ボタンと同時にアニメーションの作動し、皆が期待する画像や言葉がインパクトをもって表現できるというプレゼンの内容となり、大きな画面や自分のパソコンで視聴しやすいし見やすいという受け手の満足度は高まると思われる。

  しかしその作成にも手間取るのである。

それは、従来から一貫して縦型で資料をまとめてきた人間の慣れの問題が大きいと思われる。

  よって最近資料のまとめを始めた方々はなんの違和感も無いようだ(笑)。

しかし我々世代はA4判縦型での資料作りに慣れきっているためか、どうしても横版になった時の筋書きの配置に戸惑うのである。

  従来はであれば下へ下へと結論を流すことが出来た。

しかし横版だとどうしても起承転結が、横→斜め下→横→斜め下→横、と流れて、ストーリーの流れがどうもうまく流せないのである。

  それも慣れの問題なのであろうか。

よって、最近は起承転結を一枚にまとめずに、一枚ずつに分けて作成するようになった。

  それが枚数倍増の要因ではあるが(笑)。

しかし枚数は増えても、画像の切り替えごとに視覚的にわかりやすいプレゼンがPowerPointの魅力であり、まずはこの手法に慣れていくことから始めなければならないであろう。





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2021年8月19日 (木)

お盆が過ぎて

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


お盆商戦が終わった。

  皆様、ご苦労様でした。

今年のお盆商戦。

  稼ぎ時の12日~15日での天候不順。

そこにコロナ禍による緊急事態宣言等による読めないお盆商戦が更に致命的な大雨により、売上だけでなく利益も厳しいお盆商戦に終始してしまったのではないだろうか。

  それだけこの時期の大雨は来店動機に響くもの。

特にコロナ禍という不安もあり、どうしても外出しにくい環境にあったのは確かであろう。

  特に地方ほどお盆の帰省による需要増は売上のチャンス。

そんな地方の方々ほど、今回のお盆商戦は厳しく、今後の利益対策に頭を悩ます時であろうか。

  しかし、人間は食事を摂って生きていくもの。

そういう意味では、冷蔵庫が空になれば再び食材を求めて来店されるのであり、お盆後も巣籠りでの家中での内食は不変であろうから、今週あたりから続々と売上を伸ばしてきているのではないだろうか。

  そして8月のお盆を過ぎると一気に秋の気配を感じる時期。

今年の13日~16日頃の気温は例年に比べて-10度ほども低かった。
よって、本来の涼味類の動きがまったくなく、逆にホットメニューの需要が高まったお盆商戦であり、その後もその傾向は続いているであろう。

  これから9月にかけての天候はどうなのだろうか。

天気予報を見ても、さすがに8月前半の35度前後という気温は無いと思われる。
しかしお盆期間中のような25度前後という低温も流石にまだ来ない。

  例年通りの気温ということであろうか。

よって、8月いっぱいは残暑もあるが、9月からはそれ相応に秋の気配を感じる季節となっていくのではないだろうか。

  8月過ぎると一気に秋の様相。

それが我々小売業界、特に食品スーパーの店内の様相となるのはご存じの通りであろう。

  これでもかと「秋の媒体」が所せましと取り付けられるのである。

しかしまだまだ残暑厳しい8月から9月中旬にかけての気温の変化であったが、果たして今年はどうであろうか。
おそらく上記の流れでいけば、8月後半からは30度前後に落ち着いてくるであろうし、それ以前に人間は不思議なもので、暑さのピークを過ぎるとなぜかしら秋の味覚を堪能したくなるものである。

  ぶどう、秋鮭、おでん、そして豚汁。

そしてそられの商材が各コーナーの売場を占めることになる。
そんな売場の変遷を経ながら、9月へと向かっていくのである。

  それと同時に迎えるコロナ禍との生活。

ワクチン接種も8月中に二回目を受けるのであるが、地域によっては60歳以下の世代は予約が停止されている状況にあるという。

  季節の移ろいとコロナ禍とワクチン接種。

なんともストレスを感じる日々は続くようだ。





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2021年8月18日 (水)

戦友

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。



東京オリンピック2020。

  日本人選手の大活躍で幕を閉じた。

オリンピック後はメダリストたちがメディアに引っ張りだこのようであるが、それも致し方ないであろうか。
  
  楽しい話題といえばオリンピックでの活躍しかない状況なのだから。

そしてそれを楽しみに待つ我々も、活躍の裏側をのぞいてみたいという心境でもある。
更に言えば、本来の開催日である2020年から一年延期という事実も、今回のメダリストややむなくメダルに届かなかった選手、更には今回のオリンピックに参加できなかった選手達からしても、一年延期という現実に振り回された長い長い一年であったのであろう。

  HNKで放映されていたドキュメンタリーを見た。

今回の体操女子のゆかで銅メダルに輝いた村上茉愛選手を取り上げていた。

  村上選手には戦友がいるという。

それは、共にリオオリンピックを戦った寺本明日香選手。
リオオリンピックの体操女子団体で惜しくも4位とメダルに届かなかった時の、日本を背負った二人。

  その時にお互いに誓い合ったという。

次の東京2020では絶対にメダルを取ろう、と。

  それから4年、そしてプラス1年。

お互いに励まし合いながら、お互いの怪我というアクシデントもお互いに励まし合いながら乗り越えてきた。
村上選手が出場できなかった世界選手権で、寺本選手が若手チームをけん引して東京オリンピックの出場権を得た。

  寺本選手からの村上選手への最大のプレゼント。

それが東京2020への出場権であった。
そしてお互いに東京2020で誓いのメダル獲得の現実に一歩近づいたのである。

  が、

今度は昨年の代表選考において、寺本選手が右足のアキレス腱を断絶。

  しかし、その後コロナ禍により東京2020は一年延期となった。

そこから怪我を乗り越えて予選に臨めた寺本選手。
しかし、右足アキレス腱の怪我はそう簡単に完治するものではなく、予選会の最後の最後のゆかの、本当に最後の着地でブレた。

  結果、5位となり代表から漏れた。

しかし、寺本選手は選手のサポート役としての補欠での参加を承諾。

  寺本選手を身近にしての東京2020がスタートした。

そんな経緯のある今回の体操女子のオリンピックという舞台。

  “女子にも戦友と呼べる相手がいるんだ”

そんな想いで見ていたが、確かにこの二人の関係は、共に前回のオリンピックでもう少し自分の気持ちを奮い立たせていればメダルに届いたという後悔から来る次への希望で結ばれていた存在だったと思われる。

  素晴らしい関係。

そして今回のオリンピック団体で、村上選手の段違い平行棒でミスをしてメダルの道は断念された。

  そして村上選手と寺本選手とのLINEでのやりとり。

寺本選手は、テレビ中継で村上選手を見ていて、普段とは違う違和感を感じたという。

  それがミスにつながったのかどうかはわからない。

しかしそれを見抜いたところに、村上選手をして「戦友」と呼ばせる何かが寺本選手にはあるのであろう。

  戦友。

堂々と、それをお互いに言い合える関係。

  男性の私でもあこがれる関係。

同じ職場での「戦友」と呼べる関係。

  そんな相手が自分を強くしてくれるのであろう。






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2021年8月17日 (火)

秋雨前線

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


昨日も記した秋雨前線。

  “早くねっ!”

全くその通りだと思う。

  そもそも秋雨前線って9月なのでは。

ネットで調べてみたが、やはり9月から10月のかけてが本来の時期であるようだ。

  梅雨前線とは南からの暖気と北からの寒気の境目。

逆に

  秋雨前線とは北からの寒気と南からの暖気の境目。

よって、梅雨前線は北上し秋雨前線は南下していくもの。
その秋雨前線の南下によって、日本列島は北から秋の気配が色濃くなっていくのが毎年の通例である。

ある記事には、日本の四季は

  春~夏~秋~冬

と簡単に表すのではなく、

  春~梅雨~夏~秋雨~秋~冬

の6つの季節に分ける味方もあるという。

ネットでは今回の秋雨前線はむしろ梅雨前線の末期の大雨ではないか。
との報告もあるが、とは言ってもこの寒気は異常である。

  本来8月15日前後と言えばはまだまだ真夏。

しかしここ数日の最高気温は25度前後と、まさに秋の気候である。
なにかの理由で、この秋雨前線が急に南下してきてしまったのであり、おそらくはまた北上していって、いずれその時がくれば南下して本来あるべき時期に秋雨前線として機能するのであろう。

  しかしまさかお盆前後でこの低温とは。

これも近年の異常気象に入るのであろうか。
最近はどんな天候になろうとも不思議感が無くなってきた。

  “これも異常気象の一環か”

そんな納得感のある近年の気候である。
たしかに、今年の梅雨入り、梅雨明け、そして梅雨明け後の低温といつもの夏よりも涼しい感があったが、先日の台風一過からの高温は一時のことであって、再びこのような秋雨前線の影響で異常なほどの低温となってしまった。

  この影響が小売業へ与えた影響は大きかった。

それは昨日の記事でも書いたが、近年は温暖化による夏の長さと高温が身に付いてきてしまって、従来の日本の四季の気温や気候がどうだったのかを思い出せずにいたのであるが、東北に住んでいた当方としては盆明けの秋空を思い出すほどの低温を、体に染みついたDNAが多少なりとも感じ取っていたのであろうか。

  しかしそれにしても急激な気温の低下ではある。

そして、それを受けてのお盆後の売場の提案。

  まだまだ見えない部分はあろう。

このまま低温を維持したまま9月へ向かうのか、それともまた以前のような猛暑日が戻り、一気に残暑が復活してくるのであろうか。

  いずれにしても急激な温度変化だけは止めてほしい(笑)。

体も付いていけないし、売場も付いていけないであろう。

  それでなくてもお盆商戦は売れるものが売れなかったのだから。

今年のお盆商戦における感想である。






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2021年8月16日 (月)

お盆商戦2021

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


お盆商戦2021。

  さてどのような状況だったのでしょうか。

今年は現場にいない為現場でのダイレクトな感覚が掴めないでいる。

  このようなお盆を過ごすのも初めてである。

この業界に在籍してから、お盆と年末はほぼ間違いなくその中心的な売上と売場に身を置いてきたのである。

  8月は12日から15日。
  12月は29日から31日。

そのほとんどの日々を店舗という現場で過ごしてきたのであるが、今年はお店というリアルにお客様が来店し、リアルに商品の動向を、ダイレクトに観測できない立場になって初めて、現場という現実そのものを失ったという喪失感を覚えている。

  よって日別感覚が無い。

以前であれば、10日前後からの日別に16日までの動きが商品で見えていたのであり、特に生鮮の日別商品動向から、どのカテゴリーが日別に感覚として好調か不調かをその場で感じ取れたのであるが、今年はその日別感覚が全く無いのである。

  “あれっ、いつの間にか13日じゃね”

そう、そんな風にいつの間にか13日の最大ピークであるはずの日になってようやくお盆という特別のイベントに対しての感覚が蘇ってくるというリアル感。

  現場に身を置かないという事実を初めて知る2021年の夏。

なんとか仲間達との繋がりから糸を手繰り寄せると見えてくる今年のお盆商戦。

  12日までは昨年維持。
  13日以降はボロボロ。

そんな声が聞こえてきた。

  全ては秋雨前線による天候不順が要因。

コロナ禍によるお盆の帰省変動という要件も多少はあるかも知れない。

  しかし主要因はなんと言っても天候不順であろう。

天候不順からの売上不振の要因としては、一つには

  雨による来店動機の減退。

そして二つには、

  低温による涼味商品の不振。

この二つが挙げられよう。
それだけ、上記二つの要因が重なると、本来この時期に来店して食材を揃えようと構えている食品スーパーとしてはどうしても待ちの姿勢で売り場を整えて売れるべき商品を大陳して待つのであるが、それがモノの見事に当てが外れたのである。

  それも大きな商機の場面で。

全ては秋雨前線という季節外れの気候によるものであろう。

  コロナ禍による巣篭もり生活という基本形。

そこに秋雨前線という異常気象による想定外の気象現象が入り込み、本来あるべき条件が全て狂ってしまったのが今年のお盆商戦。

  それだけ今年のお盆商戦は外部与件が通常と異なり過ぎたということである。

それは今後の小売り業界にどのような示唆をしているのであろうか。





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2021年8月15日 (日)

松井と松村の活躍

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


今日は日曜日。

  芸能ネタの日(笑)。

毎週火曜日、午後10時 TBS系列で放映

  「プロミスシンデレラ」。

このドラマに、元SKE48の松井玲奈と元乃木坂46の松村沙友里の元アイドルが出演している。

  松井玲奈は卒業後6年。
  松村沙友里は卒業直後。

松井玲奈は一時乃木坂46にも兼務で所属していた関係上、二人は顔見知りであると思われる。
このように、松井玲奈は一年間ではあるが乃木坂46に交換留学生としてSKEから乃木坂46に在籍していたのである。

  乃木坂46における松井玲奈の影響。

それは、当時まだまだ駆け出しのアイドルグループであった乃木坂にしてみたら、松井玲奈というプロフェッショナルな思想と行動の伴う存在はいい刺激になったのではないだろうか。

  そんな松井をも知る村松沙友里。

おそらく村松沙友里にとっても松井玲奈は特別な存在であろう。

  プロのアイドルとしての言動。

それを村松は松井の言動と態度からしっかり学んだのではないだろうか。

  そして今回の役回り。

松井は妖艶で厄介な悪女を演じているのである。
そして村松は能天気ながらも仲居の中で中立を守る無派閥派という存在。

  流石に松井玲奈は演技力を増しての登場である。

前にも書いたが、松井玲奈を乃木坂46のOGとして位置付ければ、松井、村松、白石、西野、堀、深川、伊藤と大勢の卒業生が今期ドラマで活躍し始めている。

  それこそ「乃木坂に越されました」のAKBとは雲泥の差である。

そしてはっきり言って、上記の「乃木坂に先越されました」はあまり面白くない。
AKB48の特性である、我武者羅さを別の角度から協調しようという意図が見えすぎである。

  いかにも「私が私が前よ」というスタンス。

最後の大逆転を狙う「押しの強さ」を全面に押し出した設定が、どうも付いていけないのは私だけであろうか。
以前のAKBは、まゆゆを筆頭に、ひたむきにアイドル道を歩む姿に共感を覚えたのであるが、どうも現在のAKBはそのDNAが無くなってしまったようで残念でならない。

  そして松井玲奈から受け継いだDNAを開花させた乃木坂46。

今の松井玲奈を見ていると、彼女がプロとしての何を伝え、何が残り、何が継承されているのかがよくわかる彼女の演技である。





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2021年8月14日 (土)

可能性は生み出すもの

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


今回の東京オリンピック2020。

  2週間の幕を閉じた。

いろいろな選手が歓喜し、また悔し涙を流した。

  絶対数から見れば悔し涙を流した方の方が圧倒的に多いであろうか。

それだけ、テレビの画面上では活躍した選手や活躍しそうな競技にスポットを当てて取材しているわけであるから、当然我々の目にはメダル獲得の瞬間の歓喜の場面を見る機会のほうが圧倒的に多いのであるが、逆にいえば見えないところで悔し涙を流した出場選手のほうが圧倒的に多く、その涙の陰には数多くのドラマがあったであろう。

  そんな中での内村航平選手。

オリンピック個人総合連覇の男にもその時が来た。

  鉄棒予選での落下。

それによって決勝への道が閉ざされた。

  彼の東京オリンピック2020は終わったのである。

なんともあっけない幕切れであろうか。
しかしその後に、個人総合と種目別鉄棒で橋本大樹選手が「僕が内村さんの代わりに金メダルと取ってあげます」と豪語し、有言実行したのである。

  「可能性は生み出すもの」

この言葉は、今回のオリンピックが始まる前のNHKのプロフェッショナルで内村航平選手が言い残した言葉である。

  可能性は自らの意志と行動で生み出すもの。

全くその通りだと思う。
出来るかできないか。

  まずは自らの意志が決めることである。

その意志がなければすべては始まらない。

  そしてその強い意志が自らを行動に移させる。

行動した段階から次のステージの乗れるのである。

  可能性というステージに乗れるのは行動した段階から。

可能性というステージでは、実現という山と向き合うことになる。
その山は、このステージに登ってみて初めて現実に見えてくる実在のもの。

  その実在の山ははるか遠くにそびえたつものであろう。

しかし一歩一歩着実に歩んでいくと、いつしか5合目に到着していることに気づく。
そうすると、より具体的な装備や歩き方といった手法が見えてくるもの。

  可能性が近づいてくるのが実感できる段階。

そのようなステップを踏んで、未知の世界を踏破する人間はその限界を超えていくものである。
そんなステップを繰り返し繰り返し超えてきた人間だからこそ、それが言えるのであろう。

  可能性は生み出すもの。

それは、自らを鼓舞する言葉でもあるし、今回初めてオリンピックに参加する若手に向けて発した言葉なのでもあろう。

  そしてそれに呼応するように若手が可能性をつかみ取ったと言える。

そして橋本大樹選手は言った。

  「チャンピオンは涙を流さずに常に前を見る」

今回の3つのメダルは単なる通過点。
更に、可能性を自らの意志で塗り替えていくという気持ちの表れが、インタビュー時の言葉になったのであろう。

  可能性は生み出すもの。

自らも心に留めておきたい言葉である。





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2021年8月13日 (金)

52週の実践を振り返って

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


研修メニュー。

  現在はファイブマネジメントをメインに据えて研修メニューが構築されている。

それをメインに据えてはいるが、その延長線上に販売面でのより詳細はメニューの必要性を感じて、現在それらに派生するメニューをいくつか構築中である。

  52週販売系。
  販売力強化系。
  データ活用系。
  階層別研修系。

等々、今後構築していくべき研修メニューは数多くある。

  いずれオファーが予想されるメニューであろう。

よって、出来るところから整理しておく必要があると考え、早速52週の販売計画について現在進行形である。

  なぜか?。

一番資料が揃っているからである(笑)。

  過去10年ほどの52週販売計画と実践、そして反省。

過去10年の積み重ねからの資料は膨大である。
しかし10年間の資料とは言え、地道に月別にファイルをまとめてきたため、同じファイルに年度別の同じ月の反省書が閉じられているため、52週という視点でまとめようとすると簡単に整理できるのがメリットであった。

  “52週毎にまとめておいて本当に良かったぁ~”

52週とは一年の繰り返し。

  そして同じイベントが同じ週に必ず巡ってくる。

よって、昨年の反省が存在するというメリットは現役の頃から享受してきたが、コンサルとして新たに資料をまとめようとしたときに、これほどこのようなまとめ方をしてきてよかったと思えることは無かったのである。

  52週MDを一度経験すると止められないものである。

それは、その資料や反省書が翌年の精度を圧倒的に高めてくれるからである。

そしてそれと関連して、今回改めてい想う事。

  その週の取り組みは必ず次へと繋がるということ。

例えば「ひな祭り」。

  女の子のお祭り。

それは従来の姿であり、現在は女性のお祭りと化してきた。
そして春の到来とともに、従来の鬱積した冬のイメージから解放されて、春の到来というイメージと売場作り、そして商品化が連動されて来店されたお客様はそれらの新たな季節への期待感ともに商品を購入されていく。

  そしてそれが次の「母の日」へと繋がるのである。

その母の日の展開という経験値が、次への父の日への期待値へとつながり、その父の日の経験値がお盆商戦へと連動していくのである。

  そのような週毎の意味の存在を改めて認識させられたのである。

それは、52週という毎週の取り組みをトレンドとして通して流れていくことを理解することによって、その連動性が明確に見えてくるのである。

従来は52週は翌年の同じ週という比較でしか見えていなかった。
しかし今回改めて、52週を通して何度も繰り返し資料を眺めてみると見えてくる52週の意味。

  この週はどの週に連動するのか?。

その意味を問いながら、今現在の取り組みを妥協せずに実践することで次のどの週へとバトンを渡すのか。

  52週MDのより実践的な理解が深まるのである。







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2021年8月12日 (木)

東京2020を終えて

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


東京オリンピックが終わった。

  なにかと物議の多かった今回のオリンピック。

しかし開催中は日本人やチームジャパンの大活躍もあり、関心の高いオリンピックであったことは確かであろう。

  従来からメダルの期待のかかる柔道での金メダルラッシュ。

そして、日本においての柔道という競技が如何に他の競技と比較しても、特別な存在であることが改めて知らされたのである。

  「金メダル以外は無い」

金メダル以外のメダル獲得者にとっては全力で喜べない順位であり、ましてはメダルを逃した選手に至ってはそれこそ犯罪者のような様相でインタビューを受ける姿に、柔道という競技の重さを感じたのである。

  いい意味でも悪い意味でも相当のプレッシャーを背負っての出場。

それが柔道であり、その柔道が真っ先に今回の東京オリンピックでの幸先の良いメダルラッシュでスタート出来たのが、オリンピック史上最多の金メダル獲得数に繋がったのであろう。

  しかし意外に低調に終わった期待種目もあった。

個人競技ではあるが、チームジャパンという連帯感とチーム内の雰囲気が個人にも影響していくるのであろうか。

  個人競技ほど個人のモチベーションに左右されやすい競技。

それが、いい方向に向かった種目もあればどちらかというと重い空気を背負ったままた進行してしまった競技もあるのかもしれない。
そして今回から採用された種目での日本人の活躍も見逃せない。

  スケートボード。
  スポーツクライミング。
  自転車BMXフリースタイル。
  サーフィン。
  空手。

そしてこれらの競技で日本人が活躍したおかげで、新種目ながら身近に感じたのも確かである。
当然、上記種目にあまり関心の無かった方もいたであろうし、私も上記の競技での演技でどこが素晴らしいのかを見極める目も持ち合わせていなかったから、競技を見ていても込み上げくる感情が乏しかったのは否めない。

  しかし上記競技ほど国際間の壁も無かった。

個人対個人との直接対決ではなく、個人の演技を第三者が評価して競う競技だからかもしれないが、一人の選手がミスをして涙ながらに控え場所に戻っていくと、競技に参加している各国のアスリートが皆詰め寄って、その演技者の勇気をたたえ合う姿をこのオリンピックで初めて目にした。

  まさにチームワールド。

言葉壁、国の壁をもろともせずに同じ道を歩む、尊敬する仲間の勇気を祝福し健闘をたたえ合う姿は、ほかのクラシカルな競技には無い仲間意識を見たのである。

  マイナーだからこその連帯感であろうか。

そしてそこに新たなオリンピックの姿を見た。
更に、そのような光景は他の競技にも伝染しつつあるように思えた。

  体操の種目別での他国選手とのハグ。

そしてSNSにおける励まし合いや同じ競技仲間を保護しようとするアップ。
それらは、東京オリンピック2020が開催されなければ、永遠に我々が見ることが出来なかった新たな真実ではないだろうか。

そしてそんな東京オリンピック2020で私が一番驚いたのは女子バスケの決勝進出。

  バスケットボールという競技。

男子も女子も身長差やスピード力といった日本人の身体面でのハンデを考えても、永遠に世界には程遠い競技だと思っていた。

  しかし今回の女子バスケはそんなハンデをもろともしない成績を残した。

まさにジャパニーズスタイルを確立した大会であったと思われる。

  足り続けるスタイル。
  3pシュートスタイル。
  
そしていずれも後半に逆転するという、スタミナを武器とするバスケットスタイルによって獲得した今回の銀メダルであったのだろう。
しかし、いずれこのスタイルも各国から研究されていく。

  更に磨きをかけてパリを目指してほしいものである。





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2021年8月11日 (水)

ワクチン接種

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


先日、ワクチン接種の一回目を終えた。

  7月7日に申告をして約一か月後。

それが早いのか遅いのかは別にして、ようやくワクチン接種にたどり着いたという感じだ。

  既に二回目を終えた方。
  まだ一回目もまだの方。

地域によっても違うであろうし、接種会場等の申告によっても違うであろう。
接種会場は、出来るだけ大きいを希望していたため、地域の比較的大人数でも接種対応できる場所を選択した。

  そして先日一回目の接種を終えてきた。

入場して思ったのは、“しっかり対応しているなぁ~”
そして、私の場合は接種する人と医師の二名体制の部屋へ案内されて、多少の質疑応答の後に、看護師の方と思われる方が多少の注意事項を話してから接種が始まった。

  “こんなものか?”

想像していたよりも痛くも痒くもなかった。

  多少チクンという針の刺さる気配がした程度であった。

いろいろ伝わる話では、注射後に腕が上がらなくなったとか、熱が38度程度出てしまったとかいう話を聞いたが、接種後の印象はこの程度かという何の反応も無いという感じだった。

  しかし夜になると痛み出した。

すこしずつ腕が重くなったという印象だったが、そのうちになんか急に上腕部に痛みというか重みのような鈍痛が増してきて、そのうち腕を上げるとその重みが更に重くのしかかってくるような痛みを覚えたのである。

  それでも熱が出なくて良かったのだが。

仲間達も概ね接種が完了した仲間や、未だ接種していないという仲間もいたが、こればかりは地域によっても違うし企業によっても違うであろうし、まして年齢によっても異なるであろう。

  とはいえ接種の日程はいずれ確定するであろう。

そして当方は二回目の接種の日程も同時に確定して帰宅できた。

  ものすごく気持ちが晴れやかである。

“あと3週間後に二回目の接種が終わる”

  そう思うとようやくいままでのストレスからの解放感。

その解放感は溜まらない。
まだまだ、マスク着用やウィルス対策は必要であろうが、二回目の接種から二週間後にはかなりの確率で感染を未然に防ぐことが出来る抗体を持つことが出来るということだ。

  とは言えまだまだストレスからの解放は無いであろう。

それでもこのまま概ねの人たちが接種完了する日も迫っているのではないだろうか。
そんな段階になれば、大手を振って外出も出来ようし、飲食も出来よう。

  これを待っていたのである(笑)。

仲間と飲むという欲求を約1年半も我慢し続けてきたのである。
仲間達も同様にそれを楽しみに、この一年半を我慢してきた(我慢せずにやっていたかたも多少いたかもしれないが)のである。

  そしてその反動は必ずやってくる。

飲食を止めていた反動、外食を止めていた反動、外出を止めていた反動、旅行を止めていた反動は少なからずやってくる。

  それも異常値的な数値となってやってくる。

それがどのタイミングになるのか。

  おそらく10月ごろからであろうか。

よって、それから今年いっぱいはその反動の下に世の中が推移するのである。

  アフターコロナは来年の新年度から訪れるのではないだろうか。

アフターコロナとは、コロナ禍による反動のその後の平常に戻った後の生活である。

  内食化。

これが本当に定着するのか否か。
そして、内食化に選ばれる店舗と選ばれない店舗とのギャップ。

  これも確実にやってくるであろう。




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2021年8月10日 (火)

数をこなす

皆さん、こんにちは。
 小売業界でコンサルをしている「てっちゃん」です。


どんな職業でもそうであるが、

  数をこなすこと

これがその道のプロに近づく一番の近道ではないだろうか。
当然、当初は座学による学習は必要となろうが、その後は何度も何度も同じことを繰り返して、その技術を習得していくことがどんな世界であろうとも一番重要なポイントとなるのは間違いないことである。

  私も未だにそのことを思い知らされている。

要は、人前で発表するプレゼンというやつである(笑)。

  “あれっ、てっちゃんプレゼン得意では”

確かにやり慣れたテーマにおいては得意であったが、今後はそれを生業としていくわけであるから、「このプレゼンで金になるか否か」という基準で自らのプレゼンを評価しなければならない。

  そう考えると自分のプレゼンの客観的な評価が重要となる。

よって、従来であれば、企業内でのプレゼンに対して客観的な評価を気にすることは無かった。

  十分に通じているハズだ。

そう思い込んでいたし、実際には同じ企業内でのプレゼンに対しては、通じる言葉で表現するわけであるから、企業毎のキーワードなるものが存在する。

  そのキーワードを使う限りは大抵は通じるのである(笑)。

しかし、全く異なるDNAを持つ企業の方を相手にするプレゼンはそうはいかない。

  相手に響くキーワードもまちまちであるからだ。

よって、自分のプレゼンに対しての客観的な評価が非常に気になるのである。

  プレゼンのスピード、内容、キーワード、抑揚、時間等々。

しかしそのような情報を集めても、所詮は自分のプレゼンする内容とその説明、そして経験談等が相手の方の胸にしっかりと入っていくことが前提である。

  そのような部分での慣れがようやくついてきた感じではある。

それはどういうところに自分が感じているかというところであるが、それは心の余裕である。

  プレゼン中の自分が客観的に見えるようになってきた。

自分の今の態度や姿勢、そして言葉の抑揚に対して客観的に自分の様子が見えるようになってきたのである。

  今、感情的に話しているな。
  今、落ち着いて語っているな。
  今、ポイントを二回繰り返したな。

等々、重要なポイントを語るとき、経験談を語るとき、雑談で気分を変える時、最後の締めを取るとき、等々のプレゼンの段階やポイントを語るときの語り口が客観的に見えるようになってきたのである。

  余裕が出てきたのであろう。

スポーツでも仕事でもなんでもそうだが、数をこなすことによって客観的な自分の姿が見えるようになってくるという経験は大きい。

  それは相手が自分を見る姿と同じだからである。

相手の目線で自分が見えるようになる。
非常に重要な部分ではないだろうか。

  お客様目線

それと同様に、自店が見えるようになるのと同じ理屈。

  それが売場最適に繋がっていくのである。





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2021年8月 9日 (月)

競合対策とは

皆さん、こんにちは。
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このブログにおける「競合対策」に関する記事。

  実に166件も検索されている。

ブログのテーマや記事内に「競合対策」が含まれている記事が166つもある、ということである。

  やはりこのブログの大きなテーマであることは間違いない。

先日のプレゼンの中でも、競合対策というテーマのPowerPointを数枚入れ込んだ。

  競合対策をどう進めるか。

それをデータを有効に活用して如何に進めていくか。
それが、競合対策に対して仮説検証していく上で重要なテーマとなっていくであろう。

  競合対策。

いろいろな手法があろうだろう。
そしてそれは、企業によっても違うであろうし、企業のフォーマットを個店の店長が自分流に置き換えて実践している場合も多いであろう。

  また競合店の位置づけによっても異なるであろうか。

私は「競合店」に対する定義は、「一番数値影響度の高いお店」と捉えている。

  自店に一番数値影響度が高い。

それはイコール、対策を打つことで自店の業績を効率よく回復させることが出来る相手、という意味である。

  大きなコストを掛けないと業績回復させられない相手。

それよりも、より少ないコストと対策によって、最大の効果をもたらすことが出来る競争相手。

  それを競合店とみなして対策立案すること。

そう考えると、相手の規模や売上ではなく、より自店に近いお店ということになる。

  “でも隣のお店は相手にならないなぁ~”

そう近隣店舗を甘く見ている方もいるであろう。
よって、競合店をいろいろと拡大解釈してる企業や店長も多いのかもしれない。

  競合店から学ぶ。

そんな視点で考えると、ちょっと遠くても、より集客力がありより豊富な品揃えでより先進的な取り組みをしている店舗を「競合店」としてとらえてしまいがちとなるが、それはあくまでも「学ぶ」お店であり、自店の業績を左右させる競争相手とは異なるのである。

  その選定から始まる競合対策。

そして相手の強み、弱みの把握。
  
  更には自店の強み、弱みの把握。

そこから、どう攻めるか、どう相手を切り崩していくのか、を検討する。

  それが競合対策である。

よって、競合対策の冒頭にデータは存在しないと思っている。
まずは、競合店を選定して、次に競合対策を立案する。

  そして戦術として実施した部分だけをデータで検証するのである。

そして、競合MRも実施している部分だけを詳細にMRして、自店の対策につなげていく。

  競合店も見れば見るほどいろいろな部分が見えてくる。

しかし、競合対策を立案し実践しているのであれば、当面はその部分を詳細に検証し分析し、そして自店の強みとして確立していくことが先決であろう。

  そして相手が一番嫌がることに踏み込む勇気が必要であろうか。

相手が一番嫌がること。

  それは相手の強みに踏み込むこと。

そこに踏み込まれるのが相手は一番嫌がる部分である。
それを店舗一丸となって店舗全員の共通認識として共有すること。

  ここまで行けばある程度の効果が見えてくるものである。





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2021年8月 8日 (日)

彼女はキレイだった

皆さん、こんにちは。
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今日は日曜日。

  芸能ネタの日(笑)。

今日の話題は、ドラマ「彼女はキレイだった」から。

  毎週日曜日の主役であるkazuさんのお気に入りのドラマのハズ(笑)。
  https://www.ktv.jp/kanokire/

原作は韓国でMBC演技大賞10冠に輝き、中国でもリメイクされた大ヒット作品「彼女はキレイだった」。

  それをドラマ名もそっくり頂いての今作である。

そして本日の主役であるkazuさんも、「小芝風花」見たさで録画視聴しているハズのドラマ。
確かに、彼女の笑顔は最高であり、このドラマの役どころも多少天然がかった能天気な部分があるが、常に笑顔を絶やさずにその笑顔が最高にかわいい演技をしているのである。

ストーリーは小学校時代は頭もよく綺麗でちょっとおませな小芝風花と、肥満体系で人見知りでいじめられ役の中島健人が約十年後に同じ事務所の副編集長と総務部役で出会うという設定。

しかし立場は一転して、小芝は冴えないアルバイト然の立場であり、中島はアメリカから雑誌の販売部数を復活させるべくオファーにより帰国したやり手の編集者としての立場となっていた。

  小学校の頃は小芝がリードして学校生活を過ごしていたようだ。

それが全くの逆転した立場となっての再会であり、小芝はそのことをなかなか打ち明けられずにいるという状況。

  このドラマを見ていて思うのは、小学校の頃の男女の関係。

もちろん当方もそのような男女の関係など考えられないほどにウブな存在であったが、逆に女の子の方がませていて、大人ぶった会話をしていたように思うのだ。

男の子は外で元気に遊びまくっていて、常に母親と一緒にいる女子の方が大人目線で人間関係を見ている場合が多かったような気がする。
更には、そんな女子児童だった同級生が成人式などで再開すると、更に別人ではと思えるほどい変貌しているのである。

  “あれ、誰だっけ?”

久しぶりに出会った同級生をなかなか思い出せない、という経験は多くの男性は身に覚えがあるであろう。

  それだけ女子は変貌する。

しかしそれもどちらかというと魅力的に変動するのであって、このドラマのように昔の面影が消えてしまうほどに変貌するのは逆のパターンではないだろうか。

  という設定からのドラマのスタートであった。

しかし第3話ぐらいから、中島が小学校の時に助けてもらった場面等がリバイバルのように目の前に現れる都度に、小芝が近くで再び助けてくれる場面に遭遇するたびに、中島の気持ちが傾いていくというのがここ最近のドラマの流れであろうか。

  そこに二人に関わる男女のもつれが迷走しそうな今後ではあるが。

今期もなかなかのドラマ、コメディ調のドラマが面白い。





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2021年8月 7日 (土)

種蒔きの時期

皆さん、こんにちは。
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種を撒いて刈り取る。

  農家の方の日常であろうか。

そして上記の言葉はよく「例え」としても引用される。

  「自ら撒いた種は自ら刈り取る」

これは自ら欲するものは、自らの手でその種を蒔かねば、その実を得ること(刈り取ること)は出来ないということわざである。
それが現代では、どちらかというと否定的な意味合いで、自ら犯した罪は自ら償うという意味合いで広く広まっているように思う。

  不倫したケツは自分で拭う。

そのような引用の仕方が増えてきているように思えるのは残念な事ではあるが。
いずれにしても、目指す目的に対して、その目的が即達成されるかと言えばそんなことはあり得ないし、それが実現できるのであればそれはその程度の目的でしかなかったのであろうという例えであろうか。

それは商品の販売でも同様であろうし、目的を持ったプロジェクトに対しもそうだろうし、はたまた新規事業の立ち上げに対しても同様であろう。

  特に私自身の場合は今がまさにその時である。

ブログの書き換え、ホームページの作成、そして自らのコンサルの領域の開発と整備。
そして、6月から正式に立ち上げた法人としてのzoom等によるファイブマネジメントのプレゼン等を現在は重ねている段階。

  自社の種蒔きの段階が続く。

種を蒔かないことには、どんなに肥沃な土地でも実は生らない。
そして、蒔いた種の通りにしか実は生らない。

  だから「種」は重要である。

企業も人生もすべては、蒔いた種の通りに実を結ぶものである。

  先ずは、自ら将来実らせたい実や花は何なのか。
  そして、如何に広大な土地に多くの種を蒔くか。
  最後は、どのタイミングで実や花を収穫するか。

蒔いた種が、即成長して即実を生したり花を咲かせたりすることは無い。

  それ相応の育成期間を要するものである。

初めはほとんど成長していないのではないかと思うときもあろう。
しかし、ある時期を過ぎると、目に見えて蒔いた種が成長していくのがわかるようになる。

  手ごたえを感じる時が来るものだ。

自らが打った手であり、新商品の動向であったり、新規プロジェクトの効果であったりの手ごたえを感じる時が必ず来るものである。

  それがどの程度のタイムラグによるものかは不明である。

即実の生る種もあろうし、もしかすると数年を要する種もあるかもしれない。

  しかしある一定のタイムラグの後に必ず実を結び花を咲かせるものである。

そしてそれを信じて育て続ける根気が必要となる。



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2021年8月 6日 (金)

お盆商戦2021

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本日は8月6日(木)。

  いよいよ来週からはお盆商戦となる。

もうすでに、各企業、各店ともそれ相応の準備似て万全を期してのお盆商戦であろうか。

  しかしここに来てのコロナ感染拡大。

一気に過去最高の感染者数を各県とも更新し始めてきた。

  “今年のお盆帰省はどうなるのか?”

非常に曖昧な状況になってきたのは確かであろうか。

  高齢者のワクチン接種の浸透。
  若者のコロナ感染者数の爆発。

この二つの状況が拮抗しているのが現状であろうか。

  田舎では両親がワクチン接種を終えた状況。
  緊急事態宣言下の都会からは移動しにくい。

上記の矛盾する環境が今年のお盆商戦を目前にして一気に広がってしまったのではないだろうか。

  特に帰省を待つ地方は気が気ではない。

お盆商戦とは帰省を待つ地方と人口減の都心とでは真逆の世界となるからである。

  昨年のお盆商戦はその状況が色濃く出た年である。

とはいうものの、地方でも内食傾向は強まったから、家族の帰省はなくとも外出外泊外食も閉ざされたお盆であったため、食品スーパー業界は大きな最小限のダメージで抑えられたが、さて今年はどうであろうか。

  確かにより多くの県で緊急事態宣言やマン防止法が適用。

昨年以上に外食や外泊しにくい環境にあろう。

  そしてオリンピックが閉幕する。

7月後半から8月上旬はオリンピックの開催という解放感とその話題に隠れて、感染爆発という危機意識が緩和されていたが、オリンピック閉幕以降は一気にコロナに話題が集中するであろう。

  再び人の移動がモラルとして問われる時。

上記のタイミングとワクチン接種による感染者の数や重傷者、死亡者の数がどの段階から逆転してくるのか。
そのせめぎ合いの中で、お盆商戦に突入すると思っていたのだが、完全にコロナ感染第5波という大波にさらわれてしまった今年のお盆商戦である。

  よって状況は昨年とほぼ同じ環境。

そうとらえるのが一番妥当なところではないだろうか。
しかし店舗ではそこからが悩みどころとなるであろう。

  今年のお盆商戦はいつから?。
  今年のお盆商戦はいつまで?。
  今年はギフト商材はどうか?。
  今年の果実ギフトはどうか?。
  今年の刺身お造りはどうか?。
  今年の天ぷら商材はどうか?。

日別に時間帯別にどう読み、どう計画し、どう製造販売するのか。

  昨年と同様なのはわかるが更に具体的にどう流れるのか。

ここを詰めなければ現場は動けない。

  そこを直感で言い切る決断が重要なのだ。

今年はアルコールに対する需要は大きく伸びるであろう。
今までの締め付けもあり、昨年以上に帰省した際の飲酒は増加するのではないだろうか。

  それに伴っての惣菜や刺身、生食の需要は増加するのではないか。

更にはお墓詣りは昨年自粛した関係上、今年は多少は増加するであろうし、それに伴う生花や仏花の需要も高まるのではないだろうか。

  それを今年は検証出来ないのが残念ではあるが。


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2021年8月 5日 (木)

ボランティアの強み

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ボランティア。

  無償で対外活動をすること。

無償であるから当然に自分の意志でボランティア活動をするのが基本原則である。

  自分の意志で無償で対外活動をする。

ここに、勤労とか奉仕活動とは異なる、自らの意志という部分が大きなウェイトを占める。

  それではなぜ無償の活動を選択するのか?。

金にならないが他人のためになる。
金にならないが自分のためになる。
金にならないが相応の報酬がある。
金にならないが自らの意志に従う。

  いろいろな意味があるが重要なのは自らの意志であろう。

その意志に従い、目の前の活動によって他者のためになる。他者からの感謝の言葉がある、自らの意志に従うという自己実現からくる達成感がある。

  そのような自らの意志に従うという最高の報酬を得られる。

それが、ボランティア活動をする人間の根源的な自己実現の手法なのであろう。

  そしてそれが結果的に多くの人間から感謝という報酬を頂く。

この他者からの感謝という報酬が、自ら無報酬ながら自らの意志という最高の意思決定によって自らの行動を決定づけることができるという達成感。

  その達成感が、生きる喜びなのだと私は思う。

それ故に、ボランティアが生まれ、そのボランティアで多くの世界が成り立っているのではないだろうか。

  思えばこのブログもボランティアに位置づけられるかもしれない。

このブログは無償で書いて、アップしているのである。

  何の報酬もない。

別の世界では雑誌を書いたり、投稿したり、また出版したりして報酬を得る場合もあろう。
しかし、このブログ自体は誰からも報酬を得ているものではないし、それを期待しているものでもない。

  あるのは読者の方への自らの意志のメッセージ。

書く側からすればボランティアだと言えるのかもしれない。
しかし私はボランティアだとは到底思ってはいない(笑)。

  自らの意志で自らの為に書いている日記。

だから毎日更新できるのであり、そこから何人かの方がコメントを下さり、更に自らの意志が毎日更新の意欲を掻き立て継続しているのである。
そして何より、このブログによって自らの成長を実感でき、実際の仕事にも好影響を与えてきたことは事実である。

  毎日更新のブログ以外にもボランティア的な活動をしている方は多い。

決して報酬は無いものの、ボランティア的にある人物に協力したり意見を述べたり、更には相談に乗ったり。

  だからと言って誰彼構わずボランティアに助けられている訳でも無い。

ボランティア活動から無縁の方もいるであろう。

  要はアイツの為なら無償で協力したい。

やはりどこかで人間は、自らの意志という想いに従って、この人の為に役立ちたい、力になりたい、支援したい、その為に自分の力を発揮したいと願うのであり、それが人間力なのだと思う。

  人間が人間力によって人間から相互支援を分け合う。

それがボランティアという言葉であり、あくまでも自らの意志という最も尊い尊厳すべき自分を大切にした行為なのではないだろうか。

  そしてそれは普段の行動が全てを変えるのである。



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2021年8月 4日 (水)

チームで創造する楽しさ

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先日、ある大学生と話をした。

  今年から大学に入学した学生。

親元から離れて一人暮らし(とは言っても学生寮)。

  「今年はリアルに授業を受けているの?。」

昨年が昨年だっただけに、今年の新入学性の学園生活はどうなのだろうと聞いてみた。

  「基本全てリモートでの授業です。」

相変わらず今年も昨年同様のリモート中心の授業らしい。

  「入学式ぐらいはリアルにやったの?。」

    「そもそも入学式はありませんでした。」

今や、入学式をせず、そして授業は全て(基本的に)リモートでの授業スタイルが当たり前の世界。
おそらく、昨年一年間で培われたノウハウが、今年は入学式の段階から実践されているようだ。

  よって授業内容は通常のリアルな授業レベルと変化はないようだ。

しかし、実際にリアルに大学構内で大勢の学生に混じって受ける講義と違い、学生寮やアパートで単独で受けるリモート授業となるため、同期の学生がどんな仲間がいて、出身とか趣味とか皆でその後の雑談をする時間もなければそんな仲間も作れない状況。

  全く昨年と同様の世界が続いていると言う。

しかし彼はそんな環境の中でも、二つのサークル活動をしていると言う。

  「二つもサークル活動をやっているの?。」

そして、その二つのサークル活動はリアルに集まり、リアルに話し合って活動していると言う。

  サークル活動が唯一の仲間とのコミュニケーションの場。

そして、そのサークル活動とは、創造性の高い活動であると言う。

  チームで一つのものを創造するという活動。

決して体育会系のサークルではないが、逆に社会人の仕事に似て、そのチーム内で一つの目的に向かって知恵を出し合い、創造力を発揮して未知なるものを作り出していくこと。

  話を聞いているとその世界がダイナミックである。

ロケットを飛ばす。
ロケットから着弾させる。
如何に目的近くに着弾させるか。

  そのような目的に向かって、ロケットを作るというチーム。

また、如何に人間が行けない場所へ進出し、ものを持ち帰ってくるかという課題。

  当然クルマの知識やロボットの知識が必要となる。

そしてそれらの組み合わせから、如何に未踏の知へ向かいあるべきものを持ち帰ってくるかという課題。
当然、温度変化に強い物質の製造から始まり、未開の地へ向かう移動技術を養い、そしてあるべき物体を探す探査能力も要する。

  それら全てを一つにまとめたロボットの開発。

そんな開発を競う大会があるという。

  それへ向けての普段からのサークル活動。

それを、どうチームで達成していくか。

  チーム運営能力と創造性が養われる普段からのサークル活動となろう。

そんなチーム運営能力を養いながら日々を暮らす生活。
まるで、我々が未知の販売計画において、仲間と打ち合わせをして売場計画の立案から実際の仕入れ計画、入荷の人員計画、製造計画、そして最終の売り切りを通して、如何に計画数量を売り切るかという最終目的までを全て計画し、立案し、そして製造して、競い合う。

  それら一連の流れをチーム活動にて実践する。

それが、普段のサークル活動に凝縮されているのではないだろうか。

  “これは人生に大いに役立つなぁ〜”

単に仲間とワイワイガヤガヤやるのが目的ではなく、しっかりした目的を持って目標を立て、それを無の状態から構築していくという創造力。

  その創造力こそが仕事の楽しさなのである。

学生時代からそのような行動をとってきた人間ならば、社会人になっても同様の思考回路で全ての目的に取り組めるような体質が出来上がるのではないだろうか。
それは学生に限らず子供の頃からの生活スタイルに入れなければならないものなのかもしれない。



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2021年8月 3日 (火)

地方スーパーの強み

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自社の強み。

  その強みがあるからこそ今の企業が存在しているのである。

そしてその強みを拡大し、ドミナンス出店によってより有効に地域における存在価値を顧客に認知させながら販売力を高めてきたのである。

  それがなければいずれ競合という存在に駆逐されていく。

その歴史があっての現在の姿なのであろう。
かってはその地域に存在するだけで存在価値があり、地域の食文化、食生活を担っていたスーパーマーケットという存在も、各企業の出店攻勢により自店の商圏を縮める結果となってきており、いずれ利益の出せない店舗においては閉店を余儀なくされていく時代。

  全ては自店の強みが不透明になってしまったことが原因であろうか。

そんな中で、地方の中小スーパーの強みをどこに見出せばいいのであろうか?。

  従来であれば地域の食文化を担うのが食品スーパーであった。

しかし徐々に地域毎に異なる食文化を有していた食事や食卓、歳時記毎の独特のメニューが薄れていき、情報の拡散により食文化が薄れていく昨今において、地方の中小スーパーが発揮できる強みとは存在するのであろうか。

  たくさんあるだろう。

しかし、それは発掘すべきものであり、自らがその強みを見出し、育成し、そしてその強みの波に乗ることである。

  例えば歴史という強み。

そこから確立された信頼であり安心という部分であろうか。

  “あのスーパーの刺身だからブリが美味しい”
  “あのスーパーだから年末にこの商品がある”
  “あのスーパーの挽肉だから肉汁が美味しい”

等々、従来からの商品の原料に変動がなければ相変わらずのファンは多い。

  その強みを今後どう活かしていくか。

更には、地域に根ざした歴史あるスーパー故の顧客との関係。

  長年のお付き合いのレジ担当者との関係。

そのレジ担当者との会話をしたくて来店するお客様も意外に多いと思われる。

  “あのレジの従業員と会話がしたくて買い物に行く”
  “あのレジの子は接客がいいので通るだけで嬉しい”
  “午前中の空いている時はいつもあのレジにならぶ”

等々、レジとの関係性においての単なる会話なのであるが、それが一日の日課として欠かせない時間となっている高齢の方は多い。

  特に午前中の空いた時間であれば相手も時間を割いて会話に乗ってくれる。

それは、そのレジがしっかりと集客力を持っているということでもある。

  そんなレジ担当者を如何に育て強みとして発揮させるか。

それが、強みを発掘するということである。
どんな地域の中小スーパーにおいてもこのような強みを持つ部分は必ずあるものである。
そして、どんな些細な部分、些細な状態であってもそこを発掘して、強みと認定して育てていけるかどうか。

  逆に言うとそう言う部分を潰してはいけないのである。

それを人間関係の中でいつしか抹消されてしまっているのも事実であろうし、マニュアルという名の下に個人の強みの可能性を平坦に潰してしまっているのも事実であろう。

  強みを発揮することの効率性。

そのほうが、皆同じような接客マニュアルの言葉で縛るよりもはるかに効率よく強みを発揮できるのであり、はるかに強みとしてお客様に認識されるのである。

  そんな強みを如何に多く発掘していくか。

そんな発掘競争が問われているのかもしれない。



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2021年8月 2日 (月)

オリンピック柔道に想う

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東京オリンピック。

  メダルラッシュが著しい。

嬉しいことである。

  金メダル数も過去最多タイを記録している。

今回のオリンピック(まだ終わっていないが)、で獲得した金メダル数は、過去最多の前回東京オリンピック大会やアテネ大会を抜いて現在1位となっている。

  その中心的な底上げの原動力は柔道であろう。

日本の国技は相撲であるが、オリンピックにおいて日本が誇る国技的な種目は柔道であろうか。
それは、過去からのオリンピックにおいても、日本のメダル獲得数は他国を圧倒している。

  日本 〜 200個台
  韓国 〜   70個台
  フランス〜  60個台
  ドイツ〜     60個台

上記数値を見ても、日本の柔道に対するメダル獲得数は他国を圧倒する。

  オリンピックにおいては日本の国技と称してもおかしくはない。

しかし、最近の柔道の国際試合や国内試合を見ていると、以前とは比べ物にならないくらいに変化してきたなぁ〜と思う。

  組み手争い。

以前から組み手争いはあったが、それもせいぜい10秒から20秒の世界で、その後はお互いがしっかりと組んでその後の投げ技を競う競技だと思っていた。

  しかし今回の柔道を見てそのイメージがガラッと変わった。

組み手争いがボクシングのジャブの出し合いのようなイメージとなってきたのである。
自分の得意とする組み手を如何に相手よりも早く取得して、より優位に試合を制することができるかが大きなポイントになっているにであろう。

  確かに組み手を取った後の日本選手の技は早い。

だから相手も日本人との戦いにおいては、尚更組み手をという意識を持つのであろうか。
如何に、ジャブを出すように手を出して相手の柔道着を掴み、更にもう一方の手でしっかりと相手を掴むか。

  それが早いか遅いか。

それが試合時間を決めているような気配もある。

  その中でも異彩を発揮したのは女子78キロ級の濱田。

彼女の得意技は寝技。

  世界一の寝技と称されるほど得意とする。

そして今大会は、その謂れ通りにほとんどを寝技と絞め技の一本勝ちで決勝まで勝利してきたのである。

  まだにブルーオーシャンの世界(笑)。

確かに、柔道においての寝技は地味であり、その寝技を得意とするのは基本ではないのかもしれない。
しかし、彼女が相手を倒し(縺れ合って倒れた場合も多い)、その後にいつの間にか自分が得意とする寝技に持ち込み相手を固めてしまう一連の動きは見事であった。

  “寝技の磨き込みで日本柔道は更に不動の地位を獲得できるのでは”

そう思わせるほどの安定感のある勝利を積み重ねていく「寝技」というスタイル。
その以前の、70キロ級の勝者である新井選手も壮絶な締め技で準決勝を勝ち上がったが、寝技、締め技は外国選手達の腕力を一気に喪失させてしまうほどの魔力を持つ技であることを、今回のオリンピックで知ったのである。



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2021年8月 1日 (日)

元乃木坂の活躍

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今日は日曜日。

  芸能ネタの日(笑)。

二週間ぶりの芸能ネタ。

  当然乃木坂の活躍であろうか(笑)。

乃木坂46の活躍もさることながら、乃木坂の現役を引退した元乃木坂メンバー達も今期は大活躍である。

  毎週火曜夜10時   プロミスシンデレラ出演の 「松村沙友理」。
  毎週火曜夜25時28分 サレタガワのブルー出演の 「堀未央奈」。
  毎週水曜夜10時   ハコズメ戦う交番女子出演の「西野七瀬」。
  毎週木曜夜12時30分 お耳に合いましたら出演の 「伊藤万理華」。
  毎週日曜日9時    青天を衝けに出演の    「深川麻衣」。

等と続いている。

  そして毎週金曜夜11時15分 漂着者に出演の「白石麻衣」。

      前代未聞!?主人公は正体不明!
   人々を狂信させていくことになる謎の漂着者
     彼の周りで連続する不可解な事件
    SNS時代の栄光と闇…展開は予測不能!!
      衝撃的なドラマの新機軸!
   この夏、誰も見たことのない物語が開幕

上記のような番宣がこのドラマのホームページを飾る。
そして第一話を見たが、本当に引き込まれていくドラマのストーリーである。

斎藤工という得体の知れない漂着者が、新潟の海にあがる。
そして、それを発見した女子高生達のSNSでのアップ、それと入院した病院で描いた絵画。

  これがその後の色々な事件に結果的な予告としてアップされていく。

それが、この時代に世間にあっという間に広まり、彼(斎藤工)が得体の知れない予告者として話題となり、彼を取材する役としての白石麻衣が刑事らとどう絡んでいくのかが面白そうなドラマである。

  第一話から驚きの展開である。

なんと、第一話の最後に斎藤工が自殺を図る場面で終わるのである。

  第一はで自殺を図るのだからまだ死なないであろう。

ことは理解できるのであるが、何故自殺を図るのか?、そして謎の宗教団体のような仲間達とは?。

  そんな想像を掻き立てるドラマである。

そしてこのドラマに登場する元乃木坂のエース「白石麻衣」。

  シリアスな役どころをいい演技で表現している。

流石は元乃木坂のエースであり、乃木坂を精神面で牽引してきたその求心力が演技に反映されていると言っていいだろう。

  何故これだけのメンバーが卒業後も活躍しているのか。

一人一人の強みの発掘であろう。

  メンバー一人一人を大切に強みを発揮させようとするスタンス。

この時代、履いて捨てるほどのメンバー入れ替えは確かに贅沢な手法であるが、乃木坂というグループを強い組織にしようとすれば、大きさを競う時代ではない。

  強さや固さが求められる時代。

その為には、乃木坂という組織をいかにしたら強く、固く一個のアイドルチームとして維持できるのか。

  それはファイブマネジメントのテーマである「一人一人の環境整備」。

そこに向かわない限り、アイドルチームと言えども、いずれ大企業病に犯されていくのではないだろうか。
  


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